京都にある写経司。般若心経・写経グッズを取扱しています。写経用紙・写経セット等、写経用品はこちらで。とりあえず写経を始める方にお勧めです。写経の作法・方法・様式をまとめてみました。

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写経と写経用紙と写経の方法と般若心経と各宗派と仏教
ご自宅での写経の作法・写経の方法・写経の様式(般若心経)

1.手を洗い、口をすすいで身を清める。

2.香をたき、室内を清める。

3.墨をすり、心をしずめる。

4.合掌礼拝

5.願文読誦

  真言は不思議なり、観誦(かんじゅ)すれば無明(むみょう)を除く。
  一字に千理を含み、即身(そくしん)に法如(ほうにょ)を証す。
  行々(ぎょうぎょう)として円寂(えんじゃく)に至り、去々(ここ)として原初(げんしょ)に入る。
  三界(さんがい)は客舎(かくしゃ)のごとし。一心はこれ本居(ほんこ)なり。
  我、今至心(ししん)に懺悔し謹みて般若心経を写経し奉る。
  仰ぎ願わくは、一字一文(いちじいちもん)法界に遍じ
  三世十方(さんぜじっぽう)の諸仏に供養し奉らん。

6.浄写(無我の境地に入り、至心に写経する)


写経の様式
写経と写経用紙と写経の方法と般若心経と各宗派と仏教

〔天地のあき〕
 写経用紙には、せまい方を天(上)に広い方を地(下)にします。罫粋があり天地の広さが ちがいます。  これは、経典を尊崇する意味で、古くから行われてきた様式に従っているのです。
〔内題(首題)〕
 一巻を代表する経題ですから、省略せずに正式名称で書きます。
 <例>摩詞般若波羅蜜多心経
  (真言宗系では仏説が加わります)
 長文の場合も一行につめ、しかも文字が小さくならないように書き、下に余白を持つのが、 正式の法式です。
〔本文〕
 一行十七字づめが約束。これは、唐代の初めに統一されたと言われていますが、十七字にこ だわらないものも少なくありません。
〔奥題(尾題)〕
 省略した題名が、よく用いられます。
<例>般若心経
〔願文〕
 祈りをこめて書く写経には、巻尾に願文を書きます。年・月・日、姓名、写経の場所、誰の ため、という様式です。
 修養や書道としての写経なら、願文を書かなくて結構です。
〔空行〕
 内題の前、本文と奥題の間、奥題と願文の間、巻末などに空行をとることは、古来からの様式 で、美的効果の上でも必要です。
〔誤字、脱字の処置〕
 脱字を見つけたときは、そこに筆先で黒点をつけ、脱字を行末に書きます。二字脱字なら、 二点をつけます。
 誤字は、本来、はじめから書き直すべきですが、誤字の右肩に黒点をつけ、その行の上また はそばに、正しい字を書けばいいでしょう。



7.祈念(それぞれの願いごとを書き、念ずる)

8.般若心経読誦(合掌)
(浄書したお経に目を通しながら唱える)

9.般若菩薩真言 三返

  オン ヂシリシュロタ ビジャエイソワカ

10.回 向

  願わくば此の功徳(くどく)をもって
  普(あまね)く一切に及ぼし、
  我等(われら)と衆生(しゅじょう)と
  皆ともに仏道(ぶつどう)を成(じょう)ぜんこと

11.合掌礼拝

12.退 座


浄写された写経用紙は、お近くの寺院に御奉納されると良いでしょう。
|佐|藤|文|庫|までご送付下されば、御希望の寺院(京都市内)に御奉納させていただきます。
お気軽にお申し付け下さいませ。 合掌。


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