マジックのお小言


第196回1月23日(月)
誰も言ってやしない、思ってもいないことを苦にするのは無意味である。

続きということで「メルカディアン・マスクス」の緑だ。

ツッコミの雨霰を回避しつつ書く。正直すまないという思いもある。

このセットで最もよく使ったのは多分「土地守」(MM)。
1マナ1/1のアンコモンで、緑(1)で自分の墓地にある基本地形を1枚手札に戻せる。
1マナ1/1なのでわりとすんなりデッキに入るし、能力も起動がやや重いがタップを必要としないので、個人的に好きだった。

このセットには「ゴブリンの大守、スクイー」(MM)というジョーカーみたいなカードがあるのでこのテのカードは影が薄いが。

基本地形を戻せても、と思う人がいるかもしれないが、
このセットには「スペルシェイパー」という機能があり、相乗効果が高かったのだ。
緑なので相手ターンでマナが余ったときなど「砕土」(IN)などの追加コストで墓地へ行った土地を回収したりした。

同時に使ったのが「自然発生」(MM)。
緑(3)のソーサリーで、手札1枚につき1/1の苗木トークン1個を出す。
緑の速攻系などでは4マナ払える頃には手札は少なくなっているが、そこで「土地守」だ(
そうか?)。
相手ターン字に3枚ほど回収して、次ターンに使おう。あら不思議、たくさんの1/1トークンが。「戦闘飛翔艇隊」(MM)のエサにしようじゃないか。

間違いなくそんなデッキは弱い気がするが

「踏み荒らし」(OD)でいいだろうというツッコミはナシだ。

「自然発生」は青緑のコントロール・デッキで使った気がする。
青緑デッキというと異質な感じがするが、緑は有効色より敵対色と組んだほうが強いイメージ。
この頃は黒緑の2色で「殺し」(MM)と「ブラストダーム」(NE)を核とした「スナフトダーム」というデッキ・タイプが局地的に流行ったし。

というかまあ、「ブラストダーム」単体の強さが常軌を逸していただけだが。

あと大好きだった「狩り立てられたウンパス」(MM)。
能力を持たない6/6だが、コストが緑(3)の4マナ。もちろん強烈なリスクも伴っている。
それが「狩り立てられたウンパスが場に出たとき、他の各プレイヤーはその手札のクリーチャー・カードを場に出しても良い」、だ。

1度「高潮のクラーケン」(MM)を出されてひっくり返った覚えがある(゚Д゚)

これ4枚と「波止場の用心棒」(MM)4枚でデッキを組んだ覚えがあるな。
だいたいウンパスに「樫の力」(9E)で一発だったんだが。とにかく相手の驚いた顔を見るのが好きだった。
ちなみにこのカードをプレイするときは「ウンパス、ウンパス♪」と踊りながらプレイするのが定めだ(
)。その瞬間両手首が後ろに回りそうだが。

あと「生き返り」(MM)は普通に強かったしよく使った。
「集団潜在意識」(MM)もやたら重いが大好きだったし、「ぶどう棚」(MM)も思い入れが強い。
「食物連鎖」(MM)と「猟獣保護区」(MM)の意味不明エンチャント2枚はどうにかしてこれらをキーにしたデッキを作ろうと悩んでいた時期がある。

もちろん腰が抜けるほど弱かったが。

もうしない。

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第195回8月2日(火)
夢というものは口にすると霧散する。

この放置っぷりはどうなのかと思う。

さて、いつのまにか発売されていた「第9版」。
結局「第8版」なんて数パックしか買わなかったな。しかし2年は早い。
いつも思うが、新セットを発売するのはいいがサイクルが早すぎる気がする。こんなゲーム他に無いぞ。

2年というサイクルも3年くらいでいいのではないか。
間違いなく下火になってきている原因は金銭面と人的なものだと思うが、
どちらかというと前者のほうが比率は大きいだろう。そういう場へ行けば同好の友は必ずいるのだから。

まあ愚痴っても仕方が無い。

というわけで「第9版」だ。なかなか面白そうな取捨選別じゃないか。
やっぱり収録されなかった「暗黒の儀式」(MM)は残念だが、まあこのカードはバランス壊すしなぁ。
どうも最近のセットはマナ・シフトを重い方へかなり露骨に動かしてきているので、余計にこういうカードの出番はないだろうなぁ。

しかし。

「!?」というカードが多いのも興味深い。

まずは記憶に新しい「心の傷跡」(9E)。
対象のプレーヤーのライブラリーを半分にする超・豪快カード。
打っても打たれても爆笑するこういった大味なカードは大好きだ。実にアホで(
何だと)。

さらに目を疑った「新緑の魔力」(9E)。
8マナでただの7/7ならバカ確定なのだが、これは実に驚異的な能力を持つ。
「各プレイヤーのアップキープの開始時に、緑の1/1苗木クリーチャー・トークンを1体、あなたのコントロールの下で場に出す」

あら不思議、2ターン生き延びれば1/1とはいえ4体のクリーチャーがタダで!

某首相の「自治体に1億円あげる!」並みに大盤振る舞いだ。死んで欲しい。

数ターン後に「ガイアの揺籃の地」(US)を打つと面白いことになる。

あと地味に「流砂」(9E)が復活したのは嬉しい。
青単などでは相手が序盤に出したウィニー・クリーチャーに押し切られることが珍しくないので、
こういうユーティリティな土地はすごく心強かった。−1/−2の修正があればほとんどのウィニーは除去できるし、無色ながらもマナが出る優良カード。

なに?1ターン目に出た「ファイレクシアの虐殺者」(UD)はどうすればいい、だって?

対戦相手を虐殺すればいいよ逮捕)。

もしくは素直に「黒の防御円」(9E)。相手はむせび泣くはず。

あとそれぞれのライフがコントロールするクリーチャーの数と同等になる「生命の律動」(9E)。

牧場主命名「アホカード」が「第9版」で復活した。選んだ人間はビンタの1〜2発喰らっても文句言えないと思う。

あー、マジックやりてぇ。

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第194回6月25日(土)
美しさは正義ではない。正義とは美しいものではあるけれど。

やあみんな。ここのことは忘れてなかったかい?

むしろ忘れてくれ!!

なんだかんだでそろそろ200回だ。
我ながら凄いというかこのアグレッシヴ暇人め!というか。
でもって実はさっきまで、過去の更新分で回数がオカシいところを直していた。

それだけで1時間弱かかった・・・

さて、一応シリーズとして認知されているようなので、続きを書こう。
えーっと、前回が「メルカディアン・マスクス」の黒だったので、色の順で行くと次は赤か。

カードのリストを眺めたが、ほとんど使った記憶がない。
この辺のセットはカードの総量としては最も買った時期なんだが、印象が非常に薄い。
例えば黒は良く使った。「強行軍」(MM)や「デルレイッチ」(MM)、「暴露」(MM)に「のたうつウンパス」(MM)とか。

ただ赤はなぁ。白もあんまり使わなかったけど、このセットの赤は本当に印象が薄い。

例えばこのセット最強のカードであろう「ゴブリンの大守スクイー」(MM)。
ほとんどイカサマくさい異様なカードだが、これは「赤いから使う」ではなく、「ただ赤かった」カードに過ぎない。

キャスト・コストは赤(2)でただの1/1。しかもレジェンド。
とはいえこいつが場に出て戦うということは、何かのマゾ・プレイか、ただのバカか。

「あなたのアップキープの開始時、ゴブリンの大守スクイーがあなたの墓地にある場合には、あなたはこれをあなたの手札に戻してもよい」

戻してもよいも泥酔もない)。

これはつまり、毎ターンドローに+1枚と同義だ。
このセットにはスペルシェイパーという、タップ+マナ+手札1枚が起動コストという能力があった。
例えば「名うての暗殺者」(MM)は4マナ2/2であるが、タップして黒(2)を払い、手札からカードを1枚捨てると、「闇への追放」(8E)が起きる。

このスクイーがいると、毎ターン「闇への追放」が打ち放題になる。
「地震の魔道士」(MM)は「石の雨」(8E)、「超越者」(MM)は「命令の光」(5E)だ。
スペルシェイパーの能力は「手札1枚を捨てる」というコストでトレード・オフがなされているのだが、何だこれ。

後の「プロフェシー」というセットにはもっと凶悪な効果を発揮するレジェンドのスペルシェイパーがいるが、彼らは手札2枚を要求する。

スクイーが2枚あれば、マナ・コストとタップだけでいい。
「獅子将マギータ」(PR)とスクイー2枚あれば、毎ターン「神の怒り」(8E)が打てる。
スクイー自身はレジェンドだが、間違っても場に出ることはないため、レジェンド・ルールが適用されることはない。

このカードをデザインした人間は頭の中がグランギニョルっていたに違いない

何かでこのカードが禁止カードか制限カードかになったと見たが、こんなの出ですぐに禁止にしろよ。

この生き物のおかげでこのセットの赤は終わってもいいが、
「双頭のドラゴン」(MM)だけは良質クリーチャーなので紹介しておこうと思う。
ドラゴンなだけあって重くて強く、赤赤(4)で4/4飛行、赤(1)で+2/+0というアパンプ・アップ付き。
さらにこのドラゴンは2体以上でなければブロックできず、逆に2体までブロックすることが出来る。ブロックなんてしないけど。

この6マナというキャスト・コストが適度なバランス。
墓地から吊り上げるならもっと強いクリーチャーが山ほどいるし、
6マナというのは構築戦において、もちろん重いが、払えないコストではない。
そして7マナだとこの能力で生出しする気にはならないし、5マナだといくらなんでも軽すぎる。
赤単などではマナ・カーブのバランスから入らないし、色マナ2つを要する以上赤がメインでなければ使いづらい。

うん、非常に洗練されたカード・バランスだ。秀逸とすら思う。
2体以上でなければブロックされず、さらに+2/+0のパンプ・アップもあって強い。
ただしタフネスが4なのでブロックする気もうせるほど異様なパワー/タフネスでもない。むしろやや脆い。

他のドラゴンに比べてインパクトがあったとは言いづらいが、非常に優れたカードであると思う。

んー、あとは「泥棒の競り」(MM)くらいか。

説明するの面倒なので各自勝手に調べるように(横暴)。

とりあえず、「よし、投了しろ。しないなら、こちらが投了」というカード(意味解りません)。

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