夢幻の更新記

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「ゲームばっかりする→当分ゲームしない」このサイクルはいけないのだろうか?

9月1日(土)

 「お前は僕たちの家族だ!!それだけで、もう、いいから・・・」

 今日は日本橋散策。メインは油氏とのデュエルなのだが、今思うと結局散財しに逝っただけじゃないか(苦笑)。特に前日遅くまで呑んでいたため、今日起きると胸焼けがすごい。午前の5時前くらいに寝ようと思い(もうこの時点で致命的)、目を閉じて開けたら朝。一瞬世界の全てを疑ってかかる。寝たという気がまったくしない。いや、今でもそう思う。ぼ、牧場主の時間を切り取っちゃったんデスか、アルコンさん!?(錯乱)。

 強烈な胸焼けとともに電車に揺られる。どうしても細かな仕事に手間取ったため遅刻。そのまま河内屋氏の職場へ冷やかしに行く(違)。河内屋氏は牧場主が行くたびにおられないのだが、今日は発見。ていうか、すげー忙しそうだったので油氏と二人で同人誌を見て回る。しかしながらえっちぃ同人誌には興味がないので(ていうか、触るのが嫌。軍手でも持っていけばよかったか)、手に取る事すらしない。

 が、にわのまこと氏の同人誌を発見。前々から欲しかったので購入することにする。やはり「THE MOMOTAROH」ファンとしては嬉しい。あと煉瓦氏(PCゲーム「Renaissance」の原画担当)のイラスト集だか漫画なのかよく解らないが発見したので一緒に。河内屋氏に手渡したところでえっちぃのだったらどうしようなどと思ったが(この絵は向いてないと思うので)どうやら一般向けの様子。一安心。

 でもってPCゲーム屋へ。体調がげんなり気味なのでどうかと思ったが割りと長居。とりあえずやはり「BITTER SWEET FOOLS」は売切れだったもよう。しかしこうなると偏屈で、どこかにないかと油氏とうろちょろしていたら「ソフマップ」で普通に大量に売られていた。ここもどうやら特典付で値段を上げる方式のようだ。要らねぇので安く済み(でもやっぱり安くはないのだが)ちょっと得した気分。

 そして前々から「買わねば買わねば」と思っていたHDDを見て回る。面倒なので二件目で買う。どこでも値段は一緒デショ?ていうか調べる気力と体力のほうが重要。数千円高くていいもから歩き回るのは面倒くさい。まあさすがに1万円とか違ったらげんなりするけど。

 ようやくデュエル。30人くらいいたと思うが、その中でマジックをやってるのが我々だけだという事実に驚愕する。昔はここにいる全員がマジックしかやってなかったのに。今は「イナガワユウ」とかどっかで聞いたことがあるようなないようなカードゲームが流行っているらしい。そうか、マジックを知らないのか。まあお金かかるしね。カワイイ女の子も出てこないしね。生まれ変わったらお幸せに(コラ×30

 まあデュエルの内容はここで書いても仕方ないので端折る。その後飯を奢ってもらう。ゴチになりやした。でもいく店々で毒を吐かないでください。「おっ、「@@」の初回版がある。ウチはなくなったのに。生意気な」とか「切らしたか。ザマァないな」とか言うのやめてください。真後ろに店員いるんですけど(笑)。挙句の果てに「何が店終いや。どこで買うても値段同じやないか」などと暴言を吐くのを止めてください(笑)。

 今日はもっとネタもあったのだが。もういいかげん眠いのでここまで。でわ。

9月2日(日)

 「人形じゃないんだから、「着せられる服」はいらない。「着たい服を自分で選ぶ」んだ」

 下記の煉瓦氏の同人誌の作品名「BAD MOON RISING」はあの「Red sun rising」(Lost Witness)の曲から来ているのだろうか、などと思ったら全然関係なさそう。漫画でちた。ていうか、「Kanon」本でビックリ。表紙見て解る人はおそらく一人もいないと思う(苦笑)。

 さて、9月に入り夏休みも終了。ここのところ一気に気温も下がり、中々過ごしやすい日々が続いている。まあ冬よりは夏の方が好きなのでこれから泣きたくなる季節へ向かうのかなどと思うと少々げんなり気味ではあるのだが。そして例の歌舞伎町でのビル火災。44人の犠牲者。無惨な文字が新聞の各所を飾る。ビルの構造も、災害に対しての認識の甘さももちろんそうだが、何といってもあまりにも安易に営業許可を下ろすお役所にも多少なりともの責任は発生する。しかもこんな例はまさにゴマンとある。あなたの近くにもこういった複数入店型の雑居ビルはあるだろう。

 火災を始めとして、その災害の多くの怖さは、自身で体験しないと中々解りづらい。しかし、その代償が命では、本末転倒なのだ。災害に対して認識が甘いのは仕方がないのかもしれない。だが、それもここまでにしよう。我々は44人が死んだという事実を目の当たりにしている。

 これでも自身の認識が改められないなら、44人は何と浮かばれないものか。身の回りと心の中を、もう一度洗ってみよう。

9月3日(月)

 「もし訴えられて刑務所に入ったらしらせてよ。さしいれは花がいい?食べものがいい?ハハハハ・・・」

 今まで機会が無くて実は読んでいなかった「ラシャーヌ!」(魔夜峰央、白泉社文庫)を読む。実は「パタリロ!」よりもこちらが先だったんだね。知らなかった。この作者の怪奇物も面白いけど、やはりコメディ基調の両作品がかなり面白い。ラシャーヌも100%片思い(何かの歌であったな、この名前・・・)ではなく、数人だけだが両思いになったこともあったんだと始めて知る。

 その中でも一番のお気に入りは第1巻収録の「桜の国から」かな。「ごめんなさい、指輪かえして」というセリフの下りはさすがだろう。しかし確かに終盤の展開はビックリしたが、ラシャーヌはケーナと結婚すべきではないのか?と思ってしまう辺り、いかに恋愛物のゲームばかりやっているかが窺われるというもの(笑)。だってぇ(泣)。ぎゃるげーではケーナとくっつくのが常套なのに!(趣旨が違う)。

 ま、でもこんなキャラとはお友達はおろかお知り合いにもなりたくはないね。ただでさえ短い寿命が無くなっちゃうよ(笑)。

9月4日(火)

 「欺くことは、戦争の本質よ」

 TOPを変更してみました。どう?軽くなって良い感じデショ(そんなことより内容を・・・ムグムグ・・・ゴフッゴフッ)。とりあえずもう軽く軽くシンプルに、を目標にずっと行くデスよ。いい加減今までの自分のTOPを見るとげんなりしてしまうのでさすがに変更したわけですが。

 今日仕事でいつものようにとある学校へ行った。正門から入り、職員室までの廊下をヒタヒタ歩いていると、急にサイレンというかブザーというかが鳴り響いた。それも「ビー!」と恒久的に鳴り続くのではなく、「ビッ!・・・ビー!・・・ビビッ」と腰の抜けそうな鳴り方をする。それも牧場主が一歩踏み出す毎に鳴り、かなりビビる。まあ偶然ではあったのだが、やはり職員室から教職員がゾロゾロと出てくる。

 「なんだなんだ」、「火災ではないみたいですねぇ」などとかなり悠長な方たち。この間も「ビビ・・・ビーッ!ビーー!!」とよく解らない鳴り方を続け、かなり五月蝿い。すると生徒もゾロゾロと階段から降りてくる。しかもかなりの数だ。全員が全員不安な面持ちで周りをキョロキョロと見渡している。

 ここで「集え国民!シーク@オン!!」とかやると面白いかな、などと思ったが出入り禁止になるためやめる。中学生相手にないだろ。年齢的に解んないって。結局原因は給水タンクの水漏れらしく、漏れる水の量でブザーの音量が変わる仕組みらしい。何事もそうだが原因がわかると「ふーん」で終わってしまうところに哀愁が漂う。生徒にはいい骨休みだっただろう。扇動は不可能だったか(やめろ)。

 歌舞伎町の事件もあったことだし、もうちょっと神経質にならんものかね?ま、対岸の火事であることは否めないのだが。

9月5日(水)

 「あなたがわたしを語る言葉の1つ1つが・・・わたしを創るから・・・」

 お酒を飲むと人は少なからず変わるものだ。変わらない人を見たこともないしな。素が出るのが基本だろう。どうやら牧場主の場合、飲む量によって階層が下がるらしい。5階層くらいありそうだ。下に行くほど手がつけられなくなる、そんな感じ。順番に、ハイになって、理屈っぽくなって、辛辣になって、妖精さんが見えて、急性アル中でサヨヲナラ、という順番のようだ。・・・まあ最後の方はウソだが。

 牧場主とお酒を飲んでキツイ事を言われた人も多分いると思う。今日の日記は、そのためのフォロー。まず前提として、牧場主は人間関係に関しては薄情である。ドライ、どころではない、薄情なのだ(心の中身見たら吐いちゃうよ)。こんなことをカミングアウトしても何の得にもなりはしないのだが、隠すつもりも別に無いのでまあ構わない。意にも介さなければわざわざ考えてキツイことなど言わないものだ。

 酒を飲み交わして5年以上になる友人がいるが、こいつと飲むとどうしても説教くさくなり、次第にキツイことをバシバシ言い放ってしまう。そしてすまないとも思わない(この辺が誤解の原因だと思うのだが)。こちとら真剣に相手のことを思って意見しているのである。良い表現ではないがどーでもいい相手には相槌打って終わりである。縁が切れても何も思わないもの。

 それでもいいという方だけ、牧場主と深酒するようにしていただけると嬉しい。いつもはハイになるところで終わる(あるいは電車の関係で終わらざるを得ない)のであまり遭遇(?)することも無いとは思うけど。逆ギレされてもいい。ただしその時は感情的ではなく、あくまで理論的に返してね。ってまあそれは逆ギレともいわないか。妖精さんが見え始めるとこの階層もクリアである。最後は死ぬだけだ(?)。

 あまり本音で語ることの少ない人間である。そういった意味では貴重かも。本音が辛辣。ヤな性格だな、オイ(笑)。

9月6日(木)

 「平和は好きです。誰だってそういうものでしょう」

 「まさにワールドワイドな外務省ですね」ですって。中々機知の利いた面白いことを言うな、渡辺アナも。今日逮捕された外務省の元課長補佐はエロゲー約6600本分の一生です。多いような気もするがこんな書き方をすると身も蓋もあったもんじゃないな。

 あ〜、もう今月は「ハネムーン・ザラダ」(二宮ひかる、ジェッツコミックス)と「世界でいちばん大嫌い」(日高万里、花とゆめコミックス)、「MとNの肖像」(樋口橘、花とゆめコミックス)くらいしか楽しみはないね。特に「MN」は何も考えずに肩の力を抜いて読める。今一番必要な類かも。牧場主はどっちかっていうと「N」でしょう。「M」でも「S」でもなく、「N」。人って基本的に「N」のはずでしょう?(誰に同意を・・・?)。

 病的でないだけマシか。ネタは「サモンナイト2」の事しかないので今日はこれにて。

9月7日(金)

 「私も、不安がるより、自分の出来ること、やろうと思ってる」

 「Winning Post 5 power up kit」を引き取りに行ったついでに、階下のCD屋へも立ち寄ってみる。どういうわけかトランス系のCDが、徐々に、本当に徐々にだが充実してきている(「KING JOE」(FISH TONE)が置いてあったので)。嬉しいことは嬉しいが、欲しいと思うものは無かった。残念。そしてずっと探している「ウィル・アッカーマン」のCD。やっぱりない。取り寄せか。

 買ったのは「Cocco」の最後でそして究極と言っていいベスト盤。この1枚で「Cocco」は事足りる。全11枚のマキシの全ての曲を収録し、さらに未発表(アルバムにも入っていない)曲を5曲も。これで¥3,800(税抜き)は安い。個人的に「ポロメリア」が収録されていればそれだけでいいし、「ポロメリア」は随分前にマキシ版を思わず買ってはいるのだが、やはり「Cocco」の他の代表曲も聴きたいと思い、購入。

 詩がすごく特徴的で、個人的には好き系ではない詩。良い悪い以前に、好きではない。感情剥き出しで真っ直ぐに「どう!?」と突き出される詩は、もちろんインパクトという点では申し分ないと思う。もうちょっと言葉を着飾って欲しいと思うのはあくまで個人的な嗜好。岩里祐穂氏が日本の歌謡曲界で最も素晴らしい作詞家だと思っている牧場主には、多分ずっと相成れない系統だと思う。

 ただし、曲はやはり素晴らしい。「ポロメリア」に関してはずっと書く。あそこまで心地良いベース音を牧場主は知らない。「強く儚い者たち」や「けもの道」など、マキシ化されている曲も言わずもがな。でもやっぱり「Cocco」は「ポロメリア」だと思う。

 ま、機会があればぜひ。損は無いと思うよ、日本人なら。

 あまりにネタが無くて出張なのは気にしないように(笑)。さすがにここで「サモンナイト2」のことはダメでしょ?

9月8日(土)

 「男と自負するなら手ェ出すな」

 定期的に訪れてる個人サイトで、自分の文が紹介(正確にはリンク)されていてかなりビックリした。腰が抜けそうに(笑)。光栄なことではあるけれど、案の定というかなんというか怒られてまいた(苦笑)。ああ、死にたい・・・。これだけ量が(量だけは)あると。ぎゃふん。ちょっと反省。

 今日は巨人が勝ったのでメッチャ気分悪いです(←こんなこと書くから・・・)。池山ぁ・・・。でもあの場面で池山がコールされた時身体が震えた。もちろんヤクルトに勝って欲しい(正確には巨人に負けて欲しい)、その可能性が若干見えた場面という理由もあるけれど、やはりこういう場面で池山が出てくると・・・。くそ、カッコイイじゃないか。結果は三振だったけどな。TV中継が終わった瞬間「Yahoo」のリアルタイム中継に切り替えた。

 今シーズンの池山を見ていると「男」という表現以外には見当たらない。昔は「ブンブン丸」とか言われていてヤクルトのクリーンナップに無くてはならない存在だったのだが、ここ数年は腰の調子が思わしくないらしく、スタメンで出場することはまず無い。

 そんな彼だからこそ、チーム単位とは関係なく応援してしまうんだな。巨人でも苦労人の田畑は何を置いても応援してしまう(今日も)。

 目を離した隙に順位が入れ替わるパ・リーグも面白い。しかしそろそろシーズンが終わるのかと思うと・・・。すでに残念だ(苦笑)。

9月9日(日)

 「もうしばらくここに居させて頂きます。今のあなたには狂気を押さえる鞘が必要ですから・・・」

 どうしてこうディスプレイの前になるとネタが脳裏から消え去ってしまうのか。これを論文で発表すればノーベル賞も夢ではない(夢だ)。仕事中(つまり運転中)なんて死んでも書ききれないくらいネタが浮かぶのに・・・。いや、本当デスよ?(笑)。

 手錠監禁致死放置逃走教師が捕まりまいた。ロリコンは教師しちゃダメだよ(苦笑)。ちょっと救われない。どの角度からみれば彼を擁護できるのか。「生まれ変わったら幸せになってください」としか言えないじゃないか。別に教師だから、という観点から言ってるのではなく、人としてどうかという点。「聖職たる教師の何たる痴態」とか書かれてるけど、人ってそこまで偉くないよ。少なくとも牧場主は「教師」を「聖職者」として見たことなど一度も無い。

 その根拠は簡単。「人だから」に尽きる。教壇に立ってるのがロボットならまだいい(プログラミングするのも人だという視点はとりあえず置いといて)。機嫌の良い日だってあれば悪い日だってある。「聖職」とまで言うからにはそんな起伏は無いに越したことは無いし、そしてそれは人として不可能だ。教師というのは均等同一であれとまでは言わないが(そんなことになったらこの国の未来は宗教国家だ)、「教師だから」、「公務員だから」というので目くじらを立てるのもどうかと思う。公務員の前に人だよ、誰しも。もちろん逆の意見もある。一人の人であるよりもこの国の何らかを担った職者である、というのもまた正論だろう。しかしそれではあまりにも酷ではないか。今のこの国の基部にそんな理想を押し付けるのも酷だ。

 だからこそ、教師として以前に「少女に手錠をかけ(もちろん動機は「ふしだらな行為」のために)、自意識とはいえ高速で車中から転落したその少女を見殺しにした」という事実の方が重いに決まっているのだ。「教師」に全てを持っていかれすぎだ。

 とはいえ、ちょっと塀の奥から出てきて欲しくは無いかな。ま、こんな犯罪起こしても社会復帰出来ちゃうのがこの国の良い所といえば良い所なのだろう。米韓みたく出所後も氏名などのプロフィールを公表するかい?ま、お好きに。

 一番楽なのはこういった事件を見て鼻で笑える我々だがな。ちょっと考えればこういった事件はネタに出来るものではないのだが。

9月10日(月)

 「そんなことばが、いつのまにか、もう、似合うときに、なったんだな」

 というわけで二日分の二日目。昨日は「サモンナイト2」やりながら横目でPCを見て、「あ〜、HP更新した方がいいかなぁ・・・。でもなぁ。でも止まんないしもういいや」とあっさり諦めまいた。いや、すげー面白いのでしばらくこんな状態でしょう。

 台風なんだけど(いかにネタに貧窮してるかが良く解るな(笑))。牧場主が統括する近畿地方は直撃しなかった様子。当初では東海地方の南方から北北西に、近畿地方を縦断する方向だと報道されていて正直ちょっとビビったのだが、なんだか思い出したように進路変更されて、安堵もあるがちょっとガッカリ。この辺心は少年のままだね(死ね)。

 水関係の難事には縁遠く、海は無いので波浪なんかは当然で、住んでいる場所が割りと高台っぽい地に居るので床上も床下も喰らったことはない。ちなみに取水制限も無いな。水が無ければ「六甲のおい@い水」でもぶっかぶれば宜しいのに!オーホホホホ!といった感じか(不謹慎な)。

 増水した川とか見るのが好きなんだけど。冒険心を煽るよね(そうか?)。

9月11日(火)

 「―――本当にやさしかったら・・・ここにはいない」

 どうしてもネタに詰まったときの打開策というものがある。夢ネタと食べものネタと、そして「去年の今日」の三つだ。で、早速去年の今日の日記を見てみた。・・・そうか、去年のこの時期は「AIR」でいっぱいいっぱいだったんだな(苦笑)。もう一年か。早いものだ。何かと言われ続ける作品ではあるけれど、牧場主は「Kanon」よりもよほどこちらを支持する。あれを超える完成度を持ったゲーム(PC、コンシューマー問わず)はまだ知らない。

 で、だ。もうネタは続かん。ていうかゲーム日記のネタだろう。でも向こうはしばらく「サモンナイト2」に侵されまくってるので当分その事しか書かないデス。まあ1つのコンテンツにまとめりゃ早いんだけど、そうなったら陽の目も当たらないからヤダ(笑)。

 唐突に話は変わるが、牧場主が産まれて始めて読んだ少女漫画は「パタリロ!」(魔夜峰夫、花とゆめコミックス)であると書いた。で、この「パタリロ!」が厳密に少女漫画としての位置に認知されていないという意見があるのなら、次は一気に「@@@@@・@@@」にまで飛ぶ(ほぼ全伏せ)。最もその頃は「CIPHER」(成田美名子、花とゆめコミックス)なんかも読んでいたので免疫という点では「パタリロ!」になるが。

 ふと考える。「少女漫画の王道」といわれる作品を、ほとんど読んではいないのだ。そして色々探し回った結果、「星の瞳のシルエット」(柊あおい、集英社文庫)という作品をいくつか目にし、物は試しと購入→読破。初版刊行が86年6月。15年前で、牧場主は当時七歳である。当然知らない。まあもしブックレビューみたいなコンテンツを昔のように作ることがあったら書くことにしよう。これぞ王道。もはやメイショウオウドウのように王道(?)。

 ・・・すいません。やっぱりちょっとだけ恥づかしかったデス。でも終わり方がすごく好きな終わり方。牧場主はこの登場人物のどの立場にも立ちたくは無いけれど(神経性胃炎で入院がオチだ)、自分でいうのもなんだけどスタンスとしては番外編の遠野行にソックリデス。見捨てないでください(笑)。

 小学生当時に読んでいた作品としては寺村輝夫の「ぼくは王様」シリーズと高屋敷英夫の「ドラゴンクエスト」シリーズが思い出深い。両方かなり有名なのでご存知の方も多いと思うが、ずいぶんハマったものだ。中学時代は読むより書く方にハマり、高校時代は入学して速攻でドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを読破。あと色々読んでビアズの「悪魔の辞典」(読み物ではないのだが)を最後に演劇活動のため読書はピタリとやめた。

 今いわゆる「剣と魔法物」のライトノベル(ティーンズノベルとも言う)を避ける傾向にあるけど、この頃は割かし読んだものだった。特にケネス・フリントの「エリン戦記」とフィッシャーの「魔剣伝説」シリーズはかなり面白かった。後者は今の仕事についた途端に取り寄せ手元にあるが、残念ながら前者は絶版でもう手に入らないだろう。持ってる人がいれば売ってください。CD2〜3枚分くらいまでなら出します。マジで。

 今本は全然読めていない(コミックスも読めていない。乃南アサ作品だけは是が非でも読まねばと思うんだけど・・・)。以前のバイト先では通勤というものが発生したため読書の時間に困ることは無かったが、今は困る。この辺の時間の使い方がどうにも下手。むぅ。

 一時期毛嫌いしていた電撃文庫だって「@@@@」(全伏せ)は一通り買ったし(未読だが)、そろそろ面白いといわれるものにも目を向けなきゃなぁなどと思う。商品知識にもなるし(残念だがこれが本音だ)。CDとコンシューマーゲームはオススメしてもらっても全然大丈夫になったが、PCゲームと本だけは未だにダメだ。オススメされると引いてしまう。だからこそ、幅だけは広げないといけないんだけどね。

 今日の一文は「プラチナガーデン」(藤田麻貴、プリンセスコミックス)から。「フルーツバスケット」(高屋奈月、花とゆめコミックス)のバッタ物という言われ方もあるが、二巻目になってますます似てきているかと(苦笑)。こんな風に少女から青年まで何でも読みまふ。面白ければ。

 では長くなったが今日はここまで。待っててシオンさん!(超錯乱)。

9月12日(水)

 「真実はいつも現実という重さを伴っている」

 ただ一つの事実に呆然とする。噴き出す煙と、燃えさかる炎、崩れ落ちるビルと泣き崩れる人々。まるで映画のようなワンシーンが、同じ時間を共有し、そして永遠に忘れられることの無い悲しい現実をもたらした

 今はただ、悲しい事件の犠牲となられた人たちに心からの悼みを。それ以上の言葉も、虚飾かもしれないから

9月13日(木)

 「むなしく過ぎる時は、きっと、どこへも続かない」

 危機管理、という言葉がある。今回の事件で日本の危機管理はどうか、とよく論議されている。無駄ではないと思う。だが、どう考えても今回の件は常軌を逸したもので、「航空機が建造物に突撃する」といった前提の元に危機管理もクソもないと考える。

 このあまりにも凄惨な事件をどう受け止めるのか。アメリカは、日本は、一体どういった対応を処するのか。長い時を経てこの件がある程度沈静化を迎えた後に、果たしてこの件を考慮した危機管理というものが、現実味を帯びるものなのだろうか。

 何にしても、今はただ時間を待つしかないのだろう。

9月14日(金)

 「・・・君に、もう一度「好きだ」と言ったら、今度は・・・違う答えをくれるだろうか」

 ずっと引きずるのもどうかということで、少なくとも日記ではテロ事件に触れないことにする。

9月15日(土)

 「言い過ぎ?率直に、思ったこと言っただけだよ」

 日・祝は一応お休みという事になっているので、開店準備をしたあと昼過ぎまで寝まくり、「サモンナイト2」とどうでもいい仕事を細々と交互に繰り返していたとき、携帯が鳴った。もう当牧場やリトル・ミィ氏のHPでもお馴染みとなったゾイド乗り氏からである。彼は今日まで福井県で仕事をしており、そういえば今日帰ってくるって言ってたなぁ、と思い返しながら電話を取った。

 「今日これから、飯喰いに行こう
 「・・・久しぶりだというのに第一声がそれか?」
 「向こう(福井県)では星空と空気しかなかったし」
 「失礼なことを言うな。コンビニくらいあるだろう」
 「夜になったら閉まるようなのはコンビニとは言わない」
 「・・・(そんなコンビニがあるのか)」
 「どう、飯」
 「時間的にあと1〜2時間しかないんじゃないか。ちょっと急だなぁ」
 「お好み焼きでいいぞ」
 「
一時間後に着くようにする。待ってろ」

 と、途中だったフリーバトルを撤退し、最低限の事を済まし車を飛ばす。まるでパブロフの犬。何も食べていない(飯の時間があったら寝たいのだ)のもあるが、牧場主にとって「お好み焼き」という言葉は宇宙的である(頭の中も宇宙的)。

 同時に電話で頼まれた「F・FX」の本一式(アルティマニア二冊とかイラスト集らしきものとか諸々)やコミックス、雑誌なども頼まれたため手間取ったが何とか到着。いつも行くお好み焼き屋へ行くことになるも、いつも一時間待ちは平気な店。入れるかどうか不安だったが割りと平気に座れる。互いの仕事の話、テロ事件、ガンダム(しかも「∀」だけ)の話、「F・FX」VS「サモンナイト2」の話など、久しぶりのため話は弾む。

 しかしいきなり「あ〜。「オーガス2」を観直したいなぁ!」と発言したのにはビックリ。なんで今頃。牧場主にとっては馬の名前がいっぱい出てくるロボアニメなのだが(これを言うと必ず怒られる)、牧場主は「ブレンパワード」を観直したい。まあそれよりも先にすべき事(おそらくゲーム)も多々あるが。

 「F・FX」をクリアしたら(←仕事で全然出来てないとの事。まだ数時間なんだって)PCゲームをプレイするということで約束。とはいっても牧場主が進まないのであまり貸せないのが残念(そもそも貸したいからゲームをするというこの姿勢もどうか)。「Sense off」と「Renaissance」、「21−two one−」くらいか。む、こりゃいかん。「イオス萌え〜♪」とか言ってるバヤイではなさそうだ(・・・)。

 空気は美味しかったそうです、福井県。

9月16日(日)

 「校舎の外の世界では、誰もがまるで、チェスのコマさ」

 現時点で、現在進行中なゲームというのは「サモンナイト2」と「Winning Post 5 power up kit」の二本のみ。しかもその割合は「9:1」くらいで、ほとんど前者一本のような状況だ(その様子はゲーム日記を見ていただくとよく解ると思う)。とりあえず一回目のプレイが終了するまで向こうの日記は「サモンナイト2」のプレイ日記にする予定。ま、誰も読んでないだろうけどねッ!(ダメじゃん)。

 そもそもゲームが下手である上に、致命的なまでに時間がかかるので、複数本を同時進行させるというような器用な真似は出来ない。「WP5」などは、プレイされた方は解っていただけると思うが、あれほど「片手間」で出来るゲームというのもそうはない。例えばAVGなどは出来るだけ一回のプレイで一人のクリア、というのが理想的だし、RPGは基本的に終盤までノンストップだ(話の区切りなどがない。精々ROMの入れ替え程度)。

 ほとんどのSLGのように、話やステージ毎に明確な区切りがあるとある程度は楽(この場合は他の何かをプレイするために区切りを置けるという意味)なのだが、それでも「Vantage Master」などのようにストーリーのあってないようなものならばともかく、「サモンナイト2」もそうだがストーリーを読まなければならないタイプになるとさすがに途中で放棄するわけにもいかない。

 その点「WP5」などはストーリーなど無いので(あってもそれは自分の中でのオリジナル)、「今日は30分だけ」とか「一週間だけ」とか出来るわけだ。長々と書いていて何が言いたいかというと「ゲームが消化できません。助けてイオスさん!」ということだ(?)。

 愚痴(笑)。

9月17日(月)

 「憶測するのは勝手だけど、人の心にまでふみこむようなマネはやめてくれよ」

 今週号の「AERA」の表紙。例のテロ事件によって倒壊する世界貿易センタービルの写真なのだが、その衝撃的かつ背景の突き抜ける青空によってもたらされるある種幻想的な絵が印象的で、ついつい購入。たまには買った雑誌も端から端までちゃんと読もうと思う。

 牧場主は京都府在住。関西圏である。郷土愛満々で言わせてもらうが、京都は品がいい。大阪は品が悪い(というか、ない)。あくまでイメージなのでこんな文章に揚げ足をとってもらっても困るのだが、とにかく京都は最高である。が、どうにも運転する側に立ってみると京都も大阪も大差は無いらしい。とにかく運転マナーは悪い。これは京都・大阪・神戸の近畿中心圏で顕著らしいのだが、どうやら関東地方のそれとは比べ物にならないらしい。

 何か勘違いをしている人もいるらしいのだが、信号の黄色は関東では「停止」であるが近畿では「急げ」になる。というよりも赤になって二秒くらいなら進んでいいという暗黙の了解が出来ていると思う。赤はもちろん「進行停止」だが、近畿のごく一部の運転手では「誰もいなければ通って良し。だがそれに伴うリスクには責任を負うように」となる。黄色点滅で左右確認する近畿ドライバーなどいない。赤点滅など青と一緒である。

 踏み切り。「通常走行。運が良かったら電車は通らない」である。高速。「とにかく一台でも多く抜かせ」。トンネル内。「行くぞア@ラーダ!ブー@トオーン!」(謎)。雨中。「これでは上がり3F34秒台は無理だ!」(謎)。ちなみに赤信号を渡る人間は轢き殺しても可という条例がある(ねぇよ)。

 ・・・すんませんほとんどウソです。でも一部マジです。牧場主にとっては当然なのだが関東圏では目を向くらしい。なんで?

 でも人乗せたら安全運転デスよ?

9月18日(火)

 「でもまあ・・・、不快では・・・ないわね」

 日曜日の深夜、プロレス番組を観ていた。個人的にマッチョが身体をぶつけ合うヘビー級などより、何だか理解不能な技が連発されるライト級とかの軽い方が好みだ。雪崩式のフランケンシュタイナーやDDTなど、「死ぬって!?」な技は見ていて面白い(雪崩式などの大技っぽいものよりも、普通に入るローキックなどの方が痛いというのを聞いたことがある。K−1とかならともかくプロレスはそれでいいんだと思う)。

 爆笑したのが「邪道・外道」という二人組。いつのまにあんなに面白い(名前が)キャラが出てきていたのか。酔った頭で一人ツボに入っていた。牧場主は大谷のファン(というほどでもないが。今何してるのかしらないし)。あと「永田・ロック」を決めるときのに敬礼ポーズを取る永田が好き(?)。

 プロレスは競馬以上に解んないスよね。ていうか、牧場主もよく知りません。た、助けてイオスさん!(口癖)。

9月19日(水)

 「自分に余裕のない人間が、人のことまで考えないの」

 「世界でいちばん大嫌い」(日高万里、花とゆめコミックス)が13巻を持って完結。少女漫画で13巻というのは結構長い部類に入る(隔週誌でもあるし)。何だか誤解をされているようで、まあ別にそれでも構わないのだが、牧場主は少女漫画「ばかり」読んでいるわけではございません(苦笑)。少年、青年コミックスも、好きなものは購入したり、気になるものは目を通したりしています。

 花とゆめ系のネタが多いのは、確かに読んでいる作品も雑誌単位では一番多い(ジャンプなどよりも、よほど)こともあるけれど、何よりも「あなたはおそらく読んでいないだろう」という前提の元でネタにしているから。例えばジャンプ系では「ONE PIECE」(尾田栄一郎、ジャンプコミックス)は14〜15巻辺りまでは読んだし(12巻を読むまではかなり面白く、「これは必購入!」と思ったが、どうもこの巻を境にそれほど・・・)、「シャーマンキング」(武井宏之、ジャンプコミックス)も一応全巻購入している(最新1〜2冊ほどまだ読めずいるが)。

 「フルーツバスケット」(高屋奈月、花とゆめコミックス(←油氏も読んで撃沈されたんだって。読んじゃダメだ、つーの(笑)))、「MとNの肖像」(樋口橘、花とゆめコミックス)、「とらわれの身の上」(樋野まつり、花とゆめコミックス)、掲載誌は違うが「目隠しの国」(筑波さくら、花とゆめコミックス)、「彼氏彼女の事情」(津田雅美、花とゆめコミックス)、「お迎えです。」(田中メカ、花とゆめコミックス)と、白泉社の少女漫画系でも、「1ファンとして読みたいので購入」している作品は・・・多いのか。むぅ。

 ああ、何だか話が大きくズレてきた。そうそう、「世界で〜」だ。まず第一に「絵も慣れれば慣れるもんだなぁ」と(笑)。最初はどうしても絵が苦手で、「これは慣れることもないだろう」と思っていたが、慣れまくそ(西原理恵子風)。最終巻だけあって何とも溜息しか出ない展開に、改めて著者の思い入れを感じることが出来る。最後は全員が全員素晴らしくカッコ良かったデス。「8年後」の舞台に百華がいないのはなぜだッ!?一応「秋吉家シリーズ」は全て目を通したはずだけど・・・。美容師の修行に行った彼を待っているはずでは。まあ千鶴もいないけど。

 万葉のドレス姿は非常に力入ってますね。個人的にはやはりというか王道というか徹サンと扇子の二人がなんとも。最後の最後までヤキモキさせてくれましたが(笑)。作者はすでに新連載を始めているけど、また「秋吉家シリーズ」を描いてもらいたいなぁ。出来れば十波の、「365日の恋人」(日高万里、花とゆめコミックス)の後が・・・。いえ、なんでもないデスよ?

 結果的には自分が面白いと思ったら何でもいいんです。嗜好の方向性が周りとほとんど一致しないのは今に始まったことじゃございませんから(笑)。青年誌では「ハネムーン・サラダ」(二宮ひかる、ジェッツコミックス(←白泉社ばっかり・・・))や「恋愛ディストーション」(犬上すくね、ヤングキングコミックス)、「ダービージョッキー」(一色登希彦、ヤングサンデーコミックス)、「青空」(原秀則、ヤングサンデーコミックス)などかな。

 小説読む時間を削ってコミックスを読んでいるという気がする。1年前から「宮部みゆき」にハマるぜ!と意気込んでいるが・・・。むぅ。

9月20日(木)

 「形あるものはいつか消えてしまうものよ。ただ、私が全ての思い出を持って行くだけよ」

 月刊で購入している雑誌は、かなり多い方だと思う。しかしだからといって、これは決して良いことではない。よくこれで自己悦感に浸ってる人がいるが、どこをどうすれば自慢できるのかはよく解らない。でもって、言ってきたように「物を捨てる」というスキルは多分死なないと習得できないと思う。

 結果、バカみたいな部屋になる。乱雑ではない。焦土といっていい。何かを探すことは、不可能であるし、そもそも探す気すら失せてしまう。だいたい計算すると、本・雑誌関係に充てられる1ヶ月の予算は2〜3万程度。そのうち雑誌で1/3〜1/2を消費するようだ。結果、バカみたいな部屋になる。乱雑ではない。焦土といっているだろうが!(逆ギレ)。ふぅ。

 「捨てる!技術」(宝島文庫)など敵である(笑)。読んだことないけど。たまに数年前の競馬ブックを眺めるのもいい心の清涼剤になるのだ(そうか?)。そういえば競馬も久しく見ていない。サファイアステークスは何が勝ったのだろう(違)。

 よし、今日も埋まった(死ね)。さあ待ってろ無限回廊!そしてイオスさん!(←多分数ヵ月後このセリフを見てヘコむ可能性大)。

9月21日(金)

 「僕と来なよ。人生の楽しみかたを教えてあげるよ?」

 DC版「AIR」を引き取ってまいりまいた。現行の「サモンナイト2」はとりあえず二周は確実にプレイするので、その後は「彼女の願うこと。僕の思うこと。」の予定。で、「AIR」。多分。・・・こういった予定は全て当てにならないし自分でも当てにしていないのでかなり流動的(コラ)。そのDC版「AIR」なんだけど、発売日が一度延びている。確か当初は先週の木曜日だったと思う。で、一週間延びて、昨日が発売日だったかな。

 それはまあいいのだが、何と製品に不良が出ているらしい。引き取りに行った時、「パッケージに不良が・・・」と教授氏(仮)が言うので手にとって見てみる。・・・全然解らない。「まいった」と降参すると「ここ」と中央部分を。あ、確かに赤いシミが。ど真ん中だね。で、ゲームするのに支障があるのか、これは。セーブ・ロードが出来ない、というものや、途中で必ずフリーズする、というのならばまだ解るが・・・。どうでもいいんじゃないの?

 ・・・というのはあくまで個人的な意見であって、大半の人は嫌なのだそうだ。パッケージでゲームを堪能できる人を牧場主は羨望の眼差しで見つめる。さぞゲーム屋へ行けばいい思いが出来るのだろう。羨ましいな

 そりゃ、さ、内容にバグがあったりしたらいくらなんでも文句の一つも出るのだが。羨ましいな

9月22日(土)

 「どうしようもないことがあって、それは同時に「仕方のないこと」でもある。そう考えるとすごく悲しい―――」

 三回の表巨人の攻撃。二死二・三塁で松井の中翼前逆転適時打。あんな打ち方はダメデショ?(苦笑)。三回裏、稲葉の二塁打。そしてペタジーニ。ヒジから先だけで一塁手の頭を超える適時打。岩村も内野安打。投げた入来の勝ちだが、岩村の全力疾走。これが「プロ」野球。打者も投手も両方勝った。四回裏二志のエラー(記録では安打)。名手のこういうプレーからも、いかにこの試合に緊張感が溢れているかが解る。

 六回裏、入来に代えて斎藤(雅)。素晴らしいピッチングも、それを超えたのが三年目のヤクルト、川端。七回表、代打村田を仕留めたこれ以上ない外角いっぱいのストレート。シビれた。そして八回表、江藤の逆転本塁打。打った瞬間それとわかる打球に天を仰ぐ。

 そして中継が終わる。いつも思うがこの放送の仕方は明らかに「悪」だと思う。20:00からでいいので22;30まで放送して欲しい。こんなことを続けているから野球の視聴率も落ちていくのだ。バカにしすぎだろう。

 今日のこの試合は、間違いなく、今年のセ・パ両リーグの全試合の中で一番熱くなる試合だと思う。これぞ、プロだ。

9月23日(日)

 「言いたいことはわかったんだけど、賛成しない」

 これを書いてるのは26日(水)ね。更新が一度滞ると一気に数日手をつけなくなるのは悪い癖だな。それもこれも「あ、ああと三話クリアすれば仲間に・・・」、「ああ、あと二話で・・・」、「つ、次で・・・!」などとやっていたせいでもある。当方非常に暇なので、別に時間が無かったというわけではない。いや、ありったけの時間を「サモンナイト2」に注ぎ込んでいたので(あと若干の「WP5PUK」)、そのせいではあるが。

 この間、自宅で遅めの昼食を取っていたとき、再放送の「必殺・仕事人」(別名昔の「Weiβ」)をやっていた。終盤だったらしく、TVをつけた途端に人が二人殺される。そして直後にはお花を活けていた女性をフジタが斬殺する。開いた口がふさがらない。子供が見たらショック死する映像だ。いや、もちろん最初から見ていれば勧善懲悪の精神の元、いざ「殺ってくれ!」という状況なのだろうが、ちょっと恐い。

 しかもフジタの殺害方法が一番ダサいのは有史からの常識だが、蝋燭の火を吹き消す様がなんともダサい。ありゃダメだと思った日。以上だ。

9月24日(月)

 「笑ってしまえば、なんだ、大した事なかったって風になることだってあるんだぜ」

 マラソンは好きである。確かに序盤から中盤にかけてかならダルい展開になりがちではあるが、この間があるからこそ、終盤に受ける感動は一入なのである。ちなみにもう箱根駅伝は涙なくしては観ていられない。いや、マジで。高校野球もちょっと確信犯的なまでに感動にもっていこうという風潮が強いが、箱根もそれに負けないくらい泣ける。

 もちろんそういう意味で一番感動させられるのは競馬だろう。贔屓目に言うわけではない。疑問をもつ人は競馬を知らない人。スポーツを観るのは好きなので各種色々観るのだが(まあせいぜいTVでだし、ラグビーとアメフトは除く。あれは解らん)、それでも競馬の持つ「血」の強さには適わない。

 それでもこの「ヤクルト−渡辺巨人」の三連戦はすごかったんだよ。一球一球が重い。その一球を投げるごとに観ているこっちは酸欠になる。こんな試合はお目にかかれるものではないことは、各解説者も軒並み漏らしていた。「余計なことは言わないで貰いたい。今はこの一球をただ見つめるだけが最高の娯楽なんだから」と実況者を叱った解説者までいた(これにはビックリした)。

 結果的にはうんざりしたが、まあそれはそれだ。そのせいでテンションが上がらず更新しなかったという側面も、あったりする(笑)。

9月25日(火)

 「1人で納得しようとしてるのは分かった。今後、俺に、肝心な事何も打ち明けてくれない事も分かった」

 今日(水曜日だ)「ピエタ」という番組がTV欄に載っていて、「!?」と思たが、よく見てみると映画らしい。てっきり浅田次郎の短編だと思って期待しただけに落胆も大きい。この「ピエタ」、「月のしずく」(文藝春秋)という短編集に収録されているので、ぜひとも読まれるといい。

 その他にも「鉄道員」(集英社)からは「鉄道員」、「ラブレター」、「うらぼぼんえ」、「角筈にて」が映像化されていることからも、いかに優れた短編が収録されているかがお解りいただけるだろう。個人的には「月のしずく」の方が好きだとは何回も書いた。「聖夜の肖像」を始めとして「ピエタ」や「瑠璃想」など、破壊力は計り知れない。両方文庫で発売されているので、ハードカバーだけだった当時よりも声を大にしてオススメする。

 これ以降の短編集はちょっと度合いに欠けてしまうが、この二冊は。ぜひに。

9月26日(水)

 「まったく。腹の内見せないつきあいしてっからこーなるんだよ」

 ああ、すんません、すんません。もうネタなんてないデス!に、逃げっ!

9月27日(木)

 「これからも変わっていくの?そうやって、私は知らない処で」

 大阪近鉄(「近鉄」ではダメなんだって。「大阪近鉄」でないとダメなんだって。これを「アサマシイ」と言ふのです)の優勝は開いた口が塞がらなかった。その場にいたらショック死したかもしれない結末。ショック死は言い過ぎでも、失神した可能性は高い。あれは、ダメだ。意味が解らない。代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランだ。長けりゃいいというものではない(笑)。ウルトラスーパーグレートデリシャス何とかかんとかと同じだ。

 ペナントレースはとにかく結果が全てだ。善戦した二位よりもよく解らないうちにでも一位になることに意義がある(大阪近鉄がそうだという意味ではない)。「防御率リーグ最下位でもそれを覆すだけの長打力」だとか「ローズ・中村の100本近い累計本打数」だとか、そんなうんちくどうでもいい。とにかく、勝ったという事実にのみ、注目すべきだと思っている。何したって勝てばいいのだ。

 でないと中村の涙は意味を成さない。何よりも優勝という事実があって初めて、流れ出る涙である。我々は「おめでとう」とか「ありがとう」だけ言っていればいい。ファンなら、なおさらだ。競馬もこれがひどくて半ばドロップアウト気味だが、野球ファンは競馬ファンよりも上質であると信じたい。

 オオサカ近鉄の対戦相手がヤクルトなのか巨人なのか解らないが(解っていれば優勝は決定しているということだ)、日本一に向かって邁進してもらいたい。なに、リーグを制したのだ。それくらいの実力はあるだろう。

 去年は福岡ダイエーのバカな球場管理で興醒めの部分もあったが、今年は大丈夫らしい。その点だけは、安心できる。

 とにかく素晴らしいゲームをありがとう、と。それだけでいいじゃないか。諸兄よ。

9月28日(金)

 「大丈夫。絶対何とかする。俺がいるから」

 日曜日、「スプリンターズステークス」開催。ただ、競馬を見よう。牧場主は皆さんに提言したい。ただ、それだけを思った日。じゃね。

9月29日(土)

 「この子は傷口が開いたまま今日まで歩いてきたの」

 昨日自宅に戻り、シャワーを浴び、髪も乾かないうちに10分ほど夜道を歩いた。時間的には午前二時くらいだっただろうか。まださすがに霧は出ていないものの、鼻の奥を僅かに痛みを伴う空気が張り詰めていた。この空気は嫌いじゃない。ずっと昔から変温動物のように冬に弱く、寒いというだけで身体機能の一部を奪われるくらい弱点なのだが、この空気だけは別だ。

 ふとしたことで感傷的になりがちで、また、弱さを見せることを潔しとしない強情で偏屈な性格も、さすがにこの空気の中では影を潜め、歩きながらずっと月を眺めていた。時間が空くとすぐに、答えの見つからない考え事をするのが癖になっていて、ユニットバスでもないのに浴槽に浸かるということは滅多に無く、常に身体が動くか、他の何かに熱中していないとすぐに閉塞モードに入ってしまう。悪い癖だ。

 ただ、悪い、というよりも結論を得られない不安さが残るものの、「答えの無い考え事」というのはそれほど無駄なものではないのかもしれない、という考え方が出来るようになった。何か形になって帰ってくるものではないだろう。人に発信するようなことでもない。ただ、やはりある程度ボーっと空を見上げるような時間も必要なのだな、とやはり感傷的になってしまったわけだ。だからこそ、張り詰めた空気に更なる痛みを感じたのだろう。

 今空を見上げてみた。中途半端にかけた月も、その形にとらわれることなく、ずっと、そこにある。そんなことを感じてしまった。

9月30日(日)

 「おまえ、初めて大人に頼っただろう?俺は嬉しかったけどな」

 「レイク」(金貸し屋)のCMが好きだ。あの「おっとっと」のバッタ物のような化け物が、ビルの屋上から出てくるCM。あの意味はよく解らないのだが、仰々しいのに基本的にはおバカな機体。しかしあれってようするに奥さんが「ヘソクリ!」というふうに、必要になる費用が捻出されると用済みらしい。ということは、あの「おっとっと」は金を貸しに来るということか。・・・無理矢理金を貸されてもな。バブル期の銀行じゃあるまいし。

 しかしあの「おっとっと」は特殊二輪で運転できるのだろうか。・・・いや、もうよく解らんが。今日はちょっと急ぐので。でわ。