夢幻の更新記


11月3日(金)
触れ合った喜びより、失った快感に焦がれて焦がれて・・・生きてゆくの?

エリザベス女王杯にウィージャボードは来ないんだそうだ・・・。
よく考えりゃ2勝目のかかるブリーダーズ・カップ〜フィリーズ&メア・ターフ〜があるもんな。
そこで勝って、去年と同じようにジャパンカップにきて欲しい。この調子だと今年のジャパンカップはすごいメンバーになりそうだ!

ところで。

最近ウォークマンを買った。

電気屋でパンフレットを手に入れて、あれよこれよと熟考。
ソニーの、という第一条件はあったが、どうせ買うなら、ということで最も容量の大きいものを。

というのでこれ

今まで携帯音楽プレイヤーというとカセット、MDしか持ってなかった。
なので今の軽量、高音質、容量の大きさには言葉通りの隔世の感があった。お値段は約3万円で。
嬉々として付属の音楽管理ソフト「Sonic Stage」で音楽を転送し、プレイリストを管理。次のCD、次のCDと取り込んでは転送の繰り返し。

あっという間に容量がなくなる

なんか・・・MDより不便だな・・・。

音質もヘッドホンに頼ってるところが大きいし、そもそもMP3変換だったら劣化はしてるものだし。

てかウィージャボード来ねぇし!(しつこい)。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月11日(土)
いつか君は、私の手を離れて、全ての祝福を受けた、愛に生きるでしょう。

なんというか、閉鎖の匂いがプンプンしている当牧場ですが(≧▽≦)

エリザベス女王杯の予想をしようじゃないか。

1番人気はダントツでスイープトウショウだろうと思っていたが、
前日最終オッズではカワカミプリンセスで2.7倍。スイープは3.7倍で、3番人気はアドマイヤキッス。
スイープ→カワカミ→ちょっと離れてディアデラノビアかな、と思っていたのでかなり意外だ。スイープは前走の5着でミソをつけたように判断されているのだろうか。

まずは天気だ。これを書いてる今、我が京都では雨が降っている。
競馬場のある京都府南部、土曜日の降水確率は70%、明日は40%から徐々に下がっていくという感じらしい。
パンパンの良馬場、というのは考えにくい。重馬場になるか、やや重で収まるか、というところだろうか。ただ、馬場予想はこれまで外れた記憶しかないのでその点もかなり不安だ。

うーん。

まあ、重馬場前提で話をしよう。

本命はアサヒライジング。

ロイヤルタッチ×ミナガワマンナという血統構成がすごい。
絶対スローペースでも34秒を切る瞬発力は出せそうにないが、しぶとく、そして力強い走りが魅力。
1枠1番ではもはや逃げるしかないが、渋った馬場で先行すればそのまま逃げ切ってしまう公算だって出来る。京都外回り2200mは先行馬が1頭は残るはず。

重馬場の適正は不明だが、有力馬が瞬発力で勝負するタイプが多い分、勝機はある。
5番人気という評価は妥当なところだが、牝馬同士なら距離は長いほどいい。2000m以上で先手を取れれば大きく崩れないはず。

対抗はカワカミプリンセス。

父キングヘイローのその父は80年代欧州最強馬、ダンシングブレーヴ。
母の父がシアトルスルーなら200mの距離延長も守備範囲のはず。距離適正はまだちょっとわからないところも多いが。
5戦5勝という成績も魅力だが、まだまだキャリア不足のためにこの16番枠という大外を今回はあえてポジティヴに捕らえてみた。絶対包まれないこの枠なら自分の競馬が出来る。

無敗でGIを2つ勝った馬とはいえ、まだどれほどのクラスなのかわからない。
逆にいえばファインモーションや、ちょっと無理があるが牝馬版ディープインパクト級であることも、現時点で否定は出来ないはずだ。

3番手はスイープトウショウ。

良馬場前提なら本命にした。牝馬同士なら絶対的な能力が違う。
去年のエリザベス女王杯で完璧なレースをしたオースミハルカを捕らえたあの脚はもはや伝説の女の域だ。
前走の天皇賞(秋)は5着だが、それでも0.4秒差だし、あのレースは100%力勝負を求めた、牝馬には酷なレースだった。あの結果はむしろ善戦としていい。

だがいつものように後方一気の瞬発力勝負なら届かない。
ただ、この馬をしてどんな展開、レースでも牝馬同士で惨敗、というのはちょっと考えられない。
父エンドスウィープはミスプロ系のアメリカ血統。重馬場はレースの工夫によってはこなせていい。まあ、絶対避けたいところではあるだろうが。

4番手はシェルズレイ。

渋った馬場になりそうなら、もう1度だけ印を打ちたい。
秋華賞を9番人気で0.4秒差の5着は頑張った方か。よほど上手く運ばないと入着は厳しそう。
だが、まだ未知ながらも魅力たっぷりのクロフネ産駒。ダート戦などパワー勝負に滅法強かったあの血が活きているなら、鞍上ルメールと合わせて一発がある。

アサヒライジングと先手を担う2頭が両方残るとは思えない。
ただ、その2頭のどちらかは3着以内に粘りそうな気がする。ライジングでなければ、それはこの馬だ、とも。

5番手はディアデラノビア。

切ろうかとも思ったが、牝馬同士のの中距離戦なら台頭がある。
良馬場ならスイープ、ディアデラの2頭にしようと思っていた。勝ち味に遅いが、本格化した今なら無様なレースはない。
後方から飛んでくるというイメージが強いだけに強気にはなれないが、能力だけを比較するならこのメンバーでも胸を張れる。あとは馬場と展開。自分でレースを作れないのが弱い。

穴指定はヤマニンメルベイユ。

右回りの成績が4−1−1−1なメジロマックイーン産駒。
正直大荒れになるとは思えないんだが、穴馬の中でなんとなく納得できるならこの馬かな、と。

あと、武幸四郎ここ重要)。

アドマイヤキッスは馬場と1ハロン長いであろう距離で切った。
中京だったローズSでは勝ったが、距離は2000mでも長いはず。ジェイドロバリーの血が濃すぎるのか。

サンレイジャスパーは迷ったが、良績が軽い斤量なのが気になる。
前走の府中牝馬Sは55kgで2着だったが、はじめて背負う56kgが、たかだが1kgとはいえ影響しそうで怖い。

フサイチパンドラは、まずカワカミ、ライジングの2頭よりも、現時点では劣る。
2kgの恩恵があるとはいえ、2頭も3頭も上位を独占するとは思えない。このメンバーになるとちょっと遅れをとる。

一応良馬場なら、ということで以下に印を。

重い順に、スイープトウショウ、ディアデラノビア、カワカミプリンセス、アサヒライジング、サンレージャスパー、穴はキストゥヘヴン。

そろそろI−PATにお金入れないとな・・・。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月15日(水)
けしてあなたと離れはしない。瓦礫の森の白い月を見上げて、はるか遠い時、黄金の記憶を、呼び戻すの。

3冠馬よりも珍しいGIレースでの1位入線→降着。
被害馬のヤマニンシュクルは右前浅屈腱断裂で競争能力を喪失、即座に引退となった。
対象馬のカワカミプリンセスに騎乗していた本田騎手は今年限りでの引退を発表。これが原因ではないというが、そうですか、と納得しろという方が難しいのも事実。

後味は確かに悪い。

2着入線から繰り上がり優勝となったフサイチパンドラにも、
「真&新・女王」の称号が一瞬で砕けたカワカミプリンセスにも、そしてヤマニンシュクルにとっても。

競馬はスポーツである。

ギャンブルでもあり、文化でもある。

だがその根幹はスポーツであり、ルールに則って行われるからこそ、その地位がある。

昔から「それが競馬、これも競馬」と言われているように、結果は甘んじて受け入れなければならない。

競馬関係者も、そして我々ファンも、だ。

話は変わるが。

今某TV番組で杉本清が「感動した競馬レースベスト3」を発表していた。

3位はディープインパクトのダービー、
2位はナリタブライアンの菊花賞、1位はオグリキャップの有馬記念だった。

嘘をつくな、嘘を

なんで杉本清の口からテンポイントの名前が出ないんだ。
競馬ファンなら全員無言で正座して観るテンポイントvsトウショウボーイの有馬記念があるだろう。

まあ、その背景を説明するのは難しいが・・・。

あと「競馬は感動します」と安売りするのは好ましくないなぁ。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月18日(土)
もうひとつ在る世界で、もうひとりのわたしがあなたと居る。

「GIレース前恒例のナルったテキストはないんですか?」
という問い合わせを自分でも驚くほど、処理できないほど大量に頂いた件(
1件)について。

すんません、なんか金曜日って呑み会な事が多いじゃないですか(≧▽≦)

来週もある気がするけど、ジャパンカップくらいは書きたい。

さて、マイルチャンピオンシップの予想なわけですが。

またしても雨予想の京都競馬場。
なんか先週もそんなことを言っていた気がするが、忘れたいと思う。
ただ、19日の京都は降水確率が60%。これではさすがに良馬場はない。あったら我を忘れて暴れると思う(
)。

本命はダイワメジャー。1番人気でもここは仕方ない。
サンデーサイレンス産駒は確かに重馬場に弱いイメージはあるが、それは瞬発力勝負する馬だけ。
同じサンデーサイレンス×ノーザンテースト配合のデュランダルに至っては、絶対に不得手だろうと思っていた重馬場のスプリンターズステークスで2着に突っ込んできた。

その「短距離配合」によるスピードは京都のマイル戦で最も力を発揮するはずだ。
大激戦だった天皇賞(秋)の反動だけが気になるが、現役サラブレッドの中でも屈指の安定感を持つ同馬なら心配ないはず。
皐月賞を制しながらも症状によっては致命的となる「ノド鳴り」を発症し、苦難の時期が続いた3歳時。懸命なスタッフの努力で復活を果たした去年。そして全てが開花した今年。

実力、成績、ドラマ性。

母スカーレットブーケのファンだった者も孝行息子の活躍に目を細めているだろう。

対抗はキンシャサノキセキ。

ダイワメジャー、ダンスインザムード、ステキシンスケクン、デアリングハートにプリサイスマシーン。
短距離戦らしく前へ行く馬が揃った今回。馬場を考えると追い込み一手では難しいが、それでも中団から抜け出せる瞬発力と器用さを兼ね備えた馬。

1600万以下を勝ったばかりだが、素質を見込んでこの馬に対抗を打ちたい。
南半球産で半年のハンデがありながらもNHKマイルCで3着に入った春。休み明けを叩いて3走目になる今回が狙い目。
おそらく本格化はもう少し先だろうが、ハマればここでも好勝負があっていい。リボー系である母の父プレザントコロニーの底力にも期待。馬名の由来はボクシングファンに聞くといい。

3番手は外国馬のコートマスターピースに。
唯一の外国馬も日本のスピードについていけるかだけが心配だったが、雨模様ということで出番がある。
父ポリッシュプレジデントはピルサドスキーと同じ。欧州では超一流ではないが、それでもフォレ賞、サセックスS勝ちは京王杯SCとセントウルS勝ちくらいの評価は出来る。

1枠1番だけに難しいところもあるが、「世界のデットーリ」の腕にも期待したいところ。

4番手はダンスインザムード。

前走の天皇賞(秋)での0.5秒差6着は仕方ない。
先行馬にとって過酷な流れの中、しかも最後は底力を求められた厳しいレースで、力負けだった。
だが2000mがこの馬にとってのベストではない。サンデーサイレンス×ニジンスキーなら2000m前後がベストも、牡馬と相対するならスピードの活きるマイルがベスト。

今年での引退が決まっており、この後は無事なら香港でのラストランを予定。
超が付く一流馬だった兄や姉にも負けない成績を残したお嬢様にとって、日本で見れる最後の姿。ぜひとも頑張って欲しい。

5番手はデアリングハート。

桜花賞3着、NHKマイルCを3着後、長い間不振だった。
だが今年になって復活の兆しを見せ、夏のクイーンC、そして府中牝馬Sの牝馬重賞を2連勝しての参戦。
大外の18番枠に入ったが、小柄でもまれ弱く、スタートしてから直線の続く京都のマイル戦ならむしろ臨むところだ。目標をここ1本に絞って調整されてきたのも○。

穴はステキシンスケクン。

逃げ切りか最後の最後でおしくも交わされ。それ以外は逃げ惨敗と逃げ馬ファンを喜ばせる1頭。
ダンジグ×ミスタープロスペクターというスピードの勝った血統背景で重馬場適性は不明だが、すっ飛ばしてあとは知らん、という潔い競馬が出来れば何かが起きる。

ハットトリックは前走が負けすぎだろう。復活があってもまだ先と見る。
マルカシェンクは「力はあって舞台もベストだが瞬発力を活かせなかったサンデー組」の典型的な例と予想。
最後まで迷ったのがアグネスラズベリだが、以上で挙げた5頭の中にはちょっと割って入れないと判断して見送り。今でもちょっと気にはなっているんだが・・・。

以上で。

つーか花ゆめの新刊、今月に集中しすぎ・・・。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月19日(日)
私は・・・天から与えられた「罰」と考えています。神は、誰かひとりのものであってはならない。

今日の日記について、マイルチャンピオンシップの回顧をするか、
それとも「
セーラー服にお願い!」(田中メカ、花とゆめコミックス)について語るかで書き出しに迷う30分。

ナチュラルに死ねばいいと思うよ(≧▽≦)

しかしながら今月5日のLaLa系発売日を完璧に忘れてた自分もどうなのか。
19日が日曜日だから、18日に花ゆめ系コミックスを買いに行くとセーラー服の新刊、しかも最終巻が並んでて吹いた。

まあ。

携帯のスケジュール管理に毎月5日と19日に「花ゆめ系の日」と登録してある牧場主には3億光年経っても栄光はやってこないと思う

やってくるのは外れる予想だけだヽ(`Д´)ノ

1着ダイワメジャー、2着ダンスインザムード、3着シンボリグラン、4着マイネルスケルツィ、5着キンシャサノキセキ。

3着と4着について1度も、名前すら上がってないのは気のせいだと信じたい。

コートマスターピースは出負けして見せ場すらなく。
デアリングハートも追走に手一杯で4コーナーですでに余力がなく、いいところなく惨敗。

ステキシンスケクンは予想通り逃げ惨敗で個性を発揮。

ヽ(`Д´)ノ

来週はジャパンカップ・ウィーク。
しかしダートの方には海外からの参戦が1頭もないというすごい惨状。
芝の方も史上最低出走頭数の参戦馬2頭。JRAは諸外国に対して本当に努力してるのかと疑いたくなってしまう結果だ。

てか、ウィージャボード、本当に偉いな。敬服するぞ、マジで。

来年から繁殖入りして、初年度のお相手はキングマンボだそう。

「好きな女性のタイプは?」と聞かれると「ミエスク(キングマンボの母。超名牝)とウィージャボード」と答える牧場主にとってその配合では娘しかありえない(死語)。

ナチュラルに死期が近いな。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月24日(金)
俺は200年かけて、必ずお前にたどり着く。今度こそ、きれいな体で。

11頭。

今年のジャパンカップの出走頭数を確認して、眩暈がした。
国際GI、日本が唯一、世界に対して誇示することのできるレースで、外国からの参戦がたった2頭。

これが現実なのか。

やはり日本は競馬後進国なのか。

100年の歴史は、300年の歴史の前には塵のようなものなのか。

違う。

それは決定的に、徹底して、違うのだ。
サラブレッドの力量だけでいえば、日本はもはや世界のトップレベルにある。
純然と整備された日本の芝コースは、2400mを2分20秒台の前半で駆け抜けられるほどのスピードをサラブレッドから引き出す。

ハーツクライはドバイで圧勝し、そして”キング・ジョージ”でも僅差の3着した。
ディープインパクトは失格となったとはいえ、あの凱旋門賞で勝ちに行っての3着だった。どれも世界最高峰のレースだ。
日本はもはや、「遠い島国で”競馬のようなもの”をやっているらしい国」ではない。門扉を堅く閉ざし、敵視せざるをえないほどの力量を備えた、世界に誇る屈強の勇者たちなのだ。

その結果、日本に”出稼ぎ”にやってきたのはたった2頭。

それは道理の話だろう。勝負にならないのなら、わざわざ遠征する意味がない。
ディープインパクト、ハーツクライの2強に、今年の2冠馬メイショウサムソン、そのレースですべて馬券に絡んだドリームパスポート。

欧米から参戦がなかったのではない。

参戦できなかったのだ。

だからこそ、2頭の参戦馬には敬意を表したい。

そして、もっと世界を怖気づかせようじゃないか。
そういうレースを、君たち11騎はできるのだ。さあ、世界のホースマンに胸を張ろう。
それは間違いなく世界の競馬に対しての恩返しになる。同時にそれは日本の競馬にとっては責務であることも忘れてはならない。

26回目の恩返し。

いつか時代が続き、その役目を終えた頃、日本競馬ははじめて、名実共に世界一の競馬大国になっているだろう。

その時代の競馬も、今と変わらず魅力的であって欲しい。

競馬を観てきて幸せだったと思わせて欲しいのだ。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月25日(土)
調律された紛争、と言ってほしいわね。理由も動機も成り立つわ。

たった11頭の予想なのに、これがまた難しい。
まず3歳勢がディープやハーツにどれほど立ち向かえるか、というのが解らない。
まさか2頭より強いとは思わないが、展開と2kgの利があればもしかすると、という思いもあるし、歯が立たない事も予想できる。

本命はハーツクライ。

ディープとの差でまず気になったのが臨戦過程。
ディープは10月1日からの直行で、ハーツは7月29日からの直行。3ヶ月の差がある。
普通ならこれほどの休み明けなら割引きも必要なのだが、このレベルになると関係ないと見る。むしろディープの過程に若干の懸念が残る。

当初、天皇賞(秋)に使うというプランまであった。
だからこそこれまでの調整に余念はないとは思うのだが、そもそもそのプラン自体が無茶だった。
凱旋門賞→ジャパンカップというとこれまでの参戦馬で何頭かいたが、あまりいい成績を残したという印象がない。やはり日本に来て2ヶ月では力を発揮できないのだろう。

その原因はやはり立地条件にあるのだと思う。
欧州からアメリカなどとは全然異なる、東洋の島国への遠征は想像以上に大変なはずだ。
ディープの場合、遠征ではなく帰国になるのだが、その精神的なプラス面でもやはり不安は拭えない。どうも勝ちきれない可能性のほうを強く案じてしまうのだ。

2強のどちらかなら、ハーツ。では対抗はディープ。

ということにはならない。

対抗はウィージャボード。
おそらく現役のサラブレッドで最も好きな1頭に挙げると思う。
英・愛のそれぞれのオークスにBCフィリー&メア・ターフを2勝2着1回など、GI7勝を誇る”世界の女帝”。

ジャパンカップのあとは暮れの香港カップで引退を予定しているが、今年になってもまったく衰えない様は立派。
エレクトロキューショニスト、デビッドジュニア、アレキサンダーゴールドラン、ディラントーマス、シロッコと相手にしてきたレベルが断然に高い。
去年のジャパンカップは5着といってもわずか0.3秒差。2分22秒1という常識を超えた時計決着にも対応して見せた。落ち着いた展開になるであろう今年は去年以上に勝機がある。

3番手はディープインパクト。

これで勝ったらもうどうしようもない

小頭数なのであと1頭ということで、4番手はコスモバルク。
去年のジャパンカップは14着。おそらく父のザグレブもあって時計勝負になるとからっきしなんだろう。
前走の天皇賞(秋)のように、底力勝負になると出番がある。これといって先行する馬もいない分、瞬発力勝負になっても厳しいが、スタミナの消費合戦なら出番。

スウィフトカレントはちょっと迷った。
コスモバルクが苦手にする展開ならこの馬が出てきそうではある。
3歳勢はよくわかんないので消した。どちらかならメイショウだが、ドリームパスポートの3着は考えられる。

あんまないと思うが、穴ならフサイチパンドラ一択で。
3歳GIから中1週でのジャパンカップ挑戦はあのシンボリルドルフだって3着が精一杯だった。
ただ、ポジティヴに捉えるとそれほど体調がいいわけで、このあとは休養が決定しているだけに目一杯の調整だろう。そして何といっても53kgの斤量。

まあ、このジャパンカップは馬券よりも観戦だ。

んで、ジャパンカップダート。

シーキングザダイヤは狙ってやってるはず(゚Д゚)!!!

まあ、シーキングザダイヤとシーキングザベストの区別の付かない牧場主は死んでいいと思うよ(≧▽≦)

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


11月26日(日)
あら、ご免なさい。腕より金で昇った人は、印象が薄くてねえ。

関西テレビの「ドリーム競馬」で、オリックスの吉井がゲスト出演していた。
番組的には関東でいう「スーパー競馬」なんだと思うが、まあそんなことはどうでもよく。吉井は結構競馬好きらしい。

レース後の感想で「いやー、ディープばっかり見てましたね」との優等生コメント。

変わって牧場主はウィージャボードしか見てなかったわけだが、非国民だろうか?

で、そのウィージャボード。レースはよく追い込んでの3着。
発馬後は後ろに下げて、最後方だったディープインパクトの前という後方待機策をとった。
レース自体スローになるのはわかっていたはずなので、デットーリなりの戦略があったのだと思うし、結果的にそう間違ってもいないと思う。

問題は3コーナー付近での位置取り。
ディープが大外からあがって行き、それに合わせてあがって行くつもりだったのかもしれない。
だがその3〜4コーナーで一瞬、行き場を失ったように見えた。前は詰まる、横からディープはあがっていく。もうこの時点で勝負あった。深いため息とともに天を仰ぐ。

ディープはいつも通りの競馬だった。もはやどうしようもない感じすらしたほど。
あの競馬をされてそれ以上の着順を求めるなら、よほど上手く完璧に内を付いて、かつ彼らに一抹のミスを期待するしかない。
瞬発力勝負では誰も、これは世界を見渡してもだが絶対に勝てない。もしかして折り合いに苦慮するかもと思ったが、スローだった今回でもそれほどかからず、しっかり指示に従った。

ただ、これは府中だから出来た競馬。
コーナーがキツく、直線の短い中山では、おそらく同じ戦法では危うい。
ただし、その危うさを露見させるだけの器用かつ従順でスピード、スタミナ、底力に優れた馬もそういないのが現実。

それが去年の有馬記念におけるハーツクライの競馬だった。

ディープは決して追い込み一辺倒のサラブレッドではない。
そうすることがベストなだけであって、好位差しの競馬も出来る。ただ、その競馬には紛れが生じやすい。
最後方から大外を回って追い込んで勝てるなら、それ以上の策は必要ない。逃げてそのまま先頭でゴールするのと同じくらい単純で、かつ必勝ともいえる戦法だからだ。

おそらく、有馬記念もどうしようもない。
ハーツクライがまったく見せ場もなく、ただズルズルと下がって10着に敗れたのも大きい。
ドリームパスポートが食い下がっての2着だったが、次走の有馬記念でディープに万が一があるなら、もうこの馬しかいないのではないだろうかと思う。

コスモバルクは直線で誰の目にも明らかな斜行を犯したがお咎めなし。
スローではあったが馬場がやや湿っていたこともあり、望んでいた「スピード勝負でも瞬発力勝負でもない展開」だった。
ただ、逆に言えばそのベストな展開で、もちろん上位3頭が強かったとはいえ4着ということは、これが限界なのだろう。有馬記念に出てくれば面白い存在になるが、そこまでだ。

ハーツクライの惨敗は関係者の後日談を確認したい。あまりにも無様だった。

5着はフサイチパンドラ。3歳牝馬の中1週を考えると非常によく頑張っている。
内容はケチをつけられるものではなく、来年になればもっと成長が期待できる。メイショウサムソンに先着したのは立派。
そのメイショウサムソンだが、特にこれといった不利やアクシデントなどは見受けられなかった。折り合えていたはずだし、それで伸びないのならば現時点では原因を特定できない。

ドリームパスポートはシーキングザダイヤと共に何か申し合わせをしたとしか思えない

しかし、惜しかったなぁ、ウィージャボード。
道中スムーズなら2着はあったのに。勝ちきるまでは到底無理ではあったが・・・。

誰かウィージャボードの仔を買って日本で走らせてくれないかなぁ。

フサイチとアドマイヤの人以外で(重要)。

=========

WEB拍手ボタンを設置しております。
押していただけるとすごくやる気が出ます!あらぬ方向へも!(
)。
発信者不明でメッセージも送れますので、匿名で言いたいことなどにもぜひぜひご利用くださいませ〜。

========


過去へ