マジックのお小言

0082.(2001年の総括と、2002年の抱負)1/4、2002

 2001年はどこから始まったのだろうと思ったら、「プレーンシフト」が発売される少し前だったらしい。以降、「プレーンシフト」から「アポカリプス」と「オデッセイ」が発売されたわけだが、よくもまあ買い続けて・・・ゲフゲフ。一年間総じてまったりと友人関係のみでの対戦に終止したわけだが、そもそもそれが牧場主のプレイスタイルであるので特に感慨はないな。

 2002年は公式大会に出てみようかな、と。エクステンデッドなどはカードの量的にダメなので、スタンダードオンリーになるが。でもなぁ・・・。絶対アホなデッキで出るぞ(笑)。「イヤン、バカン、40点の「猛火」(7E)で逝け!」とか、「行けアトガトグ(OD)よ!」とか。勝てねぇ・・・

 ま、ボチボチやろうかと(そればっかり・・・)。「トーメント」も普通に買いますが。HPとしては・・・「cardlist」の完成と、お小言のマメな更新。あとプレイヤーが、そうだな、片手の数くらい集えば、掲示板でも再開しようか。この片手の数というのは競馬もそうなので、まあどっちが早いか。

 公式戦とかチーム戦をやりたいなぁ。

0083.(近況)1/13、2002

 久しぶりにカードを買う。当たったレアで嬉しかったのは「迫害」(7E)や「名誉回復」(AP)とかかな。今日は河原町で買ったのだが、行った店でスタンダードの公式戦をやっていた。知ってればデッキ持っていたのかというと、まあそれはないだろうな。まだ「「シヴのワーム」(PS)が「今を生きる」(OD)で三回連続殴打し、一気に勝つデッキ」とかだもの。笑われるのがオチ。クソ。

 見ているとプレイヤーの動きの速さが尋常ではない。何だか牧場主にしてみれば「あ、あ、あ、待って待って。今何したの?勝手に解決するな「エンド」ってヲイ、何でいつのまにかクリーチャーがいるんだよ。手にある「除外」(IN)はどうすりゃいいんだよ。済ました顔で「どうぞ」とか言うなぁぁ!」という感じ。ちょっと目を離した好きに場に「魂売り」(AP)がいるのではやってられない。・・・とまあ、これは確かに誇張だが、実際牧場主の普段のプレイスピードよりも相当早い。これって結構ツライ。出来ればプレイする人は遅い方に合わせた方がいい。・・・合わせて欲しい。

 そしてカードスリーブを使ってない人は、いない。牧場主も最近になってようやく使い始めたが、100%ではない。しかも理由はカードが痛むから、という理由ではない。使ってないとマークド(カードに印をつけるイカサマ)してると思われるらしいからだ。冗談ではないのだが。まあ確かに牧場主はあまりカードを大事に扱わない。もちろん後生大事に持つような高価なカードを持ってもいないしせいもある。パワー9とか。

 一番金銭的な価値があるカードって何だろう。「Thawing Glaciers」(AL)とか「Force of will」(AL)とかしかないぞ。「マスティコア」(UD)の方が高いのか。「呪われた巻き物」(TE)や「モックス・ダイヤモンド」(ST)とか。何が高いのだろう。ていうか、持ってても使わない(使えない)しあまり意味はないのだが。こないだシングルカードで「死体の花」(MI)が数百円で叩き売られているのを見て涙したぞ。

 かなり好きなカードなんだがなぁ。生涯初のコンボ・デッキ、「プロスペラス・ブルーム」のおかげで思い入れは強い。

 このバカな性格は当時からか!?

0084.(好きなカード)1/14、2002

 一応まとめとして好きなカードを列挙してみる。意味はない。飛ばしてくれて可。まずはクリーチャー。もちろん1番手は「生涯一番好きなカード」と公言して憚らない「終末を招く者ショークー」(MI)だ。黒黒(5)の7マナで5/5飛行。タップすると黒でも何でも対象のクリーチャーをゲームから取り除き、+1/+1カウンターを乗せるバケモノ。ただし他にクリーチャーが1体でもいれば攻撃に参加できない。そしてアップキープの開始時に必ず3ライフの支払いを要求。場に「疾風のマングース」(IN)がいるとゴミになる女王(まあブロックはできるが)。今なら「デイガの聖域」(AP)などと合わせるかも。でもまあ相手が「リスの巣」(OD)を張っていても役に立たなくなるので現実味は極端に薄い。7マナだし。

 次は、なんだろ。「変異種」(US)や「マスティコア」(UD)にも思い入れがあるが逆に強すぎて嫌いという見方も出来るしな。多分「ラノワールの使者ロフェロス」(UD)かな。マナ・コストが緑緑の2マナで2/1。タップすると「コントロールしている森の数だけ緑マナ」。意味不明。もう何マナ出るのか数えるのもウザい。純粋なコンボ用としては瞬発力に欠け(1ターンのタイムラグは、コンボデッキにとって致命的)、あまり見かけることはなかったが。

 ・・・紙幅にキビシイものがあるな。次回、機会があったらエンチャント。

0085.(デッキネタ)1/17、2002

 くそ、こないだ面白いデッキ思いついたのに忘れてしまった。またコンボだが・・・。1回ネタバレするとほぼ通じないのにどうしても「まずはコンボ」という観点からデッキ構築を始めてしまうこの性格はどうなのか。あと「再生クリーチャーに「最下層民」(7E)つけて相手を嫌がらせてみる」とかよく解らないデッキを考案。赤相手には100%勝てそうだがそれ以外にはまあ負けるだろう。ガンバレ。

 「幽体オオヤマネコ」(AP)に「最下層民」つけると面白そうじゃないか。赤と緑には勝ち確定。間違いなく「解呪」(7E)が飛んでくるので「オーラ術師」(OD)4枚装備。あとは「デイガの聖域」(AP)と「ネクラの聖域」(AP)を4枚装備していれば勝てるんじゃない?「平穏」(7E)で壊滅も、その場合ネコがどうにかしてくれるだろう。問題は「苦悩」(OD)系の「−X/−X」に激弱な点か。面倒だから「聖戦の騎士」(IN)で黒を目の敵に。

 メイン

 幽体オオヤマネコ×4
 最下層民×4
 オーラ術師×3
 デイガの聖域×2
 ネクラの聖域×4
 解呪×2
 名誉回復×4
 死のわしずかみ×3
 聖戦の騎士×2
 魂の結合×1
 ジェラードの評決×4
 占骨術×2

 コイロスの洞窟×4
 平地×9
 沼×12

 サイド

 強迫×4
 苦悩×4
 仕組まれた疫病×2
 むら気な天使×1
 魔性の教示者×4

 サイドは適当だ。とりあえず序盤さえ乗り切ればあとは何とでもなるだろう。ダメージソースがクリーチャーオンリーなデッキなら、ほとんど負けないはずだ。「Fires」にも余裕で勝てるぞ。序盤さえ乗り切れば、の話だが。その序盤はネコと「ジェラードの評決」で乗り切れ。スレッショルドなど気にしない、ライフも「死のわしずかみ」と「デイガの聖域」のおかげで「占骨術」もバカみたいなX値で打てる。

 最後は「ネクラの聖域」で地道に削るか、ネコで押し切るか、莫大な「わしずかみ」でトドメだ。ネコは「敬愛される司祭」(OD)でいいのでは、という選択肢ももちろんある。だが、その司祭に「最下層民」のコンボは語られすぎて面白みに欠ける。加えて「ショック」(7E)で即死するのでは「最下層民」の意味が無い。「苦悩」にも弱い。基本的に再生クリーチャーなら何でもいいが、プロテクションを持っているとなお可。

 これでデッキ作ってみるか。また今度(=老後)。

0086.(確率論その1)2/2、2002

 デッキに土地は何枚入るだろうか。もちろんデッキ全体を鑑みての重さに左右されるが、だいたい23〜28枚ではないかと思う。23枚は少し厳しいかな。まあいい。で、だ。例えば60枚のデッキに25枚の土地が入っていた場合、パーセンテージは41.6%。つまり、ライブラリーの1番上のカードを引く場合(初手7枚も関係なく)、41.6%の確率で土地を引くわけだ。2枚引くとなると83.2%。3枚では125%。3枚引けば確率上は必ず土地を引くことになる(厳密な計算ではない。この%は微妙にずれてくる。そこは了承するように)。

 初手7枚。この中に土地は何枚欲しい?牧場主は、基本的に3枚、パーミッション系なら4枚がベストだ。2枚でもまあ、速いデッキなら構わないのだが、以降引くかどうかも怪しいので3枚は欲しい。初手7枚で計算上確実に3枚の土地が入るように仕組むには、60枚のデッキのうち土地は26枚だ。この場合3.03枚の土地が来る。だが25枚でも2.91枚の土地が来る計算になり、これはほとんど3枚といっていいかもしれない。

 土地が20枚しか入っていないデッキなら2.33枚。1回目のドローを終えても2.66枚。これではデッキは回らない。2回目のドローを終えると2.99枚となり、ようやく3枚目の土地をゲットできるわけだが、果たしてどう上手くいくかどうかは微妙なところだ。というよりも危険である。

 昔、ジャムーラサイクル(「ミラージュ」、「ヴィジョンズ」、「ウェザーライト」の事)が全盛期だった頃、緑単色ストンピィデッキが大流行した。1マナ3/3の「はぐれ象」(VI)や「収穫のワーム」(WL)などの軽コストでヘビーなクリーチャーが大暴れした。このテのデッキ、最も尖った物で土地は12枚しか入らなかった。デッキに対する割合で20%。初手7枚に1.4枚しか手にこない。だが、それでよかった。「ラノワールのエルフ」(7E)や「極楽鳥」(7E)というマナを押し上げるクリーチャーが存在したからだ。これらを4枚ずつ、計8枚と計算すると、マナ・ソースは20枚。初手に2.33枚のマナ・ソースが来る計算になる。もちろん初手に必ず1枚は「森」がないと始まらないが、1.4枚、つまり一応来る計算になっているのだ。

 ということは、残り48枚はスペルに費やせる。クリーチャー、クリーチャー救助、クリーチャー除去(緑には無いが)、その他ユーティリティ呪文など、最高級のカードを入れ放題だったのだ。弱いわけが無い。1ターン目「森」セットから「ラノワールのエルフ」(もしくは「鳥」)、2ターン目、「森」から「はぐれ象」プレイ、代価として「森」は墓地へ。3ターン目、「エルフ」と「森」セットから「収穫のワーム」、「象」アタック。4ターン目2体でアタック。ダメージはこれだけで9点である。4ターン終了時点でライフは半減しているのだ。冗談ではない。「巨大化」(7E)で12点分だ。

 だが、これは緑以外では成し得ない。純粋な黒単色のスーサイド・ブラックでも、いかに「暗黒の儀式」(MM)があったとはいえ20枚はあった。しかし普通にプレイしていると、5マナの「憎悪」(EX)を打つのに8ターン目までかかってしまう。8ターン目など、スーサイド・ブラックにとっては勝とうが負けようが終わっているはずのターンだ。だがそれをカバーしたのが「最強のマナ・ブースト・カード」である「暗黒の儀式」だったのだ(続く〜)。

 ※実際はもう少し楽観的に考えても構わない。この計算、すごくシビアなので。

0087.(「トーメント」発売)2/2、2002

 発売されてしまった「トーメント」。発売のローテーションが短い、とは思うのだが、それをもう「テンペスト」(まともに買い始めた頃)からずっと続けているので馴れた。・・・馴れたくないのが本音ではあるが。金銭感覚がマヒしてきているかもしれない。で、「トーメント」初のレアは「がむしゃらな略奪者」(TO)だった。3マナ2/2、速攻と先制攻撃。ランダムディスカードでプロテクション(白)。・・・なんか、もっとこうコンボ系のレアが良かったな。あとはいかにも嫌がられそうなレア。「盗用」(TO)とか。普通に使うには4マナとカード1枚使ってまでやることではないと思うが。「繁栄」(6E)と組み合わせると面白いかもしれないな。マナが払えるかどうかは、解らないが

 で、面白いコモンが「屍肉ネズミ」(TO)。久々のスーサイド系クリーチャー。1マナ2/1。以上。もちろんこれだけなら即刻禁止カードの仲間入りだが、このデメリットは序盤ではデメリットではない。まあ相手がフルバーン(クリーチャーを使わないタイプ。絶滅したモヨウ)ならキビシイが、最近ではまず無いといっていい。下手をすると「カーノファージ」(EX)を超えた・・・というのは言い過ぎか、さすがに。

 1ターン目に出れば素晴らしい活躍を約束してくれるのだが。あとはレアで「もぎとり」(TO)かなぁ。効果もさることながらあのイラスト。あれはマキコ前外相がモデルだと思うのだがどうか。ソックリじゃん(暴言)。2枚ゲット。手札に4枚揃うと嫌になる事請け合い。嫌だ、あのイラストは。

 あと「セラの天使」(7E)に合わせたのだろう、復活した「センギアの吸血鬼」(TO)を見て感慨深い。ていうか、復活するとは。まあ「火炎舌のカヴー」(PS)で憤死するのでどこまで活躍できるかは謎。とはいっても昔は昔で「剣を鍬に」(4E)のおかげで寿命はもっと短かったのだが。

 コンボ信者である牧場主は、もちろん「放射」(TO)をどう使うか、を考えてますよ。「未踏の開拓地」(OD)→「ミラーリ」(OD)、全力「猛火」(7E)でこっちは「赤の防御円」(7E)とか。何マナかかるんだ。よく解りません。ていうか、「ミラーリ」は要らないだろ。「放射」がそうなんだから。しかし普通に「ショック」(7E)に使っても面白いんだな。「名誉回復」(OD)を対象にとると「黙示録」(TE)だ。お、面白い・・・(やるな)。

 ま、ボチボチ買い続けましょ。散財だが。

0088.(懐古)2/8、2002

 マジック熱再燃中。いつまで続くか解らんが、「トーメント」のおかげでしばらく続くとは思う。「トーメント」自体がそれほどパワーを秘めた物ではないと思うのだがどうか。やはりブロックの2つ目は地味。1つ目の「オデッセイ」(前のブロックで言う「インベイション」、その前は「メルカディアン・マスクス」))は総量からも、メカニズムの浸透性からも結構力が入っており、3つ目である「アポカリプス」(その前は「プロフェシー」)は、スタンダードで使用できる時間が短いので、その分強力になっている。特に「アーティファクト・サイクル」(「ウルザ・ブロック」の事)の最後を飾った「ウルザズ・ディスティニー」(略語「UD」)は今でも寒気がする。というわけで、次の「ジャッジメント」(あれ?これってコードネームの方か?)に期待。早過ぎだが。

 このまま終わると懐古する老人のようでヘコむ。だがどうせだから昔の話でもしようか。何にしよう。英語版オンリーの頃か。最強のセットと名高い「アライアンス」とか。・・・すいません。ほとんどカードもってないデス。誰か「Force of will」(AL)を¥20くらいで売ってくれませんか。ロッチ偽者はカンベンですが。牧場主は「4th」や「ミラージュ」(略語「MI」)、日本語版黒枠の「クロニクル」(同「CH)」の頃からなので、「アイスエイジ・ブロック」の終焉の頃からだ。というよりも英語版は読めないから嫌いなのであってそもそも買わなかったとも思うが。「クロニクル」も英語版は未だに結構見る。白枠は特に嫌いではないが(まあどちらかといえばそれは黒枠の方が綺麗で好きではある)、特に欲しいとも思わないし。

 どうやって「ニコル・ボーラス」(LE)とか「黒き剣のダッコン」(LE)、「天使の炎ガブリエル」(LE)とか使うんだろう。ダッコンなんて何の要素ももたないただの「土地/土地」クリーチャーだし。当時ヤケで使っていた記憶が。・・・っとけ。

 ・・・ああ、やはり懐古になってしまった。むぅ。

0089.(確率論その2)2/13、2002

 0084.の続き、確率論。デッキを構築する際、そのデッキの核となるキー・カードは4枚入るはずだ。60枚のデッキに4枚。この確率を考えた事があるだろうか。いや、マジックが人生のメインとなっている人は通ってきた道のはずだ。しかしそうではない牧場主のような人間は、とりあえず「上限4枚」としか頭にいれず、現実的にどの程度の確率で引くか、というのは意外と考えない。

 60枚デッキに4枚、パーセンテージは6.6%。つまり、ゲームスタート時、7枚引くので「6.6%×7」という計算になる。実際は1枚引くと確率は微妙に変化するので確かではない。その結果、初手7枚に来る確率は46.2%。約半分だ。2回に1回は手札に1枚ある計算になる。ちなみにパーセンテージが100%を超えるのは役15枚引いた後になる。15枚引くと、計算上は必ず手札に来るわけだ。15枚、というのは先手で8ターン目だ。意外と遅いが、ドロー系やキャントリップ、しかも別に100%でなくてはならない事は無いから、大体4〜5ターンの頃には手にあるのではないかと思う。

 問題はマリガンだ。コンボ系のデッキの場合、キー・カードが手札に無ければほとんどどうしようもない。1回目のマリガン宣言後、手札は6枚。つまり「6.6×6」で39.6%。2回目となると「6.6×5」で33%と、もちろん分はどんどん悪くなる。普通マリガンは1回が限度だ。2回以上宣言するとそれこそゲームにならない事が多い。カード2枚分のアドバンテージはそう回復できるものではないからだ。

 結論。初手にキー・カードが無くても、土地事故でない限りゲームをスタートさせるべきである。なにせ初手7枚に無くても1回目のドローでは「6.6×8」で52.8%と、次に59・4%と分は良くなっていくわけだから。

 ちなみに真の意味のキー・カードとして、デッキに1枚しか入っていない場合。これは「魔性の教示者」(OD)系のサーチ・カードで引っ張ってくるのだが、純粋に計算してみよう。60枚に1枚、パーセンテージは1.6%。初手7枚に来る確率は11.2%とやはりお話にならない。・・・でも11回ゲームすれば1回は手札にあるわけで、牧場主個人としてはそれでも高いような気もするのだが(苦笑)。

 そしてそのパーセンテージが100を超えるのは平均55ターン後。ゲーム云々以前にライブラリー・アウトの危機だ。やはり「引くのを待つ」のは現実的ではない。そしてもっとレアなケース、「機知の戦い」(OD)デッキとしてデッキが240枚であったとしよう。・・・するんだ。

 デッキに上限4枚でも1.6%とよく解らない確率。これは「60枚デッキに1枚のカード」と同じ確率である。では240枚デッキに1枚となるとどうか。0.4%でそれはもう確率とはいわない気がする。となれば土地だ。この240枚デッキに土地は何枚必要なのか。公式戦でこの「機知の戦い」をメインに据えたデッキ、「BABEL」を携え参戦した笹沼はデッキ総数245枚、土地は98枚としている。

 パーセンテージは40%。これは60枚デッキに土地24枚と同じであり、やはり抜かりはないように見える。ただデッキの特性上、いち早くライブラリーを掘り進み、一刻も早く展開させないといけないため、出来れば土地は5〜6枚連続で置きたい。つまり12枚ドローのうち、6枚の土地が欲しいのだ。となると土地がライブラリーに対する割合は50%(60枚デッキに30枚)。異様に多いような気がするが、ドロー系、サーチ系のカードが大量に詰め込まれているのだ、問題ないと思う。まあ50%は言い過ぎか。45%として、245枚デッキだから110枚。牧場主はこうする。

 ・・・何かすげー楽しそう。「機知の戦いデッキ」作ろうっと。

0090.(「トーメント」購入記)2/15、2002

 1週間で15袋買っても、1日で15袋買っても(その1週間にもう買わなければ)同じなんだよな。くそ。なんだか労力の分損した気分だ。が、それを補って余りあるくらい、高価なレアが当たりまくってちょっと嬉しい。「ナントゥーコの影」(TO)はちょっと、何かおかしい。「死者の夜明け」(TO)もようやくデッキを組める枚数に。「イチョリッド」(TO)までも当たる。黒万歳!(違)。

 他には「復讐に燃えた夢」(TO)や「盗用」(TO)、「センギアの吸血鬼」(TO)、「郷愁的な夢」(TO)と、「トーメント」で価値のある順に当たっているような感じ。だがさすがに「ティーロ大隊長」(TO)2枚は当たりすぎだ。しかも1枚はFoil。要らねぇ。どうやって使うんだこの鳥は。

 そういえば「ガージゴスト」(TO)が¥300〜400程度でドナドナされていたが、あんなものか?ちょっと安すぎない?「茨の精霊」(7E)能力が5マナ6/8だぞ?使えないという判断なのだろうか。4回通ればそれだけで勝てるのだがなぁ。5マナ・クリーチャーで。

 とりあえずそろそろ購入は控えてデッキ作り始めよう。いくつか解体しないと。

0091.(近況)3/4、2002

 おっと、1ヶ月ぶりの更新かね。といいつつもコソコソカードを買ってはいたが。まあ「cardlist」の黒が出来たのでついでに近況でも更新してみる。面白いコンボ・デッキを2〜3思いついたのだがどれも致命的な欠陥があって牧場主向け(クリーチャーを一切除去できないとか、「島」を見た瞬間投了とか、「最後の儀式」(OD)でやっぱり投了、とか)。

 で、ちょっと調べたのだがまだ「心の傷跡」(OD)が高い。このカードをキーにしたデッキなのだが、なかなか安くなってくれない。効果の割に直接的な損害を与えない事が判明しているため、少しずつ値は下がってきているのだが、個人的にもっと急落するものと思っていたのだ。「オデッセイ」もそれなりに買ってはいるのだが、このカードと「玉虫色の天使」(OD)だけはどうしてか1枚も当たらない。数で言えば2〜3枚当たってもいいほどの量を買い込んでいるのだが、やはり当たらない。その代わり、とでも言うのだろうか、これまでやはり1枚も当たらず、コンボ・マスターの常としてシングル・カードを2枚買った「ミラーリ」(OD)がこの数日で連続して当たる。これでようやく4枚。次に当たったら暴れようと思う

 今月の「GAMEぎゃざ」誌に、業師中村聡がスタンダードで面白いデッキを披露している。「緑青白ビートダウン」で、もうこれはそのままトリーヴァ・カラーのクリーチャー・デッキ。面白いのは「春の儀式」(OD)と「ナントゥーコの養成者」(TO)のコンボで、実際に決まると筆舌に尽くしがたい効果を生み出す。スレッショルド・デッキなのに矛盾するいくつかのカードがあったり、「まやかしの記憶」(TO)という、いつ引いてもどう使ってもいいか解らないカードを使っていたりと、やはり一筋縄ではいかない人だ(笑)。

 最後に。日本選手権の地区予選に出ようかと。去年辺りから公式戦に出るぞ出るぞといいつつ、まだ公式戦バージンな牧場主なので。4月14日の近畿地区予選。スタンダードならエクステンデッドほど無惨な結果にならないだろう、と(笑)。あ、エクステンデッドで出場を強制されたら牧場主は「補充」(UD)デッキで臨みます。え?禁止?知らん知らん。牧場主の中では禁止じゃないし(?)。

 あと1ヶ月。もちろんコンボ・デッキで臨みます(ダメだ・・・)。

0092.(プロツアー大阪)3/9、2002

 90回目、か。100回目には何かマジック関係でイベント起こすかな。専用掲示板の再開とか、個人的に使いたくないのでFoilのレアプレゼント、とか。レアは勿体無いか。土地とか。うーん。あまり魅力的でない気がするのが当牧場ならでは。99回目更新後1年近く放置したりしてな。

 雑誌をパラパラめくっていると、今月15日(金)〜17日(日)にかけて大阪でプロツアーが行われるらしい。まあイベントや公式戦にほとんど興味が無かったので「そんなことも知らんかったのか」というツッコミはカンベンすれ、というのもあるが、ちょっと参加してみたいかな、と。もちろんプロツアー本戦ではなく(招待戦だしな)、サイドイベントのスタンダード、あるいはオデッセイのブロック構築。

 金曜日は仕事の関係上無理だが、16日(土)は可能性がある。13:00からスタンダード、か。どうせならネタとして9:00からのプロツアーニース大会の予選にも出てみたいな。日曜日は行こうと思えば行けるが、14:00からのスタンダード、あるいは10:00からのオデッセイブロック構築戦か。どうしようかな、という以前に1人では絶対行きたくない(迷う)ので誰かついてきてくれる人募集(笑)。

 スタンダードですか?赤いデッキには「最後の賭け」(7E)とか入ってるんですけど、外さないとダメですか。

0093.(近況・・・ではないか)3/18、2002

 91回目。あと9回。以前にも書いたが牧場主のプレイスタイルは「自分が楽しければ良し!」であり、「勝つことに意義は感じても固執はしない」である。もちろんマジックが仕事であれば別だろう。いくら面白くても勝てなければ「誰か何かやってる」で終わるからだ。だが牧場主のマジックとは趣味の域を出ないし、出る事はない。だからこそ、「自分が楽しければ良し」に通じるわけだ。

 これはこれで情けない事であり(特に「勝つことが第一の歓びと感じられない」ことが致命的)、一定以上の人と価値観を共有する事は出来ないのだが、しばらくはこれで突き通すことになると思われる。・・・1,000連敗とかしないかぎり。スタンスは「20点の「猛火」(7E)」である。だから「対抗呪文」(7E)と「誤った指図」(MM)は生涯倒すべき敵である。今は「機知の戦い」(OD)と「死闘」(TO)で考案中。

 だからデッキの考え方はこうだ。

 ・そのターンのうちに20点以上のダメージを与えたい。
 ↓
 ・たまたま「偏頭痛」(7E)に目が行く(
これが致命的)。
 ↓
 ・手札を捨てさせる毎に2点。となれば一気に10枚捨てさせればいい。
 ↓
 ・だが普通手札10枚など相手は持っていない。
 ↓
 ・なら持たせればいい。
 ↓
 ・単発ドロー系のカードでは追いつかない。
 ↓
 ・ある程度のデメリットを甘んじても、相手に5枚以上(出来れば10枚)一気にドローさせたい。
 ↓
 ・(ここで「探索するフェルダグリフ」(PS)を思いつくがテキストを読んで強制ではなく落胆する)
 ↓
 ・しかし考えるとドローでなくても「手札が10枚以上あり、それを全捨て」でいい。
 ↓
 ・「激動」(OD)はどうか。
 ↓
 ・手札は一時10枚以上になるがそれをそのターン中に全捨ては厳しい(「激動」後だし)。
 ↓
 ・では「脱出」(7E)はどうか。
 ↓
 ・相手がノン・クリーチャー・デッキやパーミッションもありうる。
 ↓
 ・ここで「コンボ・デッキだしパーミッションに当たると泣くよな」となり
考えるのをやめる

 と、こうなる(ダメじゃん!)。まあ9マナあれば「激動」→「偏頭痛」の連続プレイも可能だし、もしかしたらそれだけでかなりのダメージを与える事も可能かもしれない。問題は9マナ揃うまでに撲殺される可能性が非常に高い事だ。しかも青黒って大流行中だから(よもや「サイカトグ」(OD)デッキが本当にトーナメントシーンで大活躍するとは思わなかった。勉強不足だ)、一層引く。

 「放射」(TO)を「ミラーリ」(OD)って誰しも考えるじゃない。ね?

0094.(かの男、伝説なり)3/25、2002

 更新するの忘れてた。ぎゃふん(恥語)。というわけで来る24日(日)(←何度も書くが誕生日であった。何度もヘコむ)、油氏とマジックin日本橋某所。とにかく以下の油氏の行動にツッコミを入れてみろ。

 「えーと「暗黒の儀式」(MM)から「黒騎士」(5E)に「邪悪なる力」(7E)をつけて、と」

 ツッコミ所は4点。解ったかな?では正解だ。

・「暗黒の儀式」はスタンダードの歴史から外れてかなり経っている(エクステンデッドでは禁止カード)。
「黒騎士」っていくらなんでもひどいと思う
・この時代に黒単ウィニーかよ(三村風)。
・それ以前に疑問をもってください。
何もかもが間違ってるので

 以上。あと「出てこなかったけど「惑乱の死霊」(4E)がいた」だって。「いた」じゃねぇよ!クリーチャー初の制限カードだろ!(注釈。「惑乱の死霊」マナ・コストが「黒黒(1)」の3マナで2/2で飛行、ダメージを与えるごとに与えられた側は無作為に1枚捨てるという極悪生物。現在制限は解かれているようだ(未確認)。とにかくクリーチャーは所詮「神の怒り」(7E)で絶対死ぬので制限・禁止カードになることなどありえないのだが、こいつは別)。

 あとはもう涙涙のカード群。「ストロームガルドの騎士」(5E)に数回殴られ、「墓石の階段」(MI)で何だかよく解らない事になって、「憎悪」(EX)で瞬殺された。こちらの素晴らしいクリーチャーであられる「聴罪司祭」(OD)が紙屑に見える(白黒のグッドスタッフ系のデッキ。割と普通)。

 久しぶりに「弱者選別」(EX)(←すごい「暗黒の儀式」)を見て虚ろな目をする牧場主。相変わらず油氏はほぼ全てのデッキで黒い。この人が青とか緑とか使ってるところを見たことが無い。「油氏=黒単」はかなり有名なので、まあ「聖戦の騎士」(IN)でも置いとけば瞬殺できるだろう。あ、でも今はタナカマキコ「もぎとり」(TO)があるか。あればかりはどうしようもないな。

 しかし牧場主もエクステンデッドでデッキ作ることになると間違いなく今以上に瞬殺系に走るので人のことはあまり言えない。「死体の花」(MI)とか。「ヨーグモスの意思」(US)とか。「時のらせん」(US)とか。後者2枚は禁止カードらしいが。知らん(コラ)。

 でも、やってみたい意志はずっとある。だがせめて「ミラージュ」以降でひとつ。

0095.(近況)5/9、2002

 うわお、1ヶ月以上開いたか。ネタが無いというのも確かにあるが、どうしてもマジックに対するテンションの波があるのでこればかりは仕方ない気がする。そうこうしていると「ジャッジメント」発売まで2週間程度。財布を眺めつつ鬱な気分になるのはもう慣れた。とりあえずドカッと買ってそれ以降はシングルで買い漁る買い方が定着してしまった。少し昔までシングルも嫌いだったんだけどなぁ。背に腹は変えられないし。

 今、そのマジックのテンションはかなり高い状態にある。何か、すげーやりたい。でも、時間と相手に苦労するのはマジックの罪だろう。とりあえず今あるデッキは全て解体しようと思う。ただ、その中でも1つかなりお気に入りなデッキがあるのでそれだけは残しておこう、と。もちろんコンボ系だ。勝率は今のデッキの中で最も低い。10回に1〜2回しか勝てないくらいではないだろうか。でも、いいんだ。好きだからッ(虚ろな目)。

 黒3色(黒青赤)なのだが、致命的なのがクリーチャーを一切除去できない点。困った(アタリマエだ)。「殴り殺される前に決めろ」というコンセプトなためなのだが、どうにもビート・ダウン系のデッキとは死ぬほど相性が悪い。相手が初手に「森」を置くだけでカンベンして欲しくなる。「獣群の呼び声」(OD)とかもう見たくない。この3色でクリーチャーをどうこうできないというのは致命的というよりもバカなのだが、あまりにも情けないので次のヴァージョンでは「排撃」(IN)や「荒れ狂う夢」(TO)、「脱出」(7E)を投入してみたが、やはりコンボのスピードが極端に落ち、かつ根本的な解決にならないため、殴り殺されるという結果はほとんど変わらなかった。

 青ではダメだ、と赤に焦点を絞ってみたが、タフネス3以上のクリーチャーをサックリ(出来れば複数体)除去できるカードなどないので(「地震」(7E)がほぼ唯一の答えだったが、「ボールシャンの協力者」(TO)やただの「嵐景学院の弟子」(PS)に殴り殺されるという苦い経験をし、ボツ)、やはりというか黒をフィーチャリング(?)。まずは「もぎとり」(TO)だが、どういう状況でも「沼」は4枚以上並ばない。3色、かつかなり重いデッキ構成なので基本地形は並ばず、特殊地形や各種「カメオ」が何枚か並ぶ(何か、「そりゃ勝てないだろ」とかには気づいてるのでツッコミ不要だ)。

 マナは出る。1枚のカードで複数体の除去をしたい。最高の答えは「神の怒り」(7E)に他ならないが、4色、しかも緑を使わないとなれば冗談ではなく勝てるものも勝てなくなる。だからといって「疫病風」(PR)とかも問題外だぞ(ていうかレギュレーション外です)。

 黒に来る前に「罠の橋」(7E)という試案もあったが、このデッキは「行き詰まり」(OD)や「占骨術」(OD)、果ては「金言」(OD)まで満載なため手札が枯渇する事はありえず、またデッキの特性上手札で勝負するタイプなので常に6〜7枚は保持し、つまり殴り殺されるのだ。

 相手がノン・クリーチャーなどの遅く、かつ手札で勝負するパーミッションやコントロール系には組みし易いが、現況、そんなデッキはほとんどない。その後「ゾンビの横行」(OD)、「不快な夢」(TO)、「チェイナーの布告」(TO)と試してみたがどうにも上手く機能しない。唯一「陰謀団の拷問者」(TO)が「おっ」という働きをしたが、そうするとこのクリーチャーがデッキ中唯一のクリーチャーとなるので(ノン・クリーチャーなので)長生きはしなかったし、ほとんどの場合追いつかず、かつ自身・効果共に脆弱であった。残る思案は「虚空」(IN)、「予言の稲妻」(AP)、「クローシスの魔除け」(PS)、「疫病の蔓延」(IN)などだが、どれも頭の中でシミュレートするだけで結果が見えてしまっている。ただ思いついた中で面白そうなのは「偽り」(AP)で、コスト、効果を眺めると有用そうではある。少なくとも「排撃」(IN)よりは。

 というわけでデッキ組んでみるか。でわ。

0096.(「ジャッジメント」発売)5/24、2002

 ドカッと買って使ったお金の事は忘れる。これに限る。・・・限るわけないやろ(関西弁)。さて、記念すべき第1パック。まずはコモン〜♪。・・・「防衛魔道士の代言者」(JD)。3マナ1/3で、タップし、相手の墓地のカードを何か1枚手札に戻してやると(強烈なアドバンテージだが)、発生源1つからのダメージを軽減し、ゼロに。微妙だが使いようによってはデッキのキー・クリーチャーとなりうる。墓地のカードを手札に戻してやっても苦にならないデッキ構築を考えよう。例えばマナ拘束(土地破壊系や「冬の宝珠」(5E)に代表されるロック系)になるのかな。

 「ネズミの饗宴」(JD)は何に使うんだろう。使えそうで多分使えないコモン第1号に認定。絵がキレイなのは良し。「突然の力」(JD)。「巨大化」(7E)にキャントリップがつくと4マナになった。もしくは「樫の力」(7E)にキャントリップがつくと+7/+7が+3/+3になった。一瞬かなりの弱体化かと思ったが、緑だしインスタントの4マナならギリギリ。加えてデッキ・タイプにもよるが+3/+3すれば充分だろう。「樫の力」はほとんどエンド用に投入される事が多かったが(なにせ1/1でも8/8なわけだし)、キャントリップになってより使いやすくなった気がする。有用コモン。

 「燃えさしの火弾」(JD)。7マナインスタント(!)でキャントリップ付き「稲妻」(4E)。7マナて。赤単のバーン・デッキでは払える頃には勝とうが負けようがゲームは終わっている。青赤のパーミッション系なら・・・。それでも「予言の稲妻」(AP)だろうが。ま、レアとコモンだし。

 「忘却の掌握」(JD)。かなり使えると見たがどうか。色拘束の弱い2マナの打ち消し呪文。しかもキャントリップ付き。ウッハウハ。とはいってもさすがにこれが打ち消しのメインでは頼りないかな。墓地がゼロなら何の憂いも無く打ち消しを無効化されるのも困り者。ま、それでもカード1枚は引けるわけだし。さて記念すべきレア第1号はぁぁぁぁ・・・。

 「汚らわしき者バルソー」(JD)。黒かよ。4マナ2/2でミニオンに+1/+1するゾンビ・ドワーフ・レジェンド(何者なんだ)。「黒黒黒」を払ってリムーヴさせると、赤と黒のクリーチャー限定の「黄昏の呼び声」(IN)。・・・¥300くらいでドナドナされているとみた。使えねー。

 7マナて

0097.(「ジャッジメント」その後)6/3、2002

 開封するのが面倒になることは、買い始めた当初絶対にないだろうと思っていたが、ここ最近はずっとそんな状況。誰か開けて色を分けてレアリティに分けてください(サイテー)。たとえば「テンペスト」ブロックの頃が一番充分に量を買えた時期で(販売状況と、自分の金銭状況が良い具合に重なった)、初めてのいわゆる「大人買い」(箱買いのことだ)は「テンペスト」だった。その後はずっと続いているが、数十袋を立て続けに開けるのは作業となってから、熱は少し冷めた気がしてならない。だから、発売前のカードリストはなるべく見ないことにしている。新鮮味を多少でも持たせるため。

 さて愚痴っぽくなってしまったが近況。何やら「願い」シリーズばかり当たりやがります。そろそろ発売元の爆破も視野に入れているのだが(待て)、とりあえず青はいいとして赤はいらぬ。個人的に絶対使わないと思う。そんな小細工、赤には似合わないからだッ!・・・そんな理由だが。

 あと「セファリッドの警官」(JU)。ハメクリーチャーなわけだが、どうよ。ただの3マナ1/1の攻撃が通るとは思えないし、通ったとしても能力から何とかドーピングさせてやりたい。そもそも1点の「地震」(7E)や「不快な夢」(TO)で即死するレアなど使う気にならん。確かに任意のパーマネントを手札に戻すのは強力ではあるが、それをフルに生かすには毎ターンの攻撃が鍵になる。可能だと思うか?おそらく他に目を向けたほうが良いデッキが作れる。そしてこんなバカレアばかりバカスカ当たる牧場主を不運と哀れんでくれ。さ、爆破準備だ。

 「寄生牙のマンタ」(JU)が食指を引く。ターンを与え、与えてくれるナイトメア・クリーチャー。任意のタイミングで取り除くギミックを取り込めば、2ターン連続。何とか相手の2ターンをどうにかするギミックも必要(最適は「オアリムの詠唱」(PS)なのだが・・・)だが、それをしのげばあるいは。もちろん、こちらの2連続ターンで仕留めるんだよ。コンボは1ターンで決めようとするから多少の無理が必要なのだが、2ターンの余裕があれば平気でその間に滅殺可能。だから飛行6/1で7マナは重い。これでは墓地再利用のギミックも必要になる。よって却下(却下かよ)。

 ていうか、なんか、「寄生牙のドレイク」(JU)って強すぎないか?3マナ3/4飛行?・・・クリーチャー対象のナイトメア効果だって「セファリッドの賢者」(TO)なんかで充分すぎるほどにカバー可能。そもそも3/4飛行が場に出るならその辺のクリーチャーなんて捨て置けるし。

 個人的に今回からパック内のカードの並び順が変わったのが納得いかない。元に戻して。

0098.(近況)7/26、2002

 1ヶ月半以上を放置。実際にマジックは3月下旬、「黒の魔人」、「暗黒の帝王」こと油氏(スタンダードだ、ってんのに素で「憎悪」(EX)が入ってるレジェンドな人)とやってから触れてない。いや、触れてないことは無いのだが、ゲームとして遊んでない。やりたい気は満々なのだが、どうにもこうにも社会人としての常識か単に牧場主の交友範囲が「つくる塊」の視野くらい狭いのか、相手がいない。

 さて愚痴はここまでで「デュエリスト・ジャパン」の最新刊が出たので更新となる。・・・チーム戦、か。そういえば以前どこかに書いた気もするが、やはりマジック系のコンテンツを持つサイト管理者としてはチームを組みたくなるというもの。ただし、3人が3人それぞれ、あさっての方向を向いたコンボ・デッキ。それはチームとしての意義があるのかは考えないことにする。作戦?戦略?なんだそれは(コラ)。

 もちろん相手が「島」を置くようなものなら懐に潜むキラリと光る鋭利な刃物を見せつけ(犯罪です)、こちらがキー・カードをプレイしたのと同時に相手が「島」を2つタップしようものなら「お前の人生もこの場でタップ・エンドしてやろうか」と睨みを効かす(犯罪です)。

 牧場主は現在「陰謀団の手先ブレイズ」(TO)と「リスの巣」(OD)を組み合わせたデッキを考案中。・・・ハナから「魂売り」(AP)プレイしろよ、というツッコミは無しだ。あとはマナがたくさんでる構築をし、「灰毛の定め」(JU)と「金切るときの声」(JU)を連発して「踏み荒らし」(OD)、というのが一瞬浮かんだが、大流行らしい「激動」(OD)で即死なのでやめることにする。

 あーマジックやりてぇ。

0099.(デッキ名)7/30、2002

 デッキには名前がある。アーキタイプとして総称するためはもちろん、個人で作ったオリジナルのデッキに、名前を付けたりは、しないだろうか。あ、しない、と。いや、終わっちゃうじゃん。そうじゃなくて。つけない?牧場主だけ?作ったデッキ全てに名前つけるのはもちろん、「このデッキ名をつけたいからこういうデッキを組む」という本末転倒も甚だしい構築したりするのは。

 恥を晒すようで寒い話だが、昔とあるドキュメンタリー番組でロシアの特集をしていた。「ロシアの世紀」とかそういった特集名で、特に面白くもなんともなかったが何気なく眺めていた。そして、それこそ何気に「あー、ロシアって国旗の色は「白、青、赤」だよなぁ。デッキ作るか」と、こうなる。

 さて色は決まった。コンセプトも「ロシア国旗」の「敵対赤3色」である(こういったデッキ構築が意外と多いため、作るデッキほとんど強くない)。ロシアの国旗をご覧になれば解るが、上から順にバランスを取った場合、一番下に来る赤は散らす程度が紳士ではないだろうか(違うと思う)。

 となれば話は簡単だ。青白のフル・パーミッション+タッチ赤。もちろんノン・クリーチャー・デッキである。赤は唯一の勝ち手段である「ウルザの激怒」(IN)4枚のみに留め、あとは古き良きパーミッション・コントロール(プチ・リニューアル後は「ゴブリンの塹壕」(AP)を1枚入た気がする)。そしてデッキ名。おそらくこれは「Winning Post」などの馬ゲーを嗜む人間だからだろう、こういうのに名前を付けなければ収まらないのだ

 由来が「ロシアの世紀」とその国旗、決め技が「ウルザの激怒」(IN)、ということで「ロシアン・レイジ」(「エイジ=age、世紀」と「レイジ=rage、激怒、激昂」)というデッキ名に落ち着く。まさにシベリア並みに寒い気もするが、個人的な嗜好なのであえて気にしない事にする。ていうかデッキ・タイプはともかくとしてデッキ名も「サイカトグ」(OD)とかプライドが許さない。プライドで勝てるものでないのは確かだが、所詮遊びである。こだわりたい。

 そういう意味で「スーサイド・ブラック」(自虐的な黒。「憎悪」(EX)を中心に据えた超速攻型のデッキ・タイプで、遅くとも5ターン目には勝負が決まる)や「ミラクル・グロウ」(「土地譲渡」(MM)があるためデッキに土地が10枚程度しか入っていない青緑デッキ。バカみたいな速度で成長する「クウィリーオンのドライアド」(PS)が名前の由来)、「BABEL」(「機知の戦い」(OD)でナチュラルに勝つのが常道の240〜250枚デッキ。積み上げられるカード群がまさに「塔」で、「バベルの塔」が由来)などはなかなか見ていて楽しい。

 「Noir」というデッキは個人的にむか〜しあったんだけど。でもそれはフランス国旗のトリコロール(白青赤)に隠して黒で決めるという我ながらアホみたいなデッキだったのはナイショだ。もちろん由来は「Noir」(ノワールと読む)が仏語で、決めが意味である「黒」から来ていたのだが。

 白黒で「Noir」ってどういうことよ。あとプレイヤーがデッキ名に名前負・・・ゲフゲフ。

0100.(知らない人とのデュエル)9/24、2002

 ふと考えると、牧場主は大会とか、そのテのものに出場した経験がない。もともと高校時代から1人で始めたマジックである。高校時代、何よりもバイトに精を出していた牧場主は、ある程度散財できる程度の経済力は不幸な事に持ち合わせていた。その高校時代、マジックをやっていたのはおそらく校内で牧場主1人だったはずだ。結局高校を通じて染めたのは2〜3人で、その全員は現在マジックを離れている。

 で、だ。そこから始まって今に至るまで「見ず知らずの人といきなりデュエル!」という経験が・・・あるんだ、実は。実はというほどでもなく、以前のここでも書いた気がするが、1度だけある。それは・・・それはとても遠い昔。牧場主とべっち氏、マロー(6E)氏(仮)、そして当牧場が誇るブラック・ビッグお世話・レジェンド・油氏の計4人。全員が他店舗とはいえ同系列店で働いている、いわば身内。その4人が和気藹々とデュエルっていたわけだ。

 ちなみに会話は「うわ〜、また「墓石の階段」(MI)張りやがったよ!?」とか、「そこで5マナ出したら「憎悪」(EX)とみなしカード見るまでもなく投了」とか、「おい、なんで「死体の花」(MI)と「資源の浪費」(VI)がナチュラルに張ってやがりますか!?」とか、そういうものが大半を占める。

 つまり、我々以外のデュエリストが大勢いた中で、しかし我々はレギュレーションを無視しまくっていたわけだ(この時は「第6版」と「ウルザ・ブロック」がスタンダードだったと思う)。もとより我々以外でデュエルする事など想定外であったし、そもそも社会人4人が、しかもサービス業である我々が休日に完璧に休みを合わせることなど不可能に近く、1年に1度あれば僥倖という多忙っぷりだった。よってレギュレーションを合わせる連絡を取る暇もなく、暗黙の了解で全員が持てるカードを全て使い、あらゆるデッキでも笑いながらデュエルする、という大人のルールであったわけだ。

 とどのつまり、勝つことに固執しないわけで、楽しめればそれで良しなのだ。ちなみに牧場主はエラッタが出る前の「巨大鯨」(US)が「狂気の祭壇」(TE)に乗って0.5秒でライブラリー・アウトした記憶がある。以降あの鯨を見るとトラウマって身震いする。相手はマロー氏(仮)だった。

 そんな4人の中に、「対戦しませんか」と申し出た若者がいた。4人である。偶数なのである。年に1度のこの機会、というのを理解しろとは言わないが、出来れば放っておいて欲しい。だが、それを断れるほどに子供でもなかったし、相手は若かった(中学生くらいかなぁ。高校生かも)。

 牧場主はとっさに逃げようとしたが、残念な事に4人の中で最もスタンダードに近いデッキを使っていたのが牧場主だった。べっち氏は「モグの狂信者」(TE)や「火炎破」(VI)満載の「速攻ゴブ!」デッキ。マロー氏(仮)は「うわー「天秤」(4E)!?」と牧場主が叫んだのを覚えているデッキ(・・・よく考えると反則か)。油氏は・・・まあ、なんだ。真っ黒で「憎悪」が「生ける死体」(TE)・・・ムグムグ。まあ、なんだ

 牧場主は、ハマれば20マナくらい出るのを除けば普通のステロイド。4者のデッキを見渡した場合、この若者に与える精神的なダメージが少ないのは、明らかに牧場主であった。それに気づいた牧場主はすぐに違うデッキ(「プロスペラス・ブルーム」系)を取り出し「ははは・・・」と笑ってみたが、通用しなかった。3分後、牧場主の眼前には見ず知らずで無愛想で一生女と縁の無さそうな係わりたくないクソガキ(言葉を選びなさい)。

 まあ、普通にやって適当に負ければいいか、などとプレイ。4ターン目くらいであろうか。若者はそのターンに「森」をプレイした。そして全てのマナを捻りだしたかと思うとまた「森」を出す。「おいおい、待て待て」と止めにかかろうとすると、若者は思い出したかのように「あ、これ「マスティコア」(UD)です」と。「待てやコラ」。思うも口には出さない。というより、そういうダミー・カードの存在は知っていたが、セコいので我々は暗黙の了解で利用しないことにしていた。これは今でもそうである。無いものねだりはしない。あるものでデッキを組むのがデッキ・ビルダーなのだ。

 それ以前に事前申告しておくものだと思う。あれじゃあ手札にある「森」が本当の「森」なのか「マスティコア」のダミー・カードなのか解らない。確かに当時でもすでに「マスティコア」は値が張っていたが、それでも分別すべきだろう。手札でどちらにも使えるのだ。それはあんまりである。

 あと若者、プレイが早い早い。牧場主はゆっくりとブラフを織り交ぜながら相手に「フフン」と余裕をかましながらのプレイスタイルである(それもどうなのか)。しかし相手はアンタップから、戦闘を除けば終了まで1秒とかからない。「あれ?」と思っている間に「どうぞ」とか言われるのである。ちょっと待って。戦闘フェイズを飛ばすのは構わないが、いくらなんでもマイ・ペース過ぎやしないかね。呆然と場を眺めてこのインスタントをプレイすべきかどうか迷っていると相手の表情は明らかに「早くターン入れよ」である。あああああ、殴りたい。そして考えた結果相手の何かのクリーチャーに「じゃあ「火葬」(5E)」と宣言すると、相手が目を剥き「それは禁止カードじゃないですか!ダメですよ!」と怒られる。は、はぁ・・・。

 敗北直前。牧場主の手札は「火葬」や「火炎破」、「魔の魅惑」(TE)で埋まっていた。殺意を明確に抱いた。なんでこっちがいきなり乱入してきた人間にレギュレーションを合わせにゃらなんのだ。てめぇは「稲妻」(4E)で焼け焦げて死ね!とは大人気ないので言わなかった。

 それ以降、2〜3度対戦を申し込まれた覚えがあるが、全て0,001秒で断っている。今後も断る。人としてのマナーもモラルも欠如したバカに合わせる余裕も理由も無いからだ。そうと決めつけるわけではないが、もしそうなら、という仮定が存在する以上、断り続ける。

 以上、愚痴でした。

 ていうか、半年前に油氏とやった際、氏のデッキは当時からほとんど変わっていないことに気付く。

 ちょっとした殺意を、しかし明確に抱く(笑)。

0101.(デッキ製作中)10/2、2002

 デッキのコンセプト自体はよく浮かぶ。浮かぶのだ。ただ、それをメモったりもしないためによく忘れる。何か他の事が頭にあった場合などは顕著で、そういう情けない経緯で埋没した考案は枚挙に暇がない。だが、幸いにもキー・カードを4枚目のつく場所に置いておくという処置を思いついた。そして前もって言っておく。昨日の夜考え始めたとき、すでに酔っていた。酔いながら公式ハンドブックなどを読んでいたのだ。

 今日愕然とした。机の上には4枚の「道徳の変遷」(JU)が・・・!?

 どんなデッキだ

 4枚って何だ。

 え、ギャグ?

0102.(記念。でも「オンスロート」)10/4、2002

 ワァァァァァァ!!(妄想上の歓声

 100回おめでとー!!(やはり妄想上の歓声

 ・・・無性に泣きたくなってくるな。そこの人は牧場主のあまりの暇っぷりを褒めるといいと思います。てーかそれくらいしてくれていいだろう!(逆ギレ)。さて、「オンスロート」ですが、今目の前に強烈な量があります。もちろん全部が全部自分の物ではなく、一部を除いて販売用なのだが、今もって開封してはいない。それはなぜか。スポイラー・リストですら目を通さなかったのだ。今封を開けてしまえば絶対「・・・これは今製作中のあのデッキに入れれば・・・!」という事が起きる。ハッキリ言って現状で構想したデッキ・プランに構築が追いついていないのだ(こういうデッキを作ろうというコンセプトがあり、使用するカードも60枚決まっている。が、カードを探すのが面倒で後回しにしている状況)。そんな事態は北朝鮮(?)。

 あああああ開けてぇ!!というわけで公式ルールではまだ1ヶ月あるらしいのだが「インベイション」ブロックにサヨヲナラ。次回からは各エキスパンションの回顧をおこなっていきたい。しかし、現在7個程度デッキの構想を練ったのだが、「アポカリプス」の対抗色ダメージランドが消えるのは痛い。関係ないが相変わらず「地底の大河」(7E)が個人的に引っ張りダコなのは、性格からなのだろう。・・・友人が少ないのが非常に良く解る。

 うるさいぞ(逆ギレ)。

0103.(「オンスロート」デビュゥ(個人的に))10/15、2002

 発売後2週間。スコブル放置されていたのには理由はない。あえていうなら「開封した後の片付けが面倒だ」である。こんな人間が遊戯を許される「マジック・ザ・ギャザリング」。素晴らしい(論点が民主党です)。しかしCD代にして10枚以上の金額が段ボール箱の中で泣いているのである。このまま放置しておくほど・・・いや、まあ、今日段ボール箱に蹴躓いて転ぶまで忘れていたので説得力は民主党だが、バカではない。

 さっそく開けてみる。・・・なんだ、なんでパックが長細くなってるんだ。ああ、吊れるようにか。さっそく一番上のカード。・・・アンコモンだ。また順番変えてきてやがる。牧場主は「コモン→アンコモン→レア」と見るようにしているので、わざわざ裏向けて順番を変えてさっそく拝見第1号。「ただれたゴブリン」(ON)。黒い1マナ1/1クリーチャーで、場から墓地に行った場合対象のクリーチャーを−1/−1。おお、強ぇ。再生を許さない分「モグの狂信者」(TE)に近いコスト・パフォーマンス・・・って場にクリーチャーがこちら側しかいなくても強制発動か。むむ、辛い。

 アンコモン第1号は「まごつき」(ON)。「青青(2)」の4マナカウンターで、打消し後こちらのライブラリーを4枚見て好きな順で戻す。ちと重いが無条件カウンターで、しかもカード・アドバンテージの回復こそないが、ライブラリー操作。パーミッション系なら充分戦力になると思われ。

 そしてレア第1号。「慰めの防御円」(ON)。・・・レアが「防御円」かよ!?・・・ああ、もう嫌だ。キャストも起動も重い、クリーチャー・タイプ限定の「防御円」。しかも本体専用。何に使うのかまったくもってサッパ民主党。まあ、市場では¥200くらいで民主党されているであろうことを予測。くそ。

 個人的にはコモンの「諜報網」(ON)という1マナインスタントが印象的。対象のプレイヤー1人の手札を見て、ライブラリーの1番上を見て、「変異」クリーチャーの正体を見て、今度は自分のライブラリーを1番上から4枚見て好きな順番で戻す。・・・見すぎだろ。強いかどうかは微妙だが。

 でもまだ5〜6パック見ただけなのでなんとも。インスタントの火力が増えてるな。連鎖するやつとかやりすぎだろう。

0104.(推奨期間その1(10/16の日記参照))10/16、2002

 ようこそ初心者の方々。まずは100回以上の更新に驚け。そして褒め称えよ・・・!(架空の歓声に手を振って応える牧場主の図をご想像あれ)。

 ごめんなさい(速ッ!)。

 さてさて以下101回の更新を全力シカトする初心者のためのマジック講座。適度に(ふんだんに)毒の混じったこの講座をしばし楽しむがいいと思う。ということでさっそく第1回。まずは形から入ろう。当牧場での呼称は「マジック」であるが、巷では「ギャザ」、「M;TG」などいくつかある。その正式名称は「Magic;the Gathering(TMオペラオー)」であり、「マジック・ザ・ギャザリング」と読む。元々はアメリカ産である。

 基本的に互いがカードを出し合って戦う、とかいうカードゲームは全て、このマジックから派生したものだと思ってもらっていいと思う。あとは全部ニセモノ。バッタ物。2番煎じ。柳の下。告訴モノ(言い過ぎです)。あえて商品名は出さないが、アレとかソレとか全部ウソモノである(言い過ぎです)。

 で、結局何なのかという質問も当然として出てくるだろう。君は人の話を聞いていたのかね?結局はカードゲームである。卓上に互いが座って、カードを出し合って勝敗を決する。罷り間違ってもアウトドアっぽくはなく、スーパー・インドアであり、アクティブさは欠片ほどしかなく、知らない人から見ればそれはとてもやるせない気持ちになってくるカードゲームである(あなた本当に嗜む人ですか?)。

 次回へ続く。ことを自分で期待する。

0105.(推奨期間その2−始めるにあたって−(1))10/21、2002

 すでに「どうしてこんな企画はじめたんだろう・・・」などとプチ・ヘコみ中の「ブルー・マスターだけど黒にもちょっぴり心惹かれるよね?@牧場主」がお送りする推奨期間第2回目(ツッコミ不可)。興味を持ってみたもののなにをどうしてはじめればいいか編をお送りする。

 「面白いらしいんだけど、ちょっと恐い」、「面白いらしいんだけどどこからはじめればいいか解らない」、「てーかエキスパンション出しすぎだろ」などという初心者の方へお送りする今回だが、とにもかくにもただ1つだけ真っ先に言える事がある。それは「まずは嗜んでる人に接する」に尽きる。

 といいつつも牧場主はそうでなかったので説得力という点で問題があるが(市内で真っ先に始めた人間である自信がある。それくらい田舎)、知り合いに頭の先から爪先までアドバイスを聞いた方が、購入方法も効率的になるし、トレード相手になってくれるし、何よりも対戦相手に困らない。この対戦相手がクセモノで、学生はカードを買う金がないが、社会人はデッキ構築や実際の対戦に費やす時間を確保するのも厳しいが何より相手に困る。

 学生は言ってみれば「学校」という、閉塞的ながらも自己が決定できる自由の範疇で生きていけるため、比較的相手に困らない。だが社会人になると話は別だ。社会では個々の独立性を排する行為・行動に対しての制限が学生のそれとは比べ物にならないくらい多い。

 もし身近に嗜む人物がいるのなら、その人に頼るのが一番手っ取り早く、また賢いといえる。続きは次回。

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