2月2日(木)
私の命をあんたが食べてくれるなら、何だか死ぬのも、怖くない。
生まれてはじめてネットで映画のこと調べたよ。
生まれてはじめて。
・・・。
なにこの社会からの隔離感。
しかも結局よくわからんかったのだけれども・・・。
さて「ハツカレ」(もも森ミヨシ、マーガレットコミックス)にきゅうんとしつつ(死ねよ)、本日の日記。
メチャメチャ気になってる花ゆめ系の作家さんがHP持ってるらしくて行ってみるとやたらエロくてお気に入りに入れるかどうか迷う本日の日記。
・゚・(ノД`)・゚・
なんだろ。「ココイチ」行ったらカレーうどんが復活してた、くらいしか書くことないな。
あとはいきなり「好きな俳優」ベスト3に入ったあの人がいきなり死んじゃって次から観る気が失せてしまった「アンフェア」とか。
明日の鍋に牡蠣入れてくれとメール送るの忘れたな、とか。
みのもんたがサンコンさんに見えて仕方ない、とか。
なぜかCDの間から「ぐるぐる」(9E)が出てきて軽く鬱になった、とか。
人生頑張れ牧場主(自己暗示)。
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2月3日(金)
一人だけでも救いたかった。たとえこの手が無力でも。
ちょっと経ったけどWEB拍手の返信です。
・合間縫って来てみたら、ブックマークを選び間違えたのかと思いました…高解像度で見ると、間隔が少し小さいような…?
この直前にTOPデザイン変えたときのですな。
この意見をいただいた直後に少し余裕をもたせてみました。サンクスです。
当牧場はとりあえず「シンプルに」を心がけているので大幅なデザイン変更はこの後もないかと思われます。
たぶんそれ以前に、閉鎖。
・別に毎日更新でなくてもいいので、ブログに移行しないでほしいです。…あの形式、個人的には読み難く感じるので。
という意見があったのでブログ移行は中止に。
デザイン能力の皆無な牧場主にとってあのテンプレート群は魅力なんですけどね。
まあ特に「移行しなくてはいけない」という理由もないのでしばらくこのスタイルのまま続けていこうと思います。愛着もあるし。
でもFTPソフトを介せずにアップできるのって楽ですよね。
・良くなったんじゃないんですか?個人的に。
ありがとうございます。あんま変わってないですが。
気まぐれで飽きっぽい性格なのでまたコロコロ変わるかもですが今後ともよろしく。
・平安Sで13万馬券取っちゃいました。しばらく左団扇っす。
鬼畜米英!(?)
・回転寿司は良いですよね。お茶も無料で飲めるし…。(…)
そうそう、意外とこれも大きい。
他でも水とか自分で好きなだけ飲めるところが好きだったり。
しかも牧場主はやたら飲むんですよ。水でお腹いっぱいになってるんじゃないかというほどに。
でも1人で回転寿司っていくら男でも勇気がいる・・・。
「一見さんお断り」なところも勇気がいるが、回転寿司はチェーン店でも結構勇気がいる。
あとほとんどいつも「なんでも食べたくなる病」が発病するのもなんとかならんかなぁ。外食するといつも優柔不断になってしまう。
うまそうっ!うまそうっ!(おお振り?)。
・評価が分かりやすいです。鬼怒川ってどのクラスでしたっけ、500万下?
福島の500万下で芝2000m、だった気が。
今でも開催されてるのかどうかはわかりませんが。サファイアステークスみたいに。
つか競馬しない一般人にとって小倉とか大井とか船橋法典とかは異様にマイナーらしい。「どこそれ?」とか言うなヽ(`Д´)ノ
鬼怒川特別はマイナーすぎるか。つわぶき賞くらいでよかったか。中京芝1200m2歳500万下。
無くなっても誰も気付かない特別戦(暴言)。
・「番組の競馬番組評価」ナイスです。web拍手はひさびさですがいつもチェックしてます。
おお、それはどうもです。ありがたや。
考えてみるとこれはCDとかにも使えるんだなぁ。思うと結構便利。
やっぱり競馬しない人にはそのニュアンスが2億%くらい伝わらない危険性を孕んでますが・・・。
そういえばなんか今年は検疫が厳しくなったらしくて、
ディープはともかくハーツクライやカネヒキリのドバイ遠征が白紙になっちゃうんだそうですね。
なんだかレース前後3ヶ月間は検疫施設を出られないとか、それが現実になったらもう今年のドバイ参戦は無理なんじゃ・・・(゚Д゚)
この辺もBSEの煽りなんだろうか・・・。ぐへ。
今回は以上です。みなさまありがとうございます。ネタを(コラ)。
高津のスワローズ復帰がほぼ確定らしく。
好きな選手だけに見返してほしいと思う。頑張ってくれやヽ(`Д´)ノ
しかしその「ほぼ確定」ってどういう日本語なんだ。ちゃんと言葉くらい勉強しろバカスポーツ紙。
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2月27日(月)
どこへ行こうと、あなたの状況は変わりません。
端整な顔立ちに、優しい物腰。
誰に対しても敬意と誠意を持ち、何よりも馬を愛した。
気が付けば38歳になる。デビューから20年間に渡り、彼はターフを駆け続けた。
1991年、あれは第52回目のオークス。イソノルーブルという馬がいた。
前走1番人気で臨んだ桜花賞。
だがスタート直前に落鉄。そしてそのままレースを迎えた。
蹄鉄を打たずに走るということはつまり、裸足で走るということだ。彼女は5着に敗れ去った。
「裸足の姫君」
「魔法の解けたシンデレラ」
スポーツ紙はこぞってそう書きたてた。
しかし彼はそんな彼女の手を引き、堂々と栄光の座へと導いた。
彼にとってのGI初勝利。しかしそんなことよりも、彼は彼女を労い、褒め称え、そして愛した。
「貴公子」とも「王子様」とも呼ばれた彼には、ちょっとした不思議があった。
勝ったGIレースは全部で6勝。
1991年、イソノルーブルでのオークス。
1996年、ファビラスラフィンでの秋華賞。
1997年、キョウエイマーチでの桜花賞。
2000年、チアズグレイスでの桜花賞。
2000年、ファレノプシスでのエリザベス女王杯。
そして2005年、ヘヴンリーロマンスでの天皇賞(秋)。
そう、彼の栄光は常に、牝馬とあった。
おそらく、彼の人柄に彼女達も惚れたのだろう。そして逆に男馬は、そんな彼に嫉妬していたのかもしれない。
そう言うと、おそらく彼は困ったように笑うのだろう。その、誰からも愛された人柄そのままに。
今、1つの幕が下降りた。
舞台で主演男優を数々の女優とともに努めた彼は、静かにその降りる幕を見送った。
その目に溢れるものはない。降りた幕はまだ第一幕目。そう、彼が向かう先、見つめる先には次の舞台が待っているのだ。
今、彼に背を預けた女優達は、牧場に帰り、母になっている。
生まれた娘に、さぞ自慢げに話すのだろう。ただ一時でも、王子と恋に落ちたその夢を。
そして今度は立場を変えた彼に、自らの血を継いだ子を託すのだろう。そんな美しい光景が、この世界では叶うのだから。
2005年、ヘヴンリーロマンスで勝利した天皇賞は、JRAにとってはじめて、天皇皇后両陛下が臨席した「天覧競馬」だった。
そんな記念すべきレースを制した彼は、ウイニングランの後、馬上でゆっくりと歩みを止めた。
そして遥か高い位置の天覧室に向かい、ヘルメットを胸に、深々と頭を垂れた。その光景はまるで奇跡のように美しかった。
激しい気性でも知られるサンデーサイレンスの血をそのまま継いだ彼女は「暴れ馬」として有名だったが、その時ばかりはじっと佇んでいたのも印象的だった。
あの荘厳の空気の中の、おおよそ人間だけでは作れない至上の美。
翌日から彼のその行為に対する賛美がスポーツ紙を埋め尽くした。
だが彼自身はそのことについて、不満を隠さずに取材に訪れる記者に対して言い放った。
「勝ったのは彼女です。彼女をもっと褒めてやってほしい。讃えてやってほしい」
あなたは、そういう人だった。そしてそういう人であり続けてくれるのだろう。
2006年2月26日。騎手生活最後の日は阪神競馬場で迎えた。
もしかしたら、競馬の世界に神様はいるのかもしれない。
彼にとって最後の重賞競争となる阪急杯。
彼が騎乗したのは11番人気のブルーショットガンという馬だった。
彼の最後の重賞で11番人気。応援馬券を考えると、普段ならもっと低い人気だっただろう。
1分22.5秒後、阪神競馬場は無上の喜びの渦中にあった。
1着、ブルーショットガン。
けれどそんな幸せですら、神様は許さなかった。
その直後の、正真正銘彼の最後のレース。
最後の最後のレースも、彼は先頭で駆け抜けた。
日曜日を迎えての通算勝利数は1398勝。阪急杯を勝って1399。
騎手生活最後の騎乗で、1400勝目を刻んだ。
「競馬の神様が降りてきました。ほんと、幸せものです」
そうか、彼なら、競馬の神様も愛するのかもしれない。
彼の名は松永幹夫。
馬を愛し、馬に愛された1人の男が、静かに鞭を置いた。
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