マジックのお小言
第106回11月9(土)
冷たいな。・・・でも、ありがたい。
マジックのお小言へようこそ。
忘れられている率2,000%な気もするが(それは確率とは言いません)、
当牧場における「Magic;The Gathering」推奨期間は開催中である。「何ソレ?」とか言うな。
第3回目なのだが、お気づきのように背景を日記のものと同じくしてみた。
ゲーム日記のほうにも同じ事を書いたが、まあ、ブルーに染まれ。ただし牧場主以外。とかそういうことだ(?)。
第3回目。
前回は「マジックをするなら身近にいるプレイヤーを懐柔しろ(違)」というテーマだったその続き。
いない場合はどうするのか。
もしくは人に頼るのは避けたいとかそういう場合も。
それでも探せ、もしくは泣きつけが結論なのだが、
まあ強行してその線で話を進めていってみたい。すでに大丈夫でない気もするが。
牧場主がそうだ。
前述したが、某誌の某連載がキッカケで手を出してみたのだが、
そもそも対戦相手のいないTCGはひたすら惨め。ふと我にかえると頬を伝う一筋の涙。
ああダメだ!
やっぱり誰か探せ。カード屋に行けば無駄にいる(暴言)。
・・・なんだ。それでも君は無謀にも独りで道を拓いていくというのか。
それもいい。そういう人間こそがマジックの未来を担う貴重な人材となっていくのだ・・・!
なわけあるか。
次回は「カードの買い方」をお届けする。予定。
第107回11月16(土)
確かに顔つきが変わってる。見えないから解んないんだよ。見える人には、解るんだよ。
さあここまで読んで興味は出ましたか?
マジック関係のお友達は出来ましたか?そうですか、それは素晴らしい。
なわけあるか。
まったくもって意義が瓦解してきているという噂のマジック推奨期間。
飽きたと言い残して強行的に普段のバカっ話に戻してもいいのだが、癪だ(テメェのせいです)。
さて4回目となる今回はカードの買い、である。
カードの入手先は大きく分けて店舗と友人、そしてネット・オークションに分けられる。
まずは店舗から。
これも直接来店するかネットや電話、FAXでの通販に分けられるのだが、まずは来店のみに絞りたい。
マジックをはじめるにあたって、何から買えばいいのかという必然とした問いに、デフォルトとして用意されている答えがある。
スターター・キットと呼ばれる商品だ。
中には30枚程度(よく覚えていない)のデッキ2種類と専用マット、あと細々した用品に説明書、そしてCD−ROMが付属していたと思う。
デッキはランダムではなく意図的にカードの順番が仕組まれていて、
実際のプレイと説明書が連動した形になっている。なるほどよく出来ている。
説明書通りに進んでいくと決められたカードを引き、それをどのタイミングでどう使うのかまで説明してくれる。
損はないと思う。本気で取り組みたいのなら、必購入といってもいいかもしれない。
だが、個人的には必要無いとも思う。特にCD−ROM。
もちろん最低限のルールを覚えるのは当たり前の話だが、
それならちゃんとしたガイドブックを購入した方がいいと思うし(後々まで役に立つ)、
そもそも1人で慣れ親しめるようなカード・ゲームではない。前述したが必ず「誰かと」はじめる方が良いに決まっているのだ。
それなら、スターター・キットを買うより、その友人と折半してガイドブックを購入し、
残りをカードに充てるほうがお得な感じがするのだ。あくまで個人的に、だが。
もし相手がルールに詳しい人物なら余計に必要無い。
まあその人物の性格に依存するところが大きいが、まあ、それはそれで自分の運のなさという事で諦めよう。
ちなみに牧場主なら・・・。
ああ、また1人友人が去っていく・・・。
ゴホン、なんでもない(?)。
続きは次回。何が何だか解んなくなってきた(サイテーです)。
第108回1月31(土)
外交、だってさ、あれで。あれは泥遊びというんだよ。
あけましておめでとう(なんだと)。
あまりこのことに突っ込まない事が大人の領分だということで1つ。
発売されましたよ、「レギオン」。
正確には「「オンスロート」すら一切使った事ないのに早速次ですか「レギオン」さん」だ。
記念すべき1パック目。
今回はほぼ前知識がないのでコモンすら新鮮に感じる。
しかし・・・本当に生き物ばかりなんだ・・・。「レギオン」のみの限定戦とかつまんなさそうな気がする。
レア第1号は「皇帝ヘルカイト」(LG)。
7マナ6/6飛行は立派だがいかんせん7マナは現実的ではないか。
変異で誤魔化せるけど今度は8マナ。とりあえず3マナ2/2にしても気の長い話だ。
その変異から8マナかけて正体を現すと、ライブラリーからドラゴン・カードをサーチし、手札へ。
場に直接の間違いじゃないのか。
6/6飛行が表向いて手札にもう1枚のドラゴン?要らねぇ。
珍しくイラストがカッコイイだけに無念だ。シングル屋では¥300程度でドナドナされると見た。
ああ、でもクリーチャー戦全開になって8マナでも多少は現実味があるのだろうか。多少は。
今後はもう少し更新率をあげていきたい所存。
「cardlist」の存在は出来るだけ忘れるように。ひっそりと忘れるように。
第109回2月24(月)
破滅という言葉の意味を実感する事は出来ない。死も同様だ。
なんだー、いつもここは久しぶりになってしまうナー。
ネタがないのだよ。カードは買っても対戦しないし。一体どうしろと!?(逆ギレ)。
というわけで何かネタを提供するといいよ(他力)。
むしろ何かネタを提供しやがれこの「@☆%*¢」!!(放送禁止)。
うそですごめんなさい。
「cardlist」はコソコソと書いてたりするんだが、
よくよく考えてみると鶴田氏の公式ハンドブック持ってたら無用の長物だし、イマイチ書く気が起きない。
1日1個、勝手にカードを考案しようかと思ったが、イタいので躊躇。
昔のデッキでも取り上げてあれこれ言ってみようかとも思ったが、「GAMEぎゃざ」誌でやってること。
あー、ネタがないぞゴルァ!(逆ギレ)。
第110回4月14(月)
祈るだけでは、想うだけではダメなんだ。目に見えた成果が必要なんだ、ヒトの関係というものは。
やっと、と言おうかついに、と言おうか、
「デュエルファイター刃」(中村哲也、ホビージャパン)が終わった。
「GAMEぎゃざ」誌での連載終了からほとんど間をおかず発売された最終巻である7巻。今回のネタはこれだ。
当初から「GAMEぎゃざ」誌、その前身である「R.P.Gマガジン」誌の主砲であった(個人的に)。
なにせマジックをコミック化するという無謀極まりない試みであるが、そしてそれは成功していたと思う。ただし当初は、という注釈はいるが。
当初は本当にちゃんと、忠実にマジックをしていた。
各キャラにそれぞれ各色を担当させ、読みやすさ、解りやすさを思うと立派だったと思う。
当初からアーシュラがああいった状態であったため、この終盤がある程度目測に入っていたと思うのだが、
しかしそれにしても6〜7巻では「・・・あれ、これってマジックのコミックじゃなかったけ?」と表紙を見返すことがしばしば。
言ってしまえば、マジックが続く以上この作品も続ける事が出来たのだろうが、ここへ来ての終了というのはやはり残念な感は否めない。
この終わり方にも賛否あろうが、個人的には無難に、かなり無茶だがブツ切りにならなかっただけ良いと思う。
どこかでケリをつけなければならないなら、やはりこの「皇帝杯」云々のところしかなかったんだろな。これ以降は冗長にもなりかねないし。
この作品を先達として以降も何某かのマジックの作品が出て欲しいと思う。
ややもして人気も下火になっているところだ。こういった側面から火をつける事も重要だし、可能だとも思う。
でも、本当終盤はマジックなんて出番無かったね。
第111回5月10(土)
終わり方だけを気にしていたあの頃とは違うんだ。
今年に入って4回目の更新。
つまるところ1ヶ月に1回も更新していないここに来場者様のニーズはあるのか。そこが問題だ。
今日、「GAMEぎゃざ」を2〜3冊まとめて読んだ。
この雑誌に限らず、基本的に雑誌を買ってすぐ読むという方が稀なのだが、
しかしこの雑誌は気付くと数冊、下手すると半年くらい放置されかねないので注意が必要だ。
その原因は、基本的に「面白くない」というところにあるような気がしなくもないが。
デュエリストとしてはプロかもしれんが、ライターとしては「カンベンしてください」ってのが多過ぎ。
さて、昨日発売したかと思えば今月にもう新エキスパンションだ(夢想ですか)。
その名も「スカージ」。このあいだ業者のセールスがあるまで発売自体知らなかった牧場主に幸あれ。
あるかバカ(テメェ・ツッコミ)。
購入はいくつか諸事情があり6月末。
どうせ発売後1ヶ月くらいやんないもん(ヤサグレ)。
そろそろマジックしなくなって1年近くなる気がする。半年は過ぎた。自慢になるか。
未だに開けられていない「レギオン」2ボックスがそれを証明する(?)。
近場の大会に出よう、と意気込んで久しいが、実行率は0%。一体どうしたいのか。
大会。
さて、牧場主が満足に出来るレギュレーションは何だろう。
まずロチェスター、ブースターを問わず限定戦は無理。
無理というより、真剣にやったことないのでイマイチよく解っていない。
どういうカードが強いか、とか、その程度ならある程度だが解るんだが・・・。
では構築戦。だがここで問題が。
牧場主はメタ・ゲームを全く気にしない。
「人に構ってられるか。自分の好きなデッキ(高確率で1発コンボ系)でいざ尋常に・・・」
敗 北。
というわけで出ないんですな。
いや、ここを更新する時はマジック熱が高いときなんですが。実わ。
第112回5月11(日)
周りからはコメディでも、本人達にとってはそうではなかっただけ。
今、「とりあえず何でもいいからデッキ作ってきて」なんて言われたら何を作るだろう。
もちろん最低限の禁止カードなんかは常念に則るとして、やっぱりメタ・ゲームなんて考えない。
導き出された答えは「MoMA」。
導き出された答えは「プロスペラス・ブルーム」。
「ミラージュ」ブロックの頃に局地的に流行った一撃必殺デッキだ。
ちなみに「ミラージュ」という言葉自体がもうとても古臭い。
なんというか、野球でいうなら「球が止まって見える!」とかそんな感じ(どんな感じだよ)。
え、今が「オンスロート」ブロックだろ。
その2弾目の「レギオン」が最新で、今月には第3弾目「スカージ」が出る。
その前が「オデッセイ」ブロックで、2弾目が「トーメント」、3弾目が「ジャッジメント」だな。
「スカージ」
↓
「レギオン」
↓
「オンスロート」
↓
「ジャッジメント」
↓
「トーメント」
↓
「オデッセイ」
↓
「アポカリプス」
↓
「プレーンシフト」
↓
「インベイション」
↓
「プロフェシー」
↓
「ネメシス」
↓
「メルカディアン・マスクス」
↓
「ウルザズ・ディスティニー」
↓
「ウルザズ・レガシー」
↓
「ウルザズ・サーガ」
↓
「エクソダス」
↓
「ストロング・ホールド」
↓
「テンペスト」
↓
「ウェザーライト」
↓
「ヴィジョンズ」
↓
「ミラージュ」
かな。「ミラージュ」から日本語版が発売されたので、
日本で馴染み深いのは「ミラージュ」、そして「第4版」からだろうか。
すまん、書いてて気持ち悪くなってきた。
マジに車くらい買えるだろう。投資してきた金額を考えると。
牧場主はちょうど「ミラージュ」と「第4版」からなのでこの系譜をずっと買い続けている。
「テンペスト」以降は基本的にボックスで。一番買い込んだのが「マスクス」ブロックかな。多分。
で、なんだっけな。ああ、「プロスペラス・ブルーム」ね。
・・・。
なんかもうどうでもよくなってきた(コラ)。
また今度。
第113回5月12(月)
自分を知りたいと思うのは悪い事ではない。だが、自分を知ろうとしないのは悪い事だ。
きゃあぁぁぁ!
何という更新頻度!?(黙れ)。
というわけで趣旨変えをする。
何が「というわけ」なのかにツッコまないのが大人だ、同志よ。
むしろ今更「プロスペラス・ブルーム」について書いてどうする、という驚愕的な事実に思い至ったからだ。
では昔を懐古するコーナー。第1回目は「ミラージュ」。
その前の「アライアンス」とか「アイスエイジ」、「フォーリン・エンパイア」などはナチュラルにシカトする。
「ミラージュ」。
「ミラージュ」ブロック第1弾であり、記念すべきエキスパンションでの初・日本語版発売のセット。
まず語らねばならないのが「フェイジング」という能力だろう。
ちなみに牧場主は「フェイジング」といえばワニを思い起こす。こういう人多いと思う。
どういう能力か。すまん、詳しく理詰めで説明できない(待ちなさい)。つまりは、こういうことだ。
パワー/タフネスの割りにプレイ・コストが安いクリーチャー。
だが彼らは2ターンに1度どこか(ゲーム外)へ旅立つ!そして2ターンに1度舞い戻る!
という能力だ(怒られるぞ)。
ワニというのは「砂州のクロコダイル」(MI)のことだ。
青(4)の5マナで6/5。そしてフェイジングを持っている。
素直に5マナ6/5というのは強すぎる。緑ならそうでもないが、青である。
しかし彼は2ターンに1度、どこかへ行ってしまって戦力として数える事が出来ない。
牧場主は「フェイジング」を「地の巫女かよ!?」と呼ぶ事にしている。
実に病的なので誰も真似をするな。というよりは解らん、普通。
まあ「フェイジング」などどうでもいいとして(ひどい)、
第1回目である今回は「ミラージュ」の白で好きなカード、というところで進めたい。
思い入れがあるのは「ラシーダ・スケイルベイン」(MI)「聖なるメサ」(MI)だろうか。
白(2)のエンチャント(場)で、
毎ターンペガサス1体を生け贄に捧げるのが維持コスト。
そして白(1)のたった2マナで、1/1で飛行を持つペガサス・トークンをゲット。
キャストに3マナなので維持できないわけが無い。これを核にしたパーミッションが好きだった。
「繁茂」(7E)を利用して無限大のペガサスを生み出すコンボもあったなぁ。
でかこれは「デュエル・ファイター刃」でやってたけど。あの頃はちゃんとマジックのコミックだったのに(号泣)。
ああ、そういえば「側面攻撃」というのもあった。
それは次回に。
第114回5月13(火)
残りの時間など誰にも計れない。ただの楽観的な憶測に過ぎないのだ。
まあそろそろマジック熱も収まるだろう(コラ)。
2回目は「ミラージュ」の青。
まずは「政略」(MI)。
青(2)のソーサリーで、自分のコントロールする土地1つと、相手の土地1つを選び、交換。
何をするってそりゃ「知られざる楽園」(VI)を差し上げてウッハウハとか、とても嫌な性格をしていた牧場主。
「知られざる楽園」とは特殊地形。
好きな色マナが出るが、ターン開始時にオーナーの手札に戻ってくる。
コントロールするのは相手だがオーナーはこちらだ。「政略」で得た土地は返さなくていい。
だが問題が。
カード1枚使って土地に2つの差をつけてもどうってことない点だ。
それに気付いた後はダメレアの烙印を押され永き眠りについた。今でも思うがどこがレアだ。
あとは「雲散霧消」(MI)が懐かしいな。青青(1)の無条件カウンター呪文。
「対抗呪文」(7E)より優れているのは、打ち消したカードは墓地ではなくリムーヴする点。
フラッシュバックなどが横行する現状なら引っ張りダコだろうに。そうでなくても3マナ無条件カウンターだけでも優秀だ。
あ、「側面攻撃」か。忘れてたな。
リスト眺めてたんだが、他にも「バンド」とか「エンチャント(ワールド)」とか、「累加アップキープ」とか・・・。
もう、どうでもいいじゃん(投げやり)。
第115回5月14(水)
あんな中にいたから、今が冷たいと思うんだ。
3回目は「ミラージュ」の黒。
となればもちろんマジック史上最も思い入れの深い彼のカードだ。
「終末を招く者ショークー」(MI)。
黒黒(5)の7マナで5/5飛行クリーチャー。
自分でも相手でも他にクリーチャーがいたら攻撃できない困ったさん。
しかもこの方をコントロールしている間は自動的に1ターンに3点のライフ・ロス。
しかし、タップすることで対象のクリーチャー1体を取り除き、+1/+1カウンターを置く事が出来る。
総じて見て、死ぬほど使えない。
相手が「対立」(7E)デッキなら光より速く投了。
相手が「カウンター・ポスト」系でもターン開始直後に「ごめんなさい」。
つまりアホだ(暴言)。
その他には「夜のスピリット」(MI)かな。
黒黒黒(6)という意味不明のキャスト・コストでまずは6/5。
そして飛行、プロテクション(黒)、トランプル、速攻、攻撃時のみだが先制攻撃。
生出しはほぼ不可能だ。
だが「アーボーグの豹」(MI)、「残忍な影」(MI)、「吐息の盗人」(MI)の3体を生け贄に捧げると、
ライブラリーの中から「夜のスピリット」を探し出して場に出す事が出来た。もちろんこれでも現実味など皆無だ。
今で言う「闇の末裔」(LG)と同じ。
クリーチャーとしての能力は「夜のスピリット」に全然分があるが、
「闇の末裔」は「闇の嘆願者」(LG)+クレリック2体で済み、さらにライブラリーだけでなく墓地、手札からも場に出せる。
よく死体再使用デッキなどで使われた。
他にも「ドルイドの誓い」(EX)での決めクリーチャーとしてもイチ時期使われた。
基本的に出せれば強いんだが、残念な事に当時には悪名高い「剣を鍬に」(4E)というカードがあった。
もう1枚、となると「墓石の階段」(MI)。
当牧場におけるブラック・レジェンドこと油氏の、「憎悪」(EX)に告ぐ得意技。
黒黒(2)の4マナのエンチャント(ワールド)。累加アップキープの黒(1)が辛いが、だいたいキャスト後1〜2ターンで大勢は決まる。
累加アップキープはターン毎に決められたコストを累加させて支払わなければそのカードを生け贄に捧げなければならない。
つまり、「墓石の階段」はプレイした次のターンは黒(1)を。
その次のターンには黒黒(2)、その次のターンには黒黒黒(3)を支払うわけだ。
今では解るように上にカウンターを載せなければならないが、当時は普通に「あれ、何回目だっけ?」という事態が起きた。
あ、能力だ。それぞれのアップキープの開始時、自分の墓地にあるクリーチャー・カードを数える。
すべてのプレイヤーは、その数に等しい2/2で速攻を持つ屍鬼・ゾンビ・クリーチャー・トークンをゲット。
「墓石の階段」自体が場を離れるとトークンは消滅。それぞれのターン終了時にもやっぱりトークンは消滅。
つまり中盤以降の黒ウィニーだとトンデモないことになる。
当時は相手の墓地にあるカードを取り除くなんてことは基本的になかった。
墓地に10枚のクリーチャーが死んでいれば、毎ターン10体の2/2をほぼタダでゲット。
こちらも貰えるが、往々にして相手より圧倒的に少ない。
つまり、プレイ後2〜3ターンもすれば勝負は決するわけだ。負けで。
何しろ毎ターンそれだけのクリーチャーがもらえるなら他に呪文などプレイせず、
一見重すぎるように見える累加アップキープ・コストも、通常3〜4ターンくらいは支払う事になる。
他にも「浅すぎる墓穴」(MI)や「アーボーグのプーラージ」(MI)など思い入れの深いカードは多い。
さて次回は「ミラージュ」の赤。「火葬」(5E)やハンマーだ。
第116回5月15(木)
考えても考えても、元気付ける方法が解らなかった。そう、それは「考えるまでもない」事だったから。
4回目は「ミラージュ」の赤。
いい加減飽きてきた感があるので(早ッ!)、
ご覧の方は全霊を持って牧場主を激励するといい。すれ(暴言)。
もちろん「最後の賭け」(MI)だろう(えー!?)。
確か第7版にも収録されているはずだが、このカードがまた大好きだ。
赤赤の2マナソーサリー。この次にもう1ターンを得て、そこで勝てなければ負け。なんという潔さ。これがレアか(違)。
もちろんこれをプレイして負けた経験があるのだが(えー!?)、
あまりの清々しさに対戦相手だった某「憎悪」(EX)しか使わないレジェンドに大笑いされた。
くそ。
そして「鉤爪のジィーリィーラン」(MI)。
まずは赤赤(3)の5マナがキャスト・コストの、3/4のレア・レジェンド。
赤赤(1)とタップで、ライブラリーの中からドラゴンを1体探し出して場に出す能力を持つ。
そのドラゴンは速攻を得るが、そのターン終了時に死ぬどころかリムーヴ(ゲームから取り除く)の憂き目に会う。
が。どうせ飛んでくるのは「真紅のヘルカイト」(MI)などのアホなドラゴンたち。
他の「ミラージュ」でいうなら「地下墓地のドラゴン」(MI)や「ティーカのドラゴン」(MI)とかな。
とりあえずコストを考えずに強いドラゴンをデッキに組み込む。一発芸系のデッキが大好きな牧場主である。
が、手札に来てしまうとどうしようもないことに気付く。
墓地へ行っても仕方がない。ライブラリーにいてくれないとダメなのだ。
何?「夢での貯え」(MI)?何がしたいんだ、そのデッキは。
第117回5月16(金)
追い込まれた?でも、まだ終わっちゃいないでしょ?
5回目は「ミラージュ」の緑。
ちなみにこのままだと「第100回目は」とか普通にある。
素で吐きそう。
まずは「ジョルレイルのケンタウルス」(MI)が強力。
緑緑(1)の3マナで2/2、側面攻撃にアンタッチャブル。強い。
色拘束が強いが、この程度ならまだ何とかなる。緑だし。「ラノワールのエルフ」(7E)から出すし。
「側面攻撃」とは、攻撃時のみ作用する能力。
側面攻撃を持つクリーチャーを、側面攻撃を持たないクリーチャーがブロックした場合、
そのクリーチャーは−1/−1の修正を受ける誘発型能力。タフネスが1なら即死で、ダメージを与える事もない。
この「ジョルレイルのケンタウルス」がアタックした場合、「灰色熊」(7E)でブロックすると、
同じ2/2同士なのに一方的な虐殺となる。5/3とかでも相討ち。まあ相手はブロックしないけど。
とにかく強かった。しかもアンタッチャブルで、大流行だった「火葬」(5E)や「稲妻」(4E)、「恐怖」(6E)も寄せ付けなかった。
そして「農芸師ギルドの魔道士」(MI)。
1マナ1/1のウィザードで、2つの特殊能力を持つ時点で有用。
1つは白マナとタップで、対象のクリーチャーに先制攻撃を付与する能力。
そしてもう1つは赤マナとタップで、プレイヤーを含めた好きな対象に1点と、コントローラーに1点。
白か赤を含めた多色の緑でないとゴミなんだが、
この赤マナの能力が非常に有用で、んもう流行ったの何の。
このクリーチャーを核にした緑5色デッキ、俗に言う「5CG」(5 Color mono Grenn)だ。
豊富なマナ能力を地盤に、各色の最も強いカードを掻き集めたデッキで、コンセプトとしては解りやすい。
牧場主もこの「5CG」や、黒5色である「5CB」が大好きでよく組んだ。もちろんよく負けた。特に黒は。回らん。
あと「マロー」(MI)も第7版にいるが、初出は「ミラージュ」。
緑緑(2)の4マナ生物で手札/手札。そんなことよりマロー氏(仮名)は元気かなぁ(?)。
次回はマルチ・カラー。
第118回5月17(土)
欺瞞を欺瞞として伝える事にはちゃんと意義がある。もちろん、悪や善とはまた別問題だが。
6回は「ミラージュ」のマルチ・カラー。
怪獣モチロンの勢い(?)で「死体の花」(MI)の登場だ。
黒緑(3)のエンチャント(場)という、対抗色という色構成も特殊なレア。
マナ能力は緑がダントツで、次いで黒の分野なので当然といえば当然だが。
能力。
手札からカードを1枚リムーヴすると、黒黒か緑緑をゲット。
バカだ。
絶対バカだと思う。
手札7枚のリムーヴで色マナ14。
さあ、「資源の浪費」(VI)を張って「自然の均衡」(MI)を打とう!
30とか40マナとか溜めて「ケアヴェクの火吹き」(MI)でゲーム・エンドだ!
何?「偏向」(7E)だと?
それでもゲーム・エンドだ。
もちろん勝敗は問わん。
あとは「煉獄」(MI)が好きだった。
これも白黒(2)という対抗色2色のエンチャント(場)で、
自分のクリーチャーが墓地へ行くと、とりあえずゲームから取り除いておく。
で、アップキープのときに(4)と2点のライフを支払うと、取り除いた中から1体を、場に出せる。
ハッキリ言うと全然使えない。
4マナ、しかもアップキープ時のみというのはキツいし、
何よりも場から墓地へ、のカードしか対象でないので墓地再使用に使えない。
5CGデッキで「熱狂のイフリート」(MI)を再利用しまくった。
運が良ければ死なない2/1飛行のウザいクリーチャーも、次々と復活。
だから?とか言わないように。君も大人のはずだ。
第119回5月18(日)
身体を突き抜ける風が吹いた。どこか懐かしい、だが決して思い出す事の許されないそれは、とても心地が良かった。
さて7回目だ。毎日更新なのはもう意地だ。
というわけで「ミラージュ」のアーティファクト。行ってみよッ!
「ライオンの瞳のダイアモンド」(MI)。
コストは0マナ。つまりタダ。で、プレイする。
起動に必要なのは自身を生け贄に捧げるのと、手札のオール・破棄。
その結果、得られる効果。手札を全て捨ててまで得られる絶大な効果とは・・・!
「あなたのマナ・プールに好きな色マナ3点を加える」。
すごいッ!「Black Lotus」(2E)の再来ッ!?
なんて思った人は人民解放軍に身売りするといい。
一体何に使うのかサッパリ不明。
手札にカードが無いなら、エンチャントなどのパーマネントのコストに充てることが出来るが、
「だから?」とか「それで?」とかの言葉が脳内を乱舞するこのカードは、人類に与えられた最大の問題提起かもしれない(?)。
やはり外せないのが「ファイレクシアン・ドレッドノート」(MI)か。
何せ、額面だけ見るなら1マナ12/12トランプル・クリーチャーなのだ。もう大インフレ(?)。
が、もちろん普通にプレイできるわけが無い。そりゃそうだ。1マナ12/12トランプルだもんな。
こいつが場に出るとき、パワーの合計が12以上になるように、
クリーチャーを生け贄に捧げなければ場に出る事が出来ず、墓地へGo!
さあ、次のカードだ。
なんだよ。12以上のクリーチャー・パワーがあるなら普通に殴れ。
他のカードで一時的にパワーを上げても構わないが、もう1度言う。普通に、殴れ。
エラッタ(正誤訂正)が出る前ならちょっとしたコンボ・デッキに使われた事もあった。
さあ、次のカードだ。
「ティーカのドラゴン」(MI)かな。好きなの。
5/5で飛行、トランプル、ランページ4という超巨大クリーチャー。
もちろんマナ・コストも巨大で何と(9)だ。一体どうプレイしろというのか、神よ(?)。
一応デメリットは何も無いので、
死体再使用デッキなどでも出番はないことは無いんだが、
何せアーティファクトなので「解呪」(7E)などで即死なのだ。信用ならん。
ランページというのは、もう完璧になくなったのかな。
複数でブロックされると起動する能力で、この場合だと、「ランページ4」。
2体でブロックされると+4/+4、3体なら+8/+8となるものだが、当時でもあんまり重宝されなかった。
まあ「ランページ4」というのは大きすぎて、普通は1〜2とかなんだが。
何せ「ティーカのドラゴン」の場合、2体でブロックすると9/9。どうしろというのか。
「解呪」だ。
さて次回は「土地」。を経てようやく「ヴィジョンズ」だ。
第120回5月19(月)
強引だなぁ。でも、手を引っ張られるのって、悪い気はしない・・・かも。
8回目。ネタも探せばあるもんだ。
この連載(?)が終わったあとは知らん。つーか、閉鎖!?
「ミラージュ」の特殊地形。
「氾濫原」(MI)をはじめとしたサーチ・地形。
タップ状態で場に出て、タップして生け贄に捧げると効果発動。
ライブラリーから平地か島を探し出して、それを場に出すのが「氾濫原」。
「湿原の大河」(MI)なら島か沼で、「岩山のタール坑」(MI)なら沼か山、という風に5種類存在する。
当時は結構使っていて(多色が好きだった)、愛用していたのだが、
さすがに今なら「オンスロート」の「溢れかえる岸辺」(ON)をはじめとしたシリーズの方が使い出は良い。
後者は1点のライフが必要だが、何しろアンタップ状態で場に出せるのが全然違う。すぐに効果を発揮できるのだ。
「水晶鉱脈」(MI)もかなり使い込んだカード。
これは「第6版」か何かに再録されていたと思うが、初出は「ミラージュ」。
とにかく普通に出て、タップすると無色のマナ1点。タップして生け贄に捧げると、無色のマナ2点。
色マナが出ないのは辛いが、いざとなれば2マナ出るのはありがたかった。
「プロスペラス・ブルーム」で「自然の均衡」(MI)を引かなかった場合の保険として使っていた。
てか、どうしても「プロスペラス・ブルーム」なんだな、というツッコミはニビル星へゴー・オフ。
第121回5月20(火)
繋いだ手は離さないで。繋がれた未来も、離れていってしまう気がするから・・・。
9回目にしてようやく「ヴィジョンズ」。先が思いやられる。
この「ヴィジョンズ」は「ミラージュ」ブロックでも最強とされるセットだったりする。
さて白だ。
刃クンコミックでもお馴染みの「名誉の道行き」(VI)。
白(1)という2マナの軽いインスタントで、プレイヤーかクリーチャー1体へのダメージを軽減し、0にする。
そしてその発生源が赤であった場合、なんと軽減した上に相手プレイヤーに跳ね返す、マホカンタみたいなカードだ。
もちろん特大「分解」(5E)をマホカンタされた経験がある。
「インフェルノ」(7E)とか使って跳ね返されたときには弁護士を呼ぼうとした(ウソ)。
もちろん「税収」(VI)も忘れてはならない。
「土地税」(4E)と比べると屁みたいなものだが、強い。
白のみの1マナ・インスタントというレア・カードだ。「ヴィジョンズ」の白といえばこれじゃないかな。
まず最低限「平地」1枚をゲット。
さらに、コントロールしている土地が相手より少ない場合は、さらに1枚ゲット。
無論そういう状況下でしか打たないので、確実にカード・アドバンテージを得られる。
ついでにライブラリーは2枚分圧縮されるし、何よりも1マナと軽く、しかもインスタントであるのが素晴らしい。
あとは「大天使」(VI)とかいた気がするが、無視だ、無視。
しかも大天使は「第6版」か「第7版」に再録されてただろ(あんまり関係ない)。
さて次回は青。
牧場主が思うに「対抗呪文」(7E)に次ぐ青の最強カード、「衝動」(VI)の登場だ。
第122回5月21(水)
身体をすり抜けていった倖せが、私の歩んできた道で微笑んでいるような気がした。
というわけで「ヴィジョンズ」の青だ。
兎にも角にも「衝動」(VI)だろう。
青(1)という2マナ・インスタントのコモンだ。
ライブラリーの上から4枚見て、1枚を手札に加える。
残りの3枚を、好きな順番でライブラリーの下に置くという、莫大なコスト・パフォーマンス。
何しろ2マナのインスタントで、4枚見た上に1枚ゲット。
残りもライブラリーの下へ、しかも好きな順番という、強烈な効果を有する。
これとか後に書くだろう「直観」(TE)など、今もそうだが昔の軽い青のライブラリー操作系は異常だった。
ば、別に禁止カードでも何でもないけど。
「衝動」ならコモンだし、カード・ショップで安く買えるだろう。
「奪取」(VI)も好きなカード。
これも「第6版」か何かに再録されてた気が。青青(3)の無条件カウンター。
ベラボウに重いのは、それがクリーチャーかアーティファクトであった場合、奪い取る事が出来る。
「奪取」か「放逐」(TE)かと聞かれれば非常に迷うくらい使った。
何よりも使われた方の精神的ダメージは半端ではない。だから使うのだ(最悪)。
そして青の最強クリーチャー(?)「大クラゲ」(VI)。
青(2)の3マナで2/2というクリーチャーは、コスト・パフォーマンスは普通。
しかし、こいつが場に出たとき、対象のクリーチャー1体をそのオーナーの手札に戻すバウンス能力が発動。
クリーチャー限定とはいえ「ブーメラン」(7E)の上に2/2。3マナで。
なぬがー?
他にも「誤植だろ?」な「霧の騎士」(VI)や「裏切り」(VI)など、このセットの青は思い入れが強い。
でもやっぱり「衝動」。
今使うと涙が出そうなくらい強い。なんだ2マナのインスタントって。
では黒で。
第123回5月22(木)
まるで誓いだった。静謐の中で僕達は、古の記憶を抱きしめた。
黒い「ヴィジョンズ」。
やはり一番手は「ネクラタル」(VI)になるだろうか。
しばらくの間、もしかすると今でもだが、187能力持ちのクリーチャーでは最強の位置にいた。
黒黒(2)の4マナ2/1の先制攻撃。
そして場に出ると黒でもアーティファクトでもないクリーチャー1体を破壊し、再生させない。
言わば「恐怖」(6E)と2マナ2/1先制攻撃クリーチャーが濃縮されているわけだ。ちょっと強過ぎやしないか。
リアニメイト系のデッキでは除去を担当したりもする。
なんか「第7版」とかにも似たクリーチャーがいたかもしれないが、何よりコストが異常だ。
さて他には「禁じられた儀式」(VI)を。
黒黒(2)の4マナ・ソーサリーのレア・カード。
まず場の何かを生け贄に捧げる。これはカードでなくてはならず、トークンなどは不可。
そして相手はやはり何かを生け贄に捧げるか(こちらはトークン可)、手札1枚を捨てるか、2点のライフ・ロス。
問題は、これをプレイした側の任意の回数だけ繰り返す事が出来ると言う事だ。メチャメチャにコンボ向けのカード。
もちろん毎回何かのカードを生け贄に捧げなければならないのだが、
もう「沼」とか全部捧げてもいいだろう。手札破壊系の決め技。ちぇきら!(?)。
相手の場に異様なほどパーマネントが出ていれば少し厳しいが、それくらいなんとかしろ(無謀)。
これを乗り切られたら敗北決定と言う事には触れるな。
むしろ撃って負けるような状況では打つな。いくらマゾであろうとも(?)。
撃って負けても撃つのがこちら、「ケアヴァクの悪意」(VI)。
黒黒黒の3マナ・ソーサリーで相手は5点のライフ・ロス。すごい!
もちろん代償として、こちらのパーマネントはすべて破棄。さらに手札もすべて破棄。
まあ、些細な事だ。
何、破棄は効果ではなく追加コストだからカウンターされたら・・・だと?
そりゃ負けるだろう。
むしろそこから勝てるのであれば天才かイカサマだ。
カウンターされない状況や相手、そして相手のライフは5点以下。
そういう条件は必要だが、3マナで5点を一気に押し切るのは強い。撃たれれば解る。
が、これで勝っても負けても若干納得いかないのには賛成だ。
では赤で。
第124回5月23(金)
ただ守りたかった。でも、守れなかった。だから、今度は守らないといけないんだ。
12回目は「ヴィジョンズ」の赤。
1にも2にも「火炎破」(VI)であることに異論は無いはずだ。
赤赤(4)の6マナ・ソーサリーというコモン・カード。もちろん火力だ。
効果は対象のプレイヤー1人かクリーチャー1体に4点のダメージ。ライフの1/5ね。
なに、それで6マナは重いだと?
もちろんだ。「火炎破」の優れているところは代用コストにある。
このカードは、マナ・コストを支払う代わりに「山」2枚を生け贄に捧げる事でも発動する。
場に「山」6枚が出ているとしよう。
「火葬」(5E)3連発後に「火炎破」も3連発。
アホみたいな仮定だが、これだけで21点の火力ダメージ。人は燃え尽きる。
特にアンタップ状態の、という指定もないため、最後のトドメに使う。6マナ払う人間はいない。
「スークアタの槍騎兵」(VI)も強い。
赤(2)の3マナ2/2で側面攻撃と速攻を持つ。普通に強い。
こいつや黒の「堕ちたるアスカーリ」(VI)など、この域のクリーチャーは純粋に強かった。
そして「ヴィーアシーノの砂漠の狩人」(VI)。
赤赤(1)という色拘束の強い3マナで4/2、速攻クリーチャー。
ただこいつはターン終了時に手札に帰ってくる。さて、これをどう見るか、だ。
つまり火力。
3マナで4点を毎ターンなら上等。
もちろ1度見せると相手は対応するだろうが、それはそれだ。今後使わなきゃいい。
軽い火力でブロックするであろうクリーチャーを焼いた後に3マナで4点。しかも再利用が可能。
ゲロ強ぇ。
「ウルザズ・レガシー」に似たクリーチャーがいたが、
これも前に書いた気がするがこのコストでこの効果が強いのだ。
あと「クークズ」(VI)とその番人とか、結局何だったのか。
では緑で。
第125回5月24(土)
閉ざされているはずの壁の向こうに、見えないはずの青空が見えた。理由はそれで充分だ。
13回目。もう2週間か。アホではないのか(暴言)。
さて「ヴィジョンズ」の緑。
とはいってもほとんどイメージが浮かばない。
たとえば「「ヴィジョンズ」の青」なら一瞬で「衝動」(VI)が浮かび上がる。
同様に「「ミラージュ」の黒」なら「終末を招く者ショークー」(MI)、というように、だ。
「ヴィジョンズ」の緑。何があるのかなぁ・・・。
まずは「孤独の都」(VI)か。
緑(2)のエンチャント(場)というレア・カード。
効果はいたって簡単だ。全てのプレイヤーは、自分のターンにしか呪文や能力をプレイできない。
さあ、これを張られたパーミッションはどうすればいいのか。
最強の打ち消し呪文、「対抗呪文」(7E)が一瞬でどうしようもない紙屑に化ける。
「ウークタビー・オランウータン」(VI)もいたな。
「第6版」で再録された、緑(2)の3マナ2/2のクリーチャー。
これだけでもまずまず(まあ緑なら不可だが)なのに、場に出るとアーティファクト破壊の187能力。
もちろん相手がコントロールしておらず、こちらがコントロールしている場合プレイすると泣きを見るが、些細な事だ。
あ、「クウィーリーオンレインジャー」(VI)がいたか。
1マナの緑のクリーチャーならまだ最強かな?という1マナ1/1のエルフ。
「森」を1枚手札に戻すと、対象のクリーチャー1体をアンタップ。ターンに1回だけだが。
何度読み返してもこの能力はひどい。第2ターンまでに土地が1枚しか場に無くとも、2マナは出せる。
つまりタップさせて1マナ出し、手札に戻して、その戻した「森」を再プレイ。で、タップするとほら2マナ。なんだこれ。
しかもそれは効果ではなくコスト。
それによって発動する効果がなんとアンタッパー。
こいつのおかげで序盤にものすごいマナ生成が可能になった。
あ、最強といえば「苔男」(VI)の御姿が・・・!?
アホか。
そう考えると結構いたんだな、緑にも。
では次回マルチ・カラーで。
第126回5月25(日)
染みるくらいの夏の青空。乾燥した中、強い陽射しが私を包む。不意に、涙が出そうになった。
「ヴィジョンズ」のマルチ・カラー。
「資源の浪費」(VI)かな。
「また「プロスペラス・ブルーム」かよ」とか言うな。気持ちは解るが。
黒緑という2マナのエンチャント(場)。レア・カードだが、普通使わんだろ、これ。
土地を1枚生け贄に捧げると、その土地が生み出せたマナを1点、マナ・プールに加える。だけ。
タップ状態でも構わないので(そりゃそうだ)、
要するにいざとなれば土地1枚で2マナ生み出すという使い方をする。
もちろん普通に使えばジリ貧になっていくので、最後のトドメの使い方が一般的だ。
「プロスペラス・ブルーム」の場合、
土地を全て捻ってマナを出し、「資源の浪費」をフルに使って倍の量を出す。
土地が無くなったら「自然の均衡」(MI)を打ち、土地を5枚場に出す。で、この手順を繰り返す。
もちろん手札は「死体の花」(MI)で1枚を残して全てマナに変換する。だいたい30マナくらいは平気で出る。
さあ、「猛火」(7E)?「ケアヴェクの火吹き」(MI)?お好きなフィニッシュをどうぞ。
どういうわけか異様に「軍隊蟻」(VI)を使っていた記憶がある。
昔から手札破壊とか土地破壊とか、相手が嫌がるデッキがとても好きだったようだ。最悪。
赤黒(1)の3マナ1/1というダメ蟻。ただ、タップして土地を生け贄に捧げると、対象の土地を1つ破壊できる。
そりゃ、まあ、自分の一番不要な土地で相手の一番重要な土地を破壊できるが、それがどうしたんだろう(暴言)。
素直に「石の雨」(7E)とかでいいんじゃないか?
あとは「炎の嵐のヘルカイト」(VI)とか「ヴィーアシヴァン・ドラゴン」(VI)とかも。
どう頑張ってもリアニメイト系でしか使えず、しかも前者は累加アップキープのため1ターン限定だが、
やはり「これを生出し出来るなら他に何やっても勝てます」的なクリーチャーは大好きだ。「夜のスピリット」(MI)とかな。
ではアーティファクトで。
第127回5月26(月)
最後の日。たとえそれが終わりでなくとも、終わりにしなくてはならなかった。
「ヴィジョンズ」のアーティファクトで15回目。
「ファイレクシアの歩行機械」(VI)。
0マナのアーティファクト・クリーチャー。0/3。それだけ。
どこがすごいって、ノー・コストでプレイできる点。それだけ。
「神話的体形」(ON)をエンチャントすると、なんと8/11トランプル。すごい。
あまり突っ込まないように。
キマイラシリーズの3体も好きだったなぁ。戦隊モノみたいで。
3体が合体すると6/6飛行、先制攻撃、トランプル化する。すごい。しかも合体数に上限は無い。
でも「解呪」(7E)で即死。
「蛇かご」(VI)も印象深いカードだ。
4マナのアーティファクトで、とりあえず場に出す。
(X)マナ支払って「蛇かご」を生け贄に捧げると、X体の1/1クリーチャーが出現。
普通に4〜5マナで使ってもそれなりなんだが、
やはりここは爆発的なマナでイカレたくらいのトークンを出したい。
牧場主が導き出した結論は「プロスペラス・ブルーム」だった。
時として40体近くのクリーチャーが出現。そして手には「踏み荒らし」(OD)。
次のターンには4/4トランプルが40体でカミカゼ。160ダメージは牧場主の個人的快楽を満たすには充分だった。
次のターンの「微震」(7E)が何をもたらしたのかにはあまり触れるなコラ。
今となっては40個もトークン用の小物を準備するのが面倒くさい気もするな。
では。
第128回5月27(火)
あの時に手渡されたバトンは今も手に―――。
「スカージ」も発売された今、「ヴィジョンズ」が見直されるべきだ。
というわけで頑張っていこう、「ヴィジョンズ」の特殊地形。ちなみに2つは何の関係もない。
まずは「乾燥高原」(VI)をはじめとする土地。
各色用に5つ存在し、この「乾燥高原」は白である。
まずこの特殊地形を場に出すには、それぞれに応じたアンタップ状態の基本地形を手札に戻さなければならない。
それぞれとは「乾燥高原」なら平地であり、その青版の「珊瑚礁」(VI)なら島、黒の「大沼沢地」(VI)なら沼、という具合だ。
しかもこれらはタップ状態で場に出る。
アンタップ状態の基本地形を手札に戻さねばならず、
さらにいざ出るにもタップ状態。つまり2ターンの長いタイム・ラグが出てしまう。
そして効果。
「乾燥高原」ならタップすると、白マナと無色のマナの2マナ。
「珊瑚礁」なら青なので青マナ1つとやはり無色のマナの計2マナ。
つまり色マナの問題はあるが、1枚で2倍のマナ生成量を誇る。
割と好きなカードでよく使っていたのだが、やはり使い勝手は良くない。
例えば戻すのがタップ状態でも構わない、或いはアンタップ状態で場に出るのなら或いは、というところか。
そしてパーミッションのお供、「流砂」(VI)も強力カードだった。
こちらは普通にアンタップ状態で場に出て、タップすると無色のマナが出る。
そしてここ。タップし、生け贄に捧げると、飛行を持たない攻撃クリーチャー1体に−1/−2の修正。
青単のパーミッションは色マナに余裕があり、平気で4枚入る。
パーミッションの弱点は序盤の猛攻であり、特に当時は赤の速攻ウィニーは幅を利かせていた。
クリーチャー1体と土地1枚の価値交換はよく考えなければならないが、損だと思えば使わなければいいだけのこと。
もちろん相手は「流砂」が見えているのだし、割と膠着状態になったりする。
青単パーミッションにとって膠着状態とは勝利への一歩と同義である。落ち着いた時点で勝ちなのだ。
良いカードだなぁ。
しかしさらに。
「ヴィジョンズ」の特殊地形といえばこれ、「知られざる楽園」(VI)。
何しろ普通にタップで好きな色マナが出る。「真鍮の都」(7E)や「大闘技場」(ON)のようなダメージも無い。
ただ、こいつは次のターンのアンタップ時に手札に帰ってくる。
土地のプレイはもちろん1ターンに1枚。毎ターン使い続けると、土地の絶対量が増えないのだ。
それでもやはりデメリット無く好きな色マナは魅力だ。手札に土地があるならそれをプレイしても良い。選択肢の問題だ。
「ヴィジョンズ」が「ミラージュ」ブロックの最強セット、
もしかするとマジック史上でも3指に入るほどに強力なセットとまで言われる所以が少しでもお解りいただけただろうか。
さて次回からは「ウェザーライト」、といいたいが、
どうにも手間の割りに反響が無いぞコラ。というわけで反響をがっつく。
ただし「スカージ」ネタはナシだ。
牧場主が購入するのはまだ少し先。業者との付き合いで。ぎゃふん(恥語)。
ウルザ・ブロックくらいまで続いたら鉄人だと思う。
潰し企画の割りに毎日更新で強迫観念が。
第129回5月28(水)
遥か遠くで雷が鳴った感じだった。遠かったはずなのに身体を打ち抜いた。言うなれば、そういうことかな。
さて「ウェザーライト」に突入。まずは白。
「至上の聖域」(WL)。
白白(1)の3マナエンチャント(場)というレア。
なんと、自分がコントロールするクリーチャーへのダメージが、すべて0になる。
クリーチャーが4〜5体いれば、毎ターン総攻撃をかけることで、速やかに勝負はつくだろう。
ただし、もちろんそんな壊れたカードが3マナなわけはない。
このカードには累加アップキープがついている。それが「ライフ2点」。
張った次のターンには2点のライフ・ロス。その次のターンは4点。そして6点。さらに8点。
速やかに勝負はつくだろう。
勝ちか負けかは解らないが。
「平和の番人」(WL)。
こいつは「ミラージュ」ブロックの白に於いて、最強のクリーチャーだと思う。
白(2)の3マナで1/1という速攻リストラ対象で、さらに毎ターン白(1)を支払わなければ死ぬ。
このままだと「勝手に死ねや」と判を下す気持ちも解る。これでもレアだからな。もちろんこの次の能力でレアだ。
「クリーチャーは攻撃に参加できない」。
単発のクリーチャー除去を持たない緑などはどうすればいいのか。
赤や黒もすぐに除去できれば問題ないが、たった2マナで攻撃そのものが不可能になる。
青白でこいつを全力で守りながらこちらは「石臼」(7E)でチマチマと削る。あ〜、愛らしい(性格悪すぎ)。
ね、強いっしょ?
「中断」(WL)も忘れてはならないが、
それよりも紹介せねばならんのは「浄化の鎧」(WL)の方か。
白白(1)の3マナでエンチャント(クリーチャー)というコモン・カード。
付けられたクリーチャーは「マロー」(7E)化する。
つまり+手札/+手札。たった3マナでだいたい+4/+4〜+7/+7。
飛行やトランプルを持つクリーチャーにつければものの2〜3ターンで勝負はつく。これは勝ちで。
青白で「幻影の戦士」(WL)なんかにつくと死亡決定。
てかなんでいつも青白なんだ。我ながらいい性格してるな。
では青で。
第130回5月29(木)
一番欲しい言葉と、一番辛い言葉が同じなんだ。俺は、どうすればいい?
青い「ウェザーライト」。
まずは速攻で「有為転変」(WL)。
「えー!?」という怒号も聞かれそうだが、本当だ。
こういう手札操作系は大好きだ。特に手札総入れ替え系。「テフェリーの細工箱」(VI)とか。
「有為転変」は青(2)の3マナでソーサリー。
好きな枚数の手札を捨てて、捨てた枚数だけ引く。さらに1枚引ける。
これは自分だけではなく相手もだが、1枚余分に引けるなら部はあると思う。3マナだし。
カウンターの尽きたパーミッションとか、逆に土地がありません大佐!という状況(?)などで大活躍。
相手の手札もリフレッシュされる事態は無視した。どうせパーミッションだし。相手より自分。
ああ、「知恵の蛇」(WL)がいるのか・・・。
軽量の青いクリーチャーでは「大クラゲ」(VI)と並んで最強の部類に入る。
青(2)の3マナ1/3のコモン・クリーチャー。戦闘に参加し、ブロックされなかった場合、
戦闘ダメージを与えない代わりにカードを1枚引けるという、どう考えても常軌を逸したコスト・パフォーマンスを誇る。
状況が許せば毎ターンカードが1枚タダでゲット。
状況が許さなければ許すように仕向ければいい。バウンスとカウンターは青の専売特許だ。
このクリーチャーがキー・カードであるデッキも多数開発された。今で言う「影魔道士の浸透者」(OD)級だ。
「精神の渦」(WL)も大好き。
青青(2)のエンチャント(場)というレア・カード。
このカードにも累加アップキープがついている。が、それが特異。
まずこれを張っていると、ターン終了時に手札を全部捨て、さらに土地を1枚生け贄に捧げなければならない。
その上累加アップキープ。
ただその累加アップキープ・コストがイカれていた。
「カードを1枚引く」。
つまり張った次のターンはドローとは別に1枚引く。
その次は2枚、その次は3枚。そして4枚と引く。ドローとは別に、だ。
さあ、どう見る。
毎ターン土地をプレイし続ける事が出来れば、
土地の絶対量は張ったターンから減ることはないし、ドローの量から言えば可能性は高い。
ただ、毎ターン手札の全捨ては厳しい。つまり、パーミッションなどには罷り間違っても使えないという事だ。
答えは自ずと見えてくる。まずは「罠の橋」(7E)だろうか。
手札の枚数以上のパワーを持つクリーチャーは攻撃できないというアーティファクト。
ターン終了時に手札はゼロになるため、「罠の橋」自体を除去されない限りクリーチャーは無用の長物と化す。
ただ、これではクリーチャーで攻撃できず、土地の絶対量は減る事はあっても増える事はまずないため、決め技が難しい。
「石臼」(7E)などのライブラリー破壊も、壊れるのはまず張った自分に違いない。
「生体融合帽」(7E)も似たようなカードで使い方も似ている部分はあるが、より一層激しい。というか、ダメ・レア?(苦)。
そして訳ワカメ(恥語)カード、「パラダイム・シフト」(WL)。
青(1)の2マナとこのカードが、一瞬で世界を崩壊させる。自分だけ。
「あなたのライブラリーにあるカードをすべてゲームから取り除く。
あなたの墓地のカードを切り直し、あなたのライブラリーとする」
・・・。
まだ「最後の審判」(6E)の方が使える気がする。
何せゲームから取り除かれるのが痛い。ただの交換ならともかく。
ウケ狙いで使ってみたかったのだが、どういうデッキで使っていいのか解らず、挫折。
どうしてレアだ。効果がバカだからか。
でも好きだ。バカだから(連呼)。
第131回5月30(金)
彼は自らで不幸を育んでいる。
黒の「ウェザーライト」。
このセットでは2体の大型クリーチャーに思い入れが強い。
まずは「ガロウブレイド」(WL)。
黒黒(3)の5マナ5/5トランプル・クリーチャー。
これだけなら強い部類に入るが、こいつは「累加アップキープ:ライフ1点」を持つ。
ということは長くキープしていられないわけで、自然と速攻用の大型クリーチャーとなる。
結論から言えば5マナ5/5トランプルでは弱いのだが、絵と刹那さが好きで使っていた。アホだと思う。
もう1体、「モリンフェン」(WL)。
こいつは「ガロウブレイド」の5/5を5/4に、トランプルを飛行にしただけ。
5/5トランプルよりは5/4でも飛行のほうが強い。「火炎破」(VI)で即死という欠点はあるが。
諸兄ならどちらだろうか。タフネスを考慮して「ガロウブレイド」?ま、結論としては両方使っていたのだが(えー!?)。
そしてエグいのが「ネクロエイトグ」(WL)。
各色に存在する「エイトグ」という種族の黒版で、
それぞれの色に応じた生け贄を捧げると強化されるクリーチャー群だ。
ちなみに「エイトグ」、「Atog」は「Goat」(ヤギ)のアナグラムらしい。とても見えん。
黒の「エイトグ」は墓地の1番上にあるクリーチャー・カードを1枚取り除くと、+2/+2。
つまり連続で5体死んでいれば、それを取り除くだけで+10/+10。コストも何も必要無い。
ウィニーなどで、こいつで攻撃宣言後、ブロックされなければ死ぬほど生け贄に捧げる。相手は即死だろう。
もちろん相手も能力が見えているわけだからそうそうバカなことはしないが、それでも強い。これで黒黒(1)で1/2。バーゲンである。
「恐怖の波」(WL)はリセット・カード。
黒(2)のエンチャント(場)で、累加アップキープが(1)というレア・カード。
能力は、アップキープの開始時に、支払った累加アップキープ・コストと同じマナ・コストのクリーチャーを全破壊。再生不可。
つまり張った次のターンには1マナクリーチャーが全滅。次は2マナ。
そうこうして5マナくらいまで払っていれば場にクリーチャーなどいないだろう。いればそれ以前にゲームが終わっている。
もちろん状況によってはこちらが優位になるようにアップキープ・コストの支払いを中断すればいい。そもそも3マナと軽いのだし。
ちょっと弱いかな、このセットの黒は。
というよりは「ミラージュ」や「ヴィジョンズ」、当時の「第4版」、「第5版」の黒が異様だったからかも。
「悪疫」(5E)とか死ぬほど好きだしな。破れかぶれで(えー?)。
第132回5月31(土)
その微笑みだけで、何もかもを忘れさせてくれる。
赤い「ウェザーライト」の出番ですよ。
ゴ、「ゴブリン爆弾」(WL)ッ!!
赤(1)の2マナがナチュラルに20点を叩き出す。さすがにレア。
これだけで終わるとどこからか告訴されそうなのでちゃんと説明しておこう。
赤(1)のエンチャント(場)。
自分のアップキープの開始時にコイン投げをし、
それに勝つと導火線カウンターを1個置く。負けた場合、1個取り除く。
で、導火線カウンターを5個取り除き、自身を生け贄に捧げると、対象のプレイヤーに20点。
さて、次のカードだ。
「サンダーメア」(WL)も好きだ。
赤(5)の6マナと重いレア・クリーチャー。
5/5で速攻。しかも場に出たときに他のクリーチャーを全タップ。
ほとんど6マナ5点の火力なのだが、「ボール・ライトニング」(5E)などのように即死しない。
出すことが出来れば、次のターンからはただの5/5だが、普通に強いだろう。赤だしその頃の相手のライフは危険域だ。
というより6マナ揃う頃にはこちらも危険域だとも思うが。赤だし。
強いが使い方が難しい「炎の嵐」(WL)も「ウェザーライト」。
赤という1マナのインスタントのレア・カード。赤では珍しいんじゃないかな。
追加コストとしてX枚の手札を捨てる。効果は、X個の対象にX点のダメージ。プレイヤー、クリーチャーの複合可。
つまり3つの対象にそれぞれ3点、5つの対象にそれぞれ5点、という効果。
もちろんそれにはそれぞれ3枚、5枚の追加コスト、つまり手札が必要になるが。
ただ、相手の場にクリーチャーがいない場合、Xの値を大きくし難いのが難点なんだな。
一応こちらのクリーチャーや、自分自身を対象にしてもいいが、どこかおかしいような気がする。どこだろう。
赤の火力はこの「ミラージュ」ブロックを全盛期としてあとは衰退する。
確かに「稲妻」(4E)や「火葬」(5E)があると、タフネス3以下のクリーチャーはゴミ同然だ。
次のブロックの「ストロング・ホールド」で「ショック」(ON)が初登場し、
以降火力のボーダー・ラインは「1マナ2点、3マナ3点再生不可」となる。
では緑で。
第133回6月1(日)
何も考えなくていい。今はただ、星空の下で。
緑の「ウェザーライト」は良質クリーチャーの宝庫。
緑は生き物の色だが、このセットは狙いすぎの感があるくらいに強力。
まずは「はぐれ象」(WL)。
緑のみの1マナで3/3。これでコモン。
デメリットとして場に出たときに「森」を1枚生け贄に捧げないといけないが、
それを看過してもやはり第1ターンに出現する3/3は何も能力を持たなくても脅威。
「休耕地のワーム」(WL)も同様。
こちらは緑(2)の3マナで4/4。3マナ、4/4(強調)。
デメリットは、場に出たときに手札にある基本地形カードを1枚捨てなければならない。
そしてこいつだ、「収穫のワーム」(WL)。
緑(1)の2マナで3/2。明らかなオーバー・パワーのデメリット。それは。
「「収穫のワーム」が場に出たとき、あなたの墓地にあるいずれかの基本地形カードを1枚、手札に戻す」。
この頃緑単の高速ストンピィが大流行した。
「テンペスト」で「踏み荒らし」(OD)が出るともう、ちょっと、シャレにならなかった。
何せ3マナ揃うと3/2とか4/4とかがワラワラと出てくるのだ。どうしろというのか(逆ギレ)。
緑だから2ターン目くらいには素で3マナ揃う。ワームがいっぱい象いっぱい。そしてそこには夢が無い(?)。
「平穏の樹林」(WL)はレア・カード。
緑(1)の2マナで場に出るエンチャント(場)。能力は以下の1文だけ。
「緑緑(1):すべての他のエンチャントを破壊する」
やりすぎ。
ではアーティファクトでお会いしましょう。
第134回6月3(火)
大人は子供を知るが、逆は違う。・・・違うか?
「ウェザーライト」のアーティファクト。の前に。
昨日連日更新をお休みしたのに何のアクションも無いとはどういうことか。
「いやー、毎日更新してぇ、しないと死ぬぅ」とか、そういう気概溢れる輩はおらんのか。
いたらいたで問題だが。
保健所に通報してやる。
「泡のマトリックス」(WL)は素晴らしい。
素晴らしすぎてそのうち「泡のマトリックス−リローデッド」(?)が登場するはずだ。
てかそのネタはマジック人全員考えるほど在り来たりか。いや、それはそれで病的な気もするが。
この4マナ・アーティファクトの効果は単純明快だ。
「クリーチャーに与えられるダメージを、すべて軽減する」。以上。
クリーチャーは無敵。もちろん黒の即死魔法や、マイナス修正などはどうしようもないが、
出来るだけ多くのクリーチャーを、出来るだけ多く場に出し、全力で総攻撃する。これで4マナ。さあ、どうだ。
問題は相手のクリーチャーも無敵化されること。
そしてアタック指定した直後に割られると、相当に悲惨な事態が待っている。
それはもう、2度と使いたくなくなるくらいの(実体験談)。
さあ、ごく一部で最強クリーチャーと呼ばれるクリーチャーの登場だ。
「鋼のゴーレム」(WL)は3マナで3/4という、コスト・パフォーマンスに優れた生き物。
もちろんデメリットはある。たった一行、「あなたはクリーチャー呪文をプレイできない」、だけだ。
これが強い。
どういうデッキに使われるのか、答えは1つだ。パーミッションである。
当時のパーミッションの決め手はこのゴーレムで、後に「隠れ石」(TE)が登場するまで、
いや、登場してもメインのエンド・クリーチャーとして機能していた。それほど3マナ3/4は優れていたのだ。
そもそもパーミッションはクリーチャーを複数体必要としない。
相手のしたいことを全て打ち消し、無に帰し、そしてたった1体のクリーチャーで殴り切る。
このデメリットがデメリットで無くなるデッキ・タイプはパーミッション以外にありえない、という言い方も出来るかもしれない。
「解呪」(7E)や「粉砕」(7E)で死ぬ。そりゃそうだ。
だが、それでも3マナ3/4のアーティ・ファクト・クリーチャーは強い。実際使うと解る。
さて次は特殊地形。「ウェザーライト」の特殊地形はやぶれかぶれ地形とも呼ばれる。
個人的にそう呼んでるだけだが。
第135回6月4(水)
瞳の奥が、僅かに濁って見えた。涙の前触れだった。
「ウェザーライト」最終回の特殊地形は23回目。
「水蓮の谷間」(WL)。
とりあえず場に出すのにアンタップ状態の土地を2枚、生け贄に捧げる。
強烈なデメリットだ。2ターンという時間の逆行を余儀なくされる。致命的といっていい。
それを補うのがさすがレア・カードというこのカードの能力。たった1行だけで、「そりゃこのコストも仕方ない」と思える。
「あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ3点を加える」。
タップするだけで好きな1色3点確定。
土地の数としては3枚で3点も1枚で3点も同じ。
しかも任意の色を出せるのならこちらの方が強力なのはバカでも解る。
が、さすがに壊されるとヘコむ。
そして「焦土」(WL)。
これも「水蓮の谷間」と同じく、アンタップ状態の土地2枚が必要。
さてあちらは任意の1色のマナ3点。ではタメを張るこのレア・カードの効果とは。
無色4点。
微妙だ。
あちらは土地2枚生け贄、つまり土地3枚使って3マナ。
こちらは土地2枚生け贄、つまり同じく土地3枚使って、4マナ。
どちらも好きなカードなのだが、さすがに両方は一緒に使えない。どういうデッキなんだ。
点数でいえば「焦土」の方がお得だ。
だがやはり利便性を考えると「水蓮の谷間」になるだろうか。
「焦土」はコンボ・デッキなどで目に出来る。マナ・ブーストは出来てるわけだし。20点「猛火」(7E)とか(またか)。
「宝石鉱山」(WL)も優れたカード。
普通に場に出て、普通にタップするだけで好きな色マナ1点。
もちろんこれだけだと「真鍮の都」(7E)がゴミなのでデメリットはある。
このカードは採石カウンターを3個持って場に出る。で、1回使うごとに、そのカウンターを1個取り除く。
そして3回、つまり3個とも使い切った時点で自動的に墓地へ。3回こっきりの好きな色マナ供給地形。さあ、どうだ。
速いデッキなら充分だ。
遅いデッキでも、辛いのは確かだがその3ターンの間に態勢を整える事も出来る。
実際使ってみると解るんだが、3回というのは短いようでいて、それなりに長い。何せ前もって3回って解ってるわけだし。
そんな、土地を10枚も15枚も並べないと勝てないようなデッキは、何をしても勝てない。
デッキに入っている土地は「宝石鉱山」だけなはずもない。3回使う間に新たに引くだろう。遅いデッキなら。
つまり有用、という結論を最後にして「テンペスト」へ。
第136回6月5(木)
護りたいと思っただけだった。方法に間違いがあったことにも気付かないくらい、その思いは真っ直ぐだったんだ。
さて、「テンペスト」編である。
しかし、やればここまで来るものなんだな。
あともうちょっとじゃないか?えーっと、次のブロックが・・・。
クラッ(眩暈)。
白だ(無理矢理)。
さてまずは「謙虚」(TE)だろうか。
名をとって「ヒューミリティ・オアリム」というデッキ・タイプも現われた強力カードだ。
ただテキストはすごくかんたん。ただ1行のみ。白白(2)のエンチャント(場)というレア・カードの効果。
「すべてのクリーチャーはすべての能力を失い、1/1になる」。
く、「クローサの雲掻獣」(LG)が1/1!?
「変異種」(US)ですらただのゴミと化す!?
さらにあの「終末を招く者ショークー」(MI)も・・・!?
あれは1/1でもいいか(暴言)。
これとコンボを組んだのが「オアリムの祈り」(TE)だ。
同じ「テンペスト」の白いカードで極悪的なコンボが完成する。2枚で、だ。
白白(1)のやはりエンチャント(場)。このカードが場にあると、相手の攻撃クリーチャー1体につき1ライフを得る。
何が起こってるのか理解に苦しむ。
1/1で攻撃するたびに相手は1ライフを得る。
え、なぬがー?
あと「霊の鏡」(TE)は少し見直されているかも。
白白(2)のエンチャント(場)。アップキープの開始時に、反射トークンが場に無ければ、2/2の反射トークンをゲット。
そしてもう1つ。こちらが重要。「(0):対象の反射を1体破壊する」能力のほうだ。現在の「霧衣」シリーズと組み合わせよう。
なに、そんな悠長な暇はない、だと?
なんか「オンスロート」に1ターンだけクリーチャー・タイプを任意に書き換えるレアがあったじゃない。あれとか。
なに、そんなに相手はクリーチャーを並べない、だと?
もう知らん。
あと最後に「日中の光」(TE)は油氏をたった1枚で完封できる、という申し送りをしておこうか。
なに、どうでもいい、だと。
それもそうか(ひどい)。
第137回6月6(金)
今泣くのは卑怯だ。でも、それを止められるだけ強さが無かった。私は、弱かった。
「テンペスト」の青。
まずは「転覆」(TE)。
真っ先に「バイバック」の説明をしなければならんのか。
「バイバック」とは、決められたコストをプレイ・コストと同時に支払うと、
その呪文は解決後墓地に行かず手札に戻ってくるという効果だ。普通はマナで支払う。
だが打ち消されたり対象が不適正であったりすると、いくらバイバック・コストを支払っていてもそれは墓地に置かれる。
「転覆」は青青(1)でバイバック・コストが(3)。
効果は「ブーメラン」(7E)とまったく同じ。対象をそのオーナーの手札に戻す。
つまり青青(4)の6マナがあれば、毎ターン「ブーメラン」し放題だ。打ち消されたりしなければ。
これで強いと思えなければマジックをやめればいい(暴言)。
普通に使っても「ブーメラン」に1マナ重いだけ。
6マナ以上揃った時点で確定となる。「対抗呪文」(7E)と合わせ、8マナ揃うとパーミッションは無敵だった。
その打消し呪文、「放逐」(TE)も優良だ。
青青(2)という4マナで対象の呪文を打ち消し、カードを1枚引く。
パーミッションの弱点は手札にあるが、それを補完させるほとんど完璧なカード。強い。
「直観」(TE)は今のエクステンデッドでも普通に見る。
青(2)の3マナ・インスタントは、自らの墓地から好きなカードを3枚取り出し、
相手に「この3枚のうちどれか1枚手札に加えるよ。あとは墓地だよ」と強要するカード。
その3枚が全く同じカードであったら、君はどれを選ぶ?
さあ、パーミッションのお供、「プロパガンダ」(TE)も「テンペスト」の青だ。
青(2)の3マナのエンチャント(場)。つまり3ターン目には場に出る。まずそれが脅威だ。
これを張っておくと、相手は攻撃クリーチャー1体に(2)を支払う事を強制される。3体同時攻撃なら(6)だ。
いくらなんでもやりすぎではないだろうか。
特に小粒な数で攻める黒単ウィニーなどは致命的。
エンチャントは壊せないわ、毎ターンどれだけクリーチャーを並べていても、
その中で実際に攻撃に参加させる事が出来るのはせいぜい3体が限度だろう。
どうやって勝てと。
あとは「貿易風ライダー」(TE)も伝説的。
青(3)の4マナで1/4飛行。これだけなら普通のブロッカーかな。
だが、タップして、かつ他に2体のクリーチャーをタップさせると、任意のパーマネントを手札に戻す能力を持つ。
毎ターン、マナはタダで「ブーメラン」打ち放題。
もちろん他にクリーチャーが2体必要だが、些細な事だ。
今のスタンダードに似た鳥がいるが、全然比べ物にならないのは言うまでも無い。
何しろクリーチャーなら何でもいい。タイプを特定しない。さらにタフネスが4で、「火葬」(5E)でも焼き切れない。
どうやって勝てと。
この頃から「メルカディアン・マスクス」ブロックまで単色の時代が続く。
そして次回は黒。極悪と言われた「テンペスト」ブロックの黒だ。
第138回6月10(火)
夢みたいだと思った。陳腐だけど、それ以外の表現は嘘になってしまうから。
少し間があいて「テンペスト」の黒ですか。
この頃は死体再利用、つまりリアニメイト系のギミックが乱発された。
まずは「死体のダンス」(TE)という、強烈なレア・カードを紹介しないわけにわいかない。
黒(2)の3マナでインスタント。自分の墓地の1番上にあるクリーチャー・カードを場に出すという効果。
そいつは速攻を得るが、ターン終了時にリムーヴされる。問題は、この効果に加え「バイバック(2)」が付いていることだ。
任意にクリーチャーを墓地の上に積む事が出来れば、
何と毎ターンわずか5マナ、しかもインスタントのタイミングでクリーチャーが復活する。
そして最も多用されたのが「ボトルのノーム」(TE)で、これも後日記すが、とにかく凶悪だった。
3マナ1/3の生物で、生け贄に捧げるだけで3点のライフ獲得。つまり、勝手に死ねばリムーヴされない。
無理。なにもかもが。
「棺の女王」(TE)もリアニメイター。
黒(2)の3マナで1/1。アンタップ時にアンタップしないことを選べる。
タップし、黒(2)を支払うと、好きな墓地にある好きなクリーチャーをコントロールした状態で場に出す。
・・・能力が訳ワカメ(恥語)ですよ女王様(?)。
一応アンタップしたり、こいつのコントロールを失うと無に帰すが、
それでも場に出したクリーチャーはリムーヴされるので、相手のを奪うとなお良し。
そして「生ける屍」(TE)。
リアニメイト系のカードで最強。イカれている。
黒黒(3)の5マナ・ソーサリー。でもやることはものすごく簡単。
それぞれの墓地にあるクリーチャーを全部まとめて一旦脇にどける。
それから場に出ているクリーチャーを全部墓地に置く。脇にどけたクリーチャーを、場に出す。
ハ?
いやいやいやいや。
なんか違うだろう。ていうか、すべてが違うだろう。
いくらなんでもやりすぎだ。つまり「神の怒り」(7E)+「黄昏の呼び声」(IN)。
それが5マナですか。
「ジャパネットた@た」じゃねーんだぞ。
「再活性」(TE)の英語読みはそのまま「リアニメイト」。
黒のみの1マナ・ソーサリー。やることは「生ける屍」以上に簡単。
好きな墓地にある好きなクリーチャーを場に出す。そのクリーチャーのマナ・コスト分のライフを失う。
第1ターン、「入念な計画」(OD)で「催眠魔」(TO)を墓地に落とす。
さあ2ターン目、「再活性」で場に出そう。8/8飛行だ。もちろん11ライフを失うが、それがどうした。
むしろ8/8の飛行で3回殴れば勝負は決まってるとは思わないか。しかも3ターン目に殴りかかってくる。
ハ?
あとやっぱり外せないのが「荒廃の下僕」(TE)か。
黒黒黒(3)という色拘束の強い6マナで★/★にトランプル付き。
★は何で決まるのか。それは場に出たときに好きなライフを支払う事で決まる。
第1ターン、「入念な計画」でこいつを墓地に落とす。
2ターン目、「再活性」で場に出そう。ライフは10くらいが妥当。プラスして6ライフは失うし。
その後2ターン、10/10トランプルで殴りかかろう。なんか、あんまり芸が無い気がするが、無視だ無視。
まあ相手がバーン系だったら2秒で負けるが、関係ない。
この頃の黒いデッキが大好きで。
無法者とか言うな。
第139回6月11(水)
駆け抜けた風を追いかけたかった。待ってくれと。今の言葉を、もう1度と。そう思いながら手を伸ばした。
うえーっと、次は赤だな。
赤にはこれがある、「黙示録」(TE)だ〜!!の登場か。
もう赤にとって「赤の防御円」(7E)に対抗できるカードはこれしかない。
「崇拝」(7E)とプロテクション(赤)のクリーチャーが場にあって、赤い君は勝てるか?無理だろう。
ここで「黙示録」だ!!
効果はすごい。
全ての場にあるパーマネントを、ゲームから取り除く。以上。異常。
さあ、仕切り直しや!イチからスタートしてのダメージ・レースなら負けないゾ☆
・・・コストの話をしてない、だと?
大人には話すに話せない深〜い事情があるのだよ、チミ。
赤赤赤(2)の5マナ。これで満足か?あとこちらだけ手札の全捨ては些細な事だ。
「沸騰」(TE)も印象深い。
赤(3)という4マナ・インスタントで効果はシンプル。「すべての島を破壊する」、だ。
インスタントなのが心憎い。ターン終了時のこのカードは、全力で打ち消さないとならないのだ。
ただ、こちらがパーミッションな時には強烈な鬱になる。テーブルを引っくり返したくなること請け合い(体験談)。
「ラースの灼熱洞」というカードがあった。
赤赤赤(1)のエンチャント(場)。色拘束が強すぎるが、効果も異様。
何かがダメージを与える場合、それらがすべて倍になる。。訳ワカメ(恥語)。
「黙示録」といいこれといい、赤はバカなんじゃないだろうか。
「ジャッカルの仔」(TE)はもう、すごく大好き。
1マナ2/1。呼んで殴って殴ってしてるうちに勝てる犬。強い。
もちろんデメリットはある。こいつが喰らうダメージを、コントローラーも受けるのだ。
まあ戦闘すりゃ1発で死ぬし、だいたい1回甘んじればいいだけ。1マナでパワー2の方がもっと重要。
あと稀に「インフェルノ」(7E)が飛んでくるとコントローラーは12点だがな。
赤はバカなんじゃないだろうか(連呼)。
あと「モグの狂信者」(TE)や「ショッカー」(TE)、
何かのセットで復活していた気がする「突然の衝撃」(TE)なども大好きだ。
「ラースの灼熱洞窟」を張って、「ジャッカルの仔」をコントロール。
そんな状況で「インフェルノ」を打つだけで24点喰らって負けるというのが「テンペスト」の赤だ。
アホだ。
第140回6月30(月)
真っ直ぐになることが難しくなってくる。愚かになる。それも成長だ。
久々更新は「テンペスト」の緑ですか。
1度更新が止まるとパタッと止まるので、万が一続きを請う方は言ってください。
でないと素で忘れるから(えー!?)。
緑はクリーチャーの色。
そう言いたいが真っ先に思い浮かぶのが「魔の魅惑」(TE)。
緑緑(2)のエンチャント(場)はマジックのルールを根底から破壊する。
なんと3マナ以下のクリーチャーがインスタントでプレイできるのだ。
しかも驚かされる事にキャスト・コストを支払わずに。タダで。インスタントで。
は?
もう、普通に使っても緑のホード・デッキはワラワラと。
なんか、もう、訳ワカメ(恥語)な状況になる。お試しあれ。
もちろん基本はコンボ・デッキだ。3マナ以下とはいえ、クリーチャーがタダでインスタント。
は?
「ミリーの悪知恵」(TE)も好きなカード。
緑のみという1マナエンチャント(場)。しかも緑では珍しくドロー・コントロール系。
自分のアップキープの開始時にライブラリーの上から3枚見て、好きな順番で戻す。以上。毎ターンだ。
第1ターンに張ってしまえばあとは好き放題。
もちろん上2枚は解ってしまうが、デッキをシャッフルするとまたイチから。
今なら「長期計画」(SC)とかかな。なんかあんまり強そうじゃないけど。てーかどんなレギュレーションだ。
クリーチャーは「筋肉スリヴァー」(TE)から。
緑(1)で1/1のスリヴァーが最近のセットで復活したスリヴァーと合わせても最強。
「全てのスリヴァーは+1/+1の修正を受ける」という単純明快なテキストは実に意味が解らない。
まず「筋肉スリヴァー」自体が2マナ2/2。
あとのスリヴァーも強くなるし、2体目、3体目が現われると意味不明。
場に「スリヴァーの女王」(ST)でもいると泣きたくなる事請け合い。まあ、ヤツが出たら素で泣くが。
あと「スクラーグノス」(TE)も忘れずに。
緑(4)の3/4でプロテクション(青)。これだけだともう一息。
だがもう一行のテキストが青使いを破滅に追い込む。「スクラーグノスは打ち消されない」。
え、ルール無視ですか?
こんなの出されたら青単パーミッションは手の打ちようがない。ただ1つを除いては。
投了だ。
ラストに「新緑の魔力」(TE)。
緑緑緑(5)の8マナ。7/7。これだけならサヨヲナラ。
だがそれぞれのターンのアップキープの開始時、1/1の苗木トークンをゲット。こっちだけ。
つまりプレイした次のこちらのターンの時には、すでに2体の1/1が。この増殖量は本当に意味不明。
そして「踏み荒らし」(TE)だぁぁ!!
てーか「新緑の魔力」が場に出た時点で、黒くなければ投了決定。
黒ければ「恐怖」(6E)ですら屠れるから死ぬほど強い、というわけでもない。赤だと泣くけど。
今でも好きなクリーチャーのベスト10に入るね。
第141回7月1(火)
電話したところで、距離は詰まらないから。それを、知らなかったから。
「テンペスト」にはマルチ・カラーがありますので。
はじめて「ロボトミー」(TE)を見たときはニヤニヤした。
負けてもいいから、これを4枚搭載した青黒コントロール・デッキを作った。
「偏頭痛」(7E)を核とした弱い手札破壊系なのだが、何よりも、これを使いたかったのだ。
性格悪ッ!と詰ってくれて構わない。
「インベイション」に再録されたのでご存知の方も多いだろうが一応。
青黒(2)の4マナ・ソーサリー。相手の手札を見て、基本地形でない1枚を選ぶ。
その後、相手の手札の残り、墓地、ライブラリーから同名のカードを選び、すべてリムーヴする。
嫌らしすぎる。
「ヴァティ・イル・ダル」(TE)は流行らんかったな。
黒緑(2)の3/3レジェンド。対抗色なのが特徴的なクリーチャーだ。
タップすると、対象のクリーチャーのパワーかタフネスを、ターン終了時まで1にできる。
「ボール・ライトニング」(5E)が1/1速攻に!?
タフネスを指定すれば、毎ターン「ティム」系のクリーチャーで滅殺可能。
そりゃ流行らんか。
あとは「自然発火」(TE)とか結構使ったんだけど。
黒赤(1)のインスタント。某デュエル・コミック(某になってない)でも使われてた。
追加コストでクリーチャーが1体必要。効果は「すべてのクリーチャーに3点のダメージを与える」。
軽いインスタントなので戦闘中・戦闘後などにどうぞ。
よく「寄せ餌」(7E)と合わせて使った。クリーチャーが殴りあうデュエルでは、まあ強かった。
次回はアーティファクト。
「テンペスト」のアーティファクトはすごすぎる。
「アーティファクト・ブロック」として開発された「ウルザ・ブロック」よりも。
巻物とかメダルとかはさみとか棚とかブービートラ(以下略)。
「テンペスト」はマジック史上最強とも言われるセット。
そりゃ、昔の「アライアンス」などと比べると色褪せるが、近年では最強。
そして個人的にだがこの頃のマジックが一番楽しかったのかもしれない。
ま、もちろん今も楽しいけど。
やれば。
第142回7月2(水)
黒い髪の間から見えた風景が僕を呼んでいた。だから、彼女の涙が見えなかった。
さ、あと少しで「テンペスト」もおしまい。
アーティファクトの後は特殊地形。頑張れ牧場主!冬苺も応援しているぞ!(妄想)
まずはこれ、「呪われた巻物」(TE)。
史上最強のアーティファクトではないだろうか。
まずキャスト・コストが1マナ。軽い。第1ターンから場に出せる。
そして能力。3マナ払ってタップし、何でもいいのでカード名を1つ指定する。
そのあと、対戦相手は自分、つまりコントローラーの手札から、無作為にカードを1枚選ぶ。
選ばれたカードが指定したカード名だった場合、
対象のクリーチャー1体か対象のプレイヤー1人に2点のダメージ。
手札が「沼」のみの場合、
「「沼」。手札を1枚選んで。それが「沼」だったら好きなのに2点ね」という状況になる。
そして相手はこう言う。
「手札1枚しかねーじゃねぇか。「沼」だろそれ」
手札1枚なら2点ダメージ確定。
複数でも、例えば手札3枚が全部「沼」でも同じ。
手札は見られてしまうが、タダみたいなものだ。無色の2点ダメージが毎ターン。
極悪。意味不明。
アーティファクトなのでどのデッキにも入る。
「白騎士」(5E)1体に泣きを見た黒単、「サルタリーの僧侶」(TE)で死亡する赤単。
それらを一撃の下に駆逐する最強のダメージ源。
「煮沸ばさみ」(TE)も大好き。
2マナのアーティファクトで、これは場に出すだけでいい。
コントローラーのアップキープの開始時、手札が3枚以下なら相手に1点、が効果。
牧場主はツモ切りの赤単とか黒単が好きなので大愛用。
「手札?要らねぇ。漢ならその場しのぎで勝負だ!」というデッキが好きで。
人生に当てはめると大失敗を犯すが。
「呪われた巻物」も手札が少ないと効果絶大なので、合わせて。
普通に「インフェルノ」(7E)とかぶっ放してたの、この頃が最後じゃないだろうか。
「狂気の祭壇」(TE)も思い入れが深い。
2マナで場に出し、起動はクリーチャーを1体生け贄に捧げるだけ。タップ不要。
生け贄に捧げたクリーチャーのパワーの分だけ、相手のライブラリーのカードを1番上からリムーヴ。
今なら「狂気の祭壇」+「ラノワールのエルフ」(7E)+「魔の魅惑」(TE)+「衰微する土」(OD)。
スレッショルドを満たしていれば40回とか50回とか60回とか繰り返す。相手は次のターン、カードを引けずに負ける。
牧場主は昔、これ系のコンボで撃沈された。
エラッタ(正誤訂正)が出る前の「巨大鯨」(US)が死んだ瞬間生き返って場に出て祭壇が・・・!
くそ。
「巻物棚」(TE)。
青、次いで黒が好きな牧場主は、「呪われた巻物」より好き。
まずキャストが2マナ。軽い。そして起動も1マナとタップ。軽い。素晴らしい。
コストを支払い、手札から任意の枚数をとりあえず脇にどける。1枚でも、7枚でも、だ。
そして脇にどけた枚数だけライブラリーの一番上から引く。そして脇にどけたカードを好きな順番でライブラリーに。
強すぎないか?
好きな枚数引けるのも意味不明だが、順番で戻すのも意味不明。
今なら「ドラコ」(PS)→「うつろう爆発」(ON)で16点。コンボ速度が異常に・・・!?
でもデッキ名が「ドラコ・エクスプロージョン」というのはどうかと思う。
もっと、こう、「ドラコン・クエスト」とか(バッタものじゃねぇか)。
「巻物棚」はデッキをシャッフルさせるカードと併用すると詐欺。
ものすごく強い「ミリーの悪知恵」(TE)な感じで、任意の枚数、というのが非常に詐欺。
「丸砥石」(TE)は時々すごい「石臼」(7E)。
1マナでキャストし、起動は3マナとタップ。うーん。本家と比べて少し重いか。
ただ、相手のライブラリーを2枚めくり、それらが共通の色を1色でも持っていれば自動的に再起動。
単色デッキは土地が来ない限りすごいことになる。
特に、「マナ切り離し」(TE)をフルに使って勝負に出たあと張られると泣ける。
実体験だ。
ライブラリーが尽きるまで自動起動された事があるか!?
牧場主は、ある。
衝動的な殺人はこのような時に起こるのだと思う。
第143回7月3(木)
声を届けたかっただけ。思いは、その次でも良かったから。
特殊地形で。
「反射池」(TE)最高!!
普通に場に出て、タップするだけで好きな色マナ1つ。
というほど最強ではないが、個人的にはそう思えるくらい使い出が良い。
この土地は「あなたがコントロールする土地が供給できる色マナ1点を加える」という能力を持つ。
つまり、「反射池」と「真鍮の都」(7E)をコントロールしていると、
「反射池」は何のデメリットもなく好きな色マナを供給する。素晴らしい!
ただし場に「反射池」が4枚並んでいても、無色のマナすら供給できない。
さて「隠れ石」(TE)。
まずは普通に場に出てタップすることで無色の1点を供給。
そして(6)を注ぎ込めば永久に3/3のアーティファクト・クリーチャーとなる。
そしてそれは土地でもあり続けるので、状況が状況なら無色の土地として扱っても良い。
問題は「解呪」(7E)や「帰化」(ON)で爆死する点かな。
「不毛の大地」(TE)も流行った。
まずは普通に場に出て普通にタップで無色のマナ1点。
そして他にもタップして自身を生け贄に捧げると「対象の特殊地形1つを破壊する」能力も持つ。
後に「メルカディアン・マスクス」に「黄塵地帯」(MM)というのがあったが、
あちらは起動に3マナが必要なのに対し、こちらは「タップ+自信の生け贄」でよい。
まあ「黄塵地帯」は「3マナとタップ+何か土地1枚を生け贄」なので再使用は可能だが、普通は「不毛の大地」だろう。
では次回から「ストロング・ホールド」へ。スリヴァーの女キングさんのセットですよ。
第144回7月4(金)
ここからやり直すんだ、と。もう、次の一歩から、次の私がはじめるんだ、と。
さてさて「ストロング・ホールド」ですな。まずは白。
てか、なんかこのセットの白って弱いな。
むしろこのセット自体がそれほど強くないというか。
「コー」の種族はウザったいことこの上ないんだが、「で?」の一言で終わるし。
「若年の騎士」(ST)かなぁ。
白(1)の2マナで2/1先制攻撃。これだけ。コモン。
いや、強いんだけどね。相手が赤や緑でなければ。2マナだし。
ただ色拘束を強くすれば「白騎士」(LG)で、あちらは2/2に先制攻撃、プロテクション(黒)。
「戦天使」(ST)も出れば強い。
白白(4)で3/4、飛行、与えたダメージ分プレイヤー回復。
とはいっても今なら「賛美されし天使」(ON)という極悪クリーチャーがいるしなぁ。
そもそも6マナで3/4、しかも「恐怖」(6E)で即死では死体再使用デッキですら出番はない。
「スケープゴート」(ST)は多少思い入れが。
「神の怒り」(7E)と併用して使う。ハマれば相手は実に嫌な顔をする。
白のみのインスタントで、追加コストにクリーチャーを1体生け贄に捧げる必要がある。
効果は自分がコントロールする好きな数のクリーチャーを、自分の手札に戻す。軽いので「神の怒り」を。
だから?とか言わないように。
「潜伏場所」(ST)でもどうぞ。
白(2)のエンチャント(場)というレア。
効果は、手札を1枚ライブラリーの上に積む事で、対象のインスタントかソーサリーのダメージを軽減。
赤は死亡。
黒も「生命吸収」(5E)系は投了。
それ以外には紙。
次回は青。
マジックのルールを根底から叩き返す「ドリーム・ホール」(ST)の出番ですよ。
第145回7月5(土)
何もかもに頑張ってる?じゃなきゃ、それが今のあなたよ。
青い「ストロング・ホールド」。
なんか毎回更新という苦労の割りにリターンが少ないな。
まあ、当牧場の全コンテンツがそうだったりもするんだが。ダメじゃん!(自己完結)。
「ドリーム・ホール」(ST)。
エクステンデッドでは使用禁止カードらしい。知らんかった(コラ)。
どうも「MoMa」が原因で使用禁止になったらしい。なーんだ。まあ友人同士戦では使おう(コラ!)。
青青(3)のエンチャント(場)。
手札にあるアーティファクト以外の全てのカードのコストが0になる。
0になる、のではなく「同じ色を共有するカードを1枚、手札から捨てる事により、コストは0」。
つまり手札から「ショック」(7E)を捨てるだけで「インフェルノ」(7E)が撃てる。
つまり手札から何でもいいので赤いカードを捨てるだけで「滅殺の命令」(SC)が撃てる。
は?
デメリットは相手も影響下におかれる事と、Xは0になるということくらい。
どうしよう、テキトウな緑のカード2枚捨てただけで「錯乱した隠遁者」(UL)→「凶暴の命令」(SC)とか。
マナ・コストがゼロで場に1体の5/5、4体の6/6。
もう、どうでもいいや。
「銀のワイヴァーン」(ST)は牧場主的フィニッシャー。
青青(3)で4/3飛行で、青を払うと、対象の呪文がこいつ1体を対象としている限り、それを別のクリーチャーに移す。
「闇への追放」(7E)とかが効かない。
今では「水銀のドラゴン」(ON)という、同じ能力を持ったより強いクリーチャーがいるが、
当時単一対象の呪文を意に介さない巨大飛行クリーチャーなんてほとんどいなかったので強かった。
では黒で。「底なしの奈落」(ST)かなぁ。
第146回7月6(日)
「真実」なんて言葉は口に出すものじゃない。
なんか、「ストロング・ホールド」って面白くないな。
まずは「偏頭痛」(TE)かな。
「第7版」にも再録されたが、初出はこのセット。
黒(2)のエンチャント(場)だが、説明の必要はないんじゃないか?
対戦相手が手札を捨てる毎に、2点のダメージを与える。10枚捨てれば20点。
これと併用したのが「底なしの奈落」(ST)。
黒黒(1)のやはり3マナのエンチャント(場)というカード。
それぞれのアップキープの開始時に、プレイヤーは無作為にカードを1枚捨てなければならない。
それぞれが3マナと重くないのが特徴。
つまり当時なら「暗黒の儀式」(MM)から1ターン目に場に出せた。
初ターンからこういう展開になるとアドバンテージと言う点で実に有利になる。
だから「暗黒の儀式」は絶版になったんだろうが。
「底なしの奈落」はこちらも影響を受けるがそれは問題ない。
毎ターン2点は確定。手札は全てツモ切りしていけばいい。青はその場で泣く。
ただ「手札?何それ?あっそう」という赤単の速攻系にはこちらが泣くほど弱い。
黒も特に面白いカードは少ないな。
「エクソダス」は逆に半端でなく強いんだが。
第147回7月8(火)
未来に「例えば」なんて仮定が出てくるのなら、私達の関係も終わりにしましょう?
サクサク行くぞ。
まず火力という事で「炎の波」(ST)。
何かに再録されたんだっけ?そんな気がする。
赤赤赤赤(3)という、かなり人をバカにしたマナ・コストが特徴。
効果は相手と相手のクリーチャーすべてに4点のダメージ。すごく解りやすい。
ということでマナ・コストも解りやすく赤(1)くらいにすればいいと思う。
もしそうなったら牧場主はその瞬間からマジックを辞める。
ただ「ドリーム・ホール」(ST)を使えばタダだ。
まああのカードがあれば「炎の波」より「滅殺の命令」(SC)だよな(えー!?)。
もしくは「ラースの灼熱洞」(TE)を張って「焼けつく肉体」(ON)を打つ。カード1枚14点。
「投げ飛ばし」(ST)も優良カード。
これすら絶版という事は火力はいかに苦難の時代を迎えているかが解る。
赤(1)のインスタントで、追加コストにクリーチャー1体を生け贄に捧げる事が必要。
「投げ飛ばし」は生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを何かに与える。
要するに死が確定したクリーチャーに使ってもいいし、
3/1で6/6をブロックした場合、これを使えば相打ちにもっていける。分は悪いが。
あとはもちろんコンボ用。何某かの方法でパワーを1ターンだけでも20にすれば必勝確定。
そりゃ絶版か。
「ボール・ライトニング」(5E)を「投げ飛ばし」するのは定石だったんだが。
「ボール〜」は1ターンで死亡確定だし、合計赤赤赤赤(1)の5マナで普通に12点。
そりゃ絶版だよ。
第148回7月9(水)
光を掴む事は出来ない。
緑で頑張りましょう〜(?)。
「花の壁」(ST)は史上最強の壁。
緑(1)で0/4の壁というクリーチャーが「使える壁」の代名詞となっている。
何せ追加効果に「場に出た時カードを1枚引く」があるからだ。これは本当に強い。
緑が普通に2マナでカードを1枚引けるのだ。しかも壁とはいえ0/4なら序盤をカバーできる。
なんか「地の封印」(OD)とかあったが、比べると泣きたくなってくるな。
好きなカードといえば「根囲い」(ST)も。
緑(1)を支払い、ライブラリーの上から4枚を見せる。
その中の土地をすべて手札に加え、あとは墓地へ。当時は「誰が使うかバカ」と思った。
だが今ならスレッショルド、フラッシュバック、マッドネス、インカーネーションがある。
ぜひエクステンデッドでデッキを組もう、と思ったがどんなデッキなんだそれは。土地が手に来てもなぁ。
まあ「腹黒い夢」(TO)とかならアリかな。
ナシか。
あとこのセットといえば「スパイク」シリーズなんだろうけど、
ごめん。知らない人に説明するのが非常に面倒くさい(サイテー)。
とりあえずクリーチャーです(その説明はどうか)。
強くてウザいよ。
その説明もどうか。
第149回7月10(木)
風が気持ち良いと感じたのは久しぶりだった。風が現在を教えてくれたのだ。
「ストロング・ホールド」のマルチ・カラーはスリヴァーの宝庫。
最強は「水晶スリヴァー」(ST)か。
白青の2マナで2/2。そして全てのスリヴァーはアンタッチャブル化する。
とにかく個別火力や黒の単発除去系でスリヴァーが死ななくなる。どうしろというんだろう。
「給食スリヴァー」(ST)も「針刺スリヴァー」(ST)も使った。
どういうクリーチャーなのかはテメェで調べて欲しい。面倒だ(死んでこい)。
だがやはりこのセットのマルチ・カラーといえば。
「スリヴァーの女王」(ST)。
脅威のマナ・コスト白青黒赤緑という5マナ7/7。
当時このマナ・コストを見た牧場主は瞬時に「誤植だ」と思った。
なんだ5色5マナって。
能力もすごい。
(2)を支払うだけで1/1のスリヴァーが生まれる。
毎ターン数体のスリヴァーが増殖し、場を闊歩する光景は、相手側のは見たくない。
とにかくこのサイズなので火力で焼けない。
戦闘で破壊するのも容易ではなく、さらにほとんどの場合戦闘に参加しない。
そして自身が黒くもあるので「恐怖」(6E)や「闇への追放」(7E)が効かない。さあ、困った。
隣に「水晶スリヴァー」がいるともうどうでもよくなってくる。
「筋肉スリヴァー」(TE)がいると2マナで2/2が好きなだけ。
さらに「給食スリヴァー」や「有翼スリヴァー」(TE)がいるともうよく解らない。
次回はアーティファクトと特殊地形をまとめて。
後者は1つだけだしね。
第150回7月11(金)
神様は、頼るものが何もなくなったときにだけ、脳裏に現われる。
では「ストロング・ホールド」の最終回。
「罠の端」(ST)の初出がこのセット。
3マナのアーティファクトで、自分の手札よりパワーの大きいクリーチャーは攻撃できない。
つまり手札にカードが無ければ、全てのクリーチャーは攻撃できないということになる。なんだそれ。
「生体融合帽」(7E)のようなカードとあわせるのが一般的。
他にも「精神の渦」(WL)もベター。「ターボ・ステイシス」よろしく土地くらい引くだろう。
ノン・クリーチャーのコントロール系では良く見かける。重くもないし、黒で割れない点も○だ。
あとは「モックス・ダイアモンド」(ST)くらいかなぁ。
初期に出て今ではマジック史上最強カード「パワー・9」の一角を担うカード群をご存知だろうか。
たった青(1)でリスクなく1ターンを追加できる「Time Walk」(2E)などはじまるイカれたバカ・カードなどだ。
それらのなかに「モックス」シリーズがある。
どれも0マナのアーティファクトで、場に出して捻ると特定の色マナ1点を生む。
例えば「Mox Ruby」(2E)は0マナで場に出て、捻るだけで赤マナ1点。人をバカにしている。
「Mox」シリーズは各色用に5つ存在する。
「モックス・ダイアモンド」はその流れを汲むカードで、
これもまたやはり0マナで場に出るところまでは同じ。しかも好きなマナを1点。
これだけならもちろんカード化されない。デメリットは追加コストに土地を1枚捨てなければならないのだ。
絶妙なカード・バランスで、それでも有用なのだから恐れ入る。
割られてしまう可能性も土地より格段に高いとはいえ、やはり好きな色マナ1点は大きい。
「土地守」(MM)などとあわせればデメリットはカバーできるが、どんなデッキだそれは。
「ヴォルラスの要塞」(ST)はこのセット唯一の特殊地形。
まず普通に場に出て、タップすると無色のマナを生み出す。
そして黒(1)を支払いタップすると、自分の墓地にあるクリーチャー・カードを1枚、ライブラリーに積む。
さあ、「ドラコ」(PS)を墓地に落として「うつろう爆発」(ON)だッ☆
まあ色んな利用方法が出来る能力なのだが、
残念な事に「伝説の土地」であるので2枚目は置けない、置いたら即座に墓地、というのが難点。
だから流行らなかったんだろうナー。
では次回は「エクソダス」ですか。