夢幻の更新記

この頃は平和だった・・・(笑)。

12月1日(水)

 「TEAM」というドラマがある。今日は家に帰って食事してる最中、垂れ流しで見ていた。これを見るのは三度目だと思う。これまでの二度は面白いとは思わなかった。今回も、実は特筆するほど面白いと思ったわけじゃない。ただ、このドラマの一番面白い点は、キャラクターにある。草薙の演技は素人が口を出しても良いくらいハッキリ言って下手だ(だから俺が口を出す)。胸中をナレートする時の具合でよくわかった。

 が、西村雅彦だったかな?(あんまり覚えてない)。彼の演技は舌を巻くくらい素晴らしい。と、個人的に思う。あのキャラクターを内面に含有している。つまり、浮いていない。草薙は見ていて可哀相なくらい”素”なのに対して、西村の演技はすごく一体感を感じる。見ていて不自然さ、違和感を感じさせない。キャラクターがキャラクターだけに最初は戸惑った、拒否したファンもいるらしい。

 が、ぐうの音も出ないだろう。俺なんかが口を出していいわけは無いが、少しでも演劇をかじった者として言おう。このドラマはシナリオとか演出とか音楽とかじゃない。あのキャラクター設定が全てだ。このドラマが主張したかった犯罪に対してのあるまじき態度(かどうかはわからないが)というもの自体がすでに浮いてしまっている。特に音楽には個人的に興味はあったが、あまりよろしくない。

 まあでも次を見るかと言われれば多分見ないだろうな(苦笑)。今見てるのは「OUT〜妻達の犯罪〜」だけだから。

 あ、乃南アサの「骸」。やっぱこの人にこのテーマで書かせたら桐野夏生よりもとんがってるよ(笑)。

12月2日(木)

 今日は所用で別院中学校(もう別に伏せなくても良いだろう)へ行った。山の奥にある中学校で、ハッキリ言って生徒数は少ない。市街から最も離れている地域なので人口的にも数は少ない。だが、それが却って好印象だった。

 職員室を出、入り口で靴を履き替えていると何やら中学生3人が外来用のマットを自分たちで掃除していた。で、俺に気付くと一瞬ギョッとした、意外な表情になり(当然だ。スーツを着た二十歳の男は滅多に学校なんかへは行かない)、だがしかしすぐにその女の子は柔らかく微笑み、気を付けの状態からやや頭を下げて「こんにちわ」と言った

 後の二人もそれに習い「こんにちわ」を三回聞いた。すごく、なんていうか心が洗われたようだった。「こんにちわ、頑張って」などと素で言えたのも君達のおかげに違いない。すごくこの学校が好きになった。職員達も地元で一番丁寧な対応をしてくれた。あんな指導が出来ている学校が地元にまだあったなんて正直意外だった。

 俺の出身校でもあんな見事なまでの指導は行き届いていない。が、そこにあるのは指導とか教育上の方法とかいったものもあるだろうが、それ以上にその地域の住民性が根強いんだと思う。純なのだ。綺麗なのだ。グラウンドで寒空の元サッカーやソフトバレーに興じる生徒達。図書館でただ真剣に勉強したり読書にふける生徒達。そして、自分たちの意志でマットを洗っていた三人の生徒達。

 それは明らかに他の学校とは違う。今日、中学校だけで4校足を運んだのだけれど、教室でわめき散らして叫ぶ生徒、廊下で走りまわって他の人にぶつかる生徒、別院中学とは少し様相が違っていた。

 素晴らしい生徒がいる学校は、それだけで素晴らしい。設備がどうだとか、進学率がどうだとか、就職先がどうだとか、そんなことは関係無い。学校というところは、あくまで生徒個人が資本なのだ(言い方はあまり良くないが)。

 ちょっとした、だけど確実な感動を得た。今日は、それだけで良い一日だった。

12月3日(金)

 昨日に引き続き、学校行脚を実行する。市内の小学校の半分、中学校のずべて(八校ぐらいにしか過ぎないが)、高校二校両方、大学(奥の短期大学も含む)に行った。どうも俺は卒業すると学校が好きになるようだ(苦笑)。

 用を済ませても名残惜しく、少しの間校内を見て周っていた。小学校の担任がとある小学校で教頭になっていたり、高校の体育教師は覚えてなくてもいいのに覚えていてくれていたり、中学の担任だった先生はただただ驚くばかりだったり・・・。とにかく色んな反応が伺えて嬉しい。

 俺は学校というものが嫌いだった。勉強がきらいだったこともあるが、何よりただの一過性の存在として俺達を見ていたことに嫌気が差していた。高校のときに特にそれを感じ、幼稚的な反抗を繰り返していた。三年間を通して一時間目から通った日など数えるほどしかない。ほとんど昼前からの授業だった。単位的に卒業はぎりぎりで、実は少しヤバかったのだが・・・。

 が、それは誤解だった事に気付くのが三年生の途中からだったのが後悔してもしきれない。小学校の時も、中学校の時も学校はそれほど嫌いじゃなかったのに、高校のときだけマジで辞めようかと思ってたくらい嫌だった。実際演劇をしてなかったら何のためらいもなく辞めていただろう。俺はサラリーマンになるつもりはこの頃から毛頭無かった。

 今日、各学校の職員室で思った事。先生達は本当に真剣に生徒たちの事を考えている。この事を、あの時の俺に教えてやりたい。

12月4日(土)

 部屋を掃除したい。片付けた一週間後にはこう呟く。物が散乱していて、ハッキリ言ってどれからどう手をつけていいかわからない。見なかった事にして端っこに追いやったまま忘れ去られる物が多い。三日くらいまとまった休みがあれば、読んでない本や雑誌を一気に読めるし、聴いてないCDも聴ける。が、実は忙しいと自分に思いこませる自分がいるだけで、実はいうほど何かに追われているというわけではない。

 現に「ジルオール」だけはほぼ毎日数時間やっている。これだけ時間があれば封印されたものも陽の目が見れる。逃げているだけだという自覚もある。俺は寝るのが嫌いで、寝るくらいなら何かをしていたい人間である。で、やってることが「ジルオール」。・・・駄目だ・・・。

 心身ともにリフレッシュしたい。ゆっくりと、そう、本当に温泉でも行きたい気分だ。一泊で良いからゆっくり休んで、身体に溜まってる疲れとかストレスとかを一気に取り除きたい。

 俺は、このままではかなり冗談じゃない健康状態になってしまう。本当、そんなの冗談じゃない。

12月5日(日)

 今日のテーマは色々考えていた。「競馬」、「寝方」、「K−1」、「マジック」、「出版社」、が、なんだか今とっても眠くてまともな事は書けないのでどうでもいいことを書こうかと思う。で、「ラブひな」。・・・・・我ながら何なんだろうって感じ。

 まず、タイトルは知っているものの読んだ事は無い。職場柄商品はよく見るものの、いまいち内容がわからない(想像できない)っていうか「ラブ」はともかく「ひな」って何?固有名詞だよね?というのもこのコミックの新刊で出て、問い合わせが非常に多かったのを思い出したからだ。

 ちなみに本当に読んでないんで。絵柄はカワイイんじゃない?おれはまた鶏の育成日記かと思ってたんだけど違うみたい。同類項に「ロードス島戦記」という非常に有名な剣と魔法のファンタジー(だよね?読んでないから知らない)をずっと「ロードス当選記」だと思っていて、「なんで選挙モノがあんなに人気あるんだろう」などと訝しく思っていたものだ。いや、マジで。

 え?「ラブひな」?書けったって知らないんだもん。「おおっ、メロウ様」とか「助けて!稚児決戦!」とかと一緒じゃないの?だってファンの層一緒だもん。なんて思ってみたり。違うのかな。カワイイ女の子にチヤホヤされる話じゃ無いの?あ、悪気があって言ってるんじゃないよ?だって知らないんだもん。

 だって眠いんだもん。アップして速攻で寝たいんだもん。んじゃ。

12月6日(月)

 何か昨日本当に訳わかんないこと書いてたな(苦笑)。いや、誤解の無いように言っておくと、読んだら好きになるかもしれないんだって!悪気があって書いたわけじゃないから、本当に。「しのぶちゃ〜んラヴー!(←この娘だけ名前知ってる。なんでだろ)」とか言って真っ裸で街中を徘徊するほど好きになるかもしれないし、逆に「なんじゃこりゃ!ぺッ」とか言って商品全部にガソリンかけて火をつけるくらい嫌いになるかもしれない。

 以上フォロー終わり!(誰にフォローしてんの?さあ?だれだろうねぇ)

 で、今日の日記。何も書くとこがないな。「regret」のCDは店で扱うのかな〜なんてヲタクな事を考えてみたり(ちなみに一応はゲーマーズのみの状態。買いに行かないと・・・/駄目だ・・・)。1月には「Leaf」のボーカルベストが出るんだけど、これ、うちの店では多分相当発注を押さえるんじゃないかと思う。というか知名度的に当然か。

 多分足りなくなって困るんじゃないかと思うんだけど。時代は変わったね。

12月7日(火)

 人の好みって色々あると思う。年上が好きだったり、逆に年下しか見えなかったり。長い髪が好きだという人もいれば、スポーティな短髪が魅力的だ、と言う人だっている。それは、色々だ。

 性格的なものだってあるだろう。どうしても好きになれない性格だったり、そんな性格がたまらなく愛おしいと感じる人だっている。俺はたまに自分を振り返る。ごく普通の人生を歩んでいるはずだ。特別不幸があったり、幸福の絶頂を感じたことも無くは無いが、やはり一般的な目から見たら「普通」なのだろう。別にそれに異を唱えるわけではないが、少し寂しい。

 基本的に女々しく、しかも未練がましい嫌な性格が俺にはある。一つの不幸をずっと背にして生きている。忘れる事が辛いと感じる。でも、そんな俺でも、過去に好きになってくれた女性だっているわけだ。だから人生はわからない。そう思う。

 そんなもんなんだろうな、恋愛って。などと思った。今日はちょっとおセンチだったりする・・・。

12月8日(水)

 11日は全休です。何も考えずにボーッとした一日になるでしょう(苦笑)。やらなければならないこと、考えなければならないこと、聞いておかなければならないこと、聞いておいてほしいこと。色々ある。今はただ、忙しさに感けて逃げているだけ。それは自覚している。

 ちょっと自分に休みをやってもいいと思う。だから、しばらくはそういった事を避ける事を、自分自身が許してしまっている。それがいけないことだとわかっていても、だ。しばらくやっていないが早朝の散歩をしたい。それで随分楽になれると思う。いや、それだけで楽になれるのだ。

 今さっきまで、自分が書いたこの日記を全て(削除した分も含めて。年明けには全復活させる予定)読み返してみた。だからどうだ、というわけではないが、少し自分が偉いと思った。ほぼ毎日、こうやってディスプレイに向かう自分を、少しばかり褒めてやりたい。

 確かに失ったもの、不快な思いをした事もあるにはある。が、俺はどれだけこの世界で救われているか計り知れない。本当はこういった内容は2、3日後に書こうかと思ってたのだが・・・。俺もかなりヘコみやすい性格だな、オイ(笑)。

 真相は、もうちょっと待ってね。年内には全て明らかにするから。

12月9日(木)

 家族で夕食へ行く。そこで俺はある事を決めた。母よりも酒を飲む、という事を(笑)。が、30分後、あっさり敗北。というか駄目だ。俺はあれ以上は飲めない。一人で粋がって悲惨な思いをした。

 酒が飲めれば飲めるほど偉いとか、そういった学生みたいな事は思わないが、やっぱり強くありたいと思うところもある。目標は母だったが、今日でようやく気がついた。一生かかっても勝てない。30年後、俺は50だ。母はもうかなりいい年齢になってるはずだ。が、おそらくそれでも勝てないだろう。俺の知ってる誰よりもザルだ。ここまでくると自慢できると思う。父の数百倍は酒に強い。俺も父の数十倍は酒に強いが。

 お酒の力は強大だ。俺の場合自分を素直に正直にさせてくれる。普段隠している事でも宴会の場では脆くも崩れ落ちる(笑)。ああ〜、お酒飲みたいな〜、ってまあ最近富に飲む機会に恵まれてるんだけど。嬉しい事だ。財布が持たないが(苦笑)。

 根は正直なんだよ、俺。って書こうと思ったけど根が正直じゃない人間なんていないよね。

12月10日(金)

 今日の日記の事、ずっとずっと悩んでた。本当の事を書くか、それともお得意のお茶を濁す内容でもう少し先延ばしにするか。

 今日で、今まで勤めていたアルバイトを退社した。そう、今日で終わりだった。隠してたのは確か。知ってる人も、気付いた人も多いだろうからもう書いてもいいだろう。今日の日記は少し長くなる。ご了承を。

 8月19日。この日が全ての始まりだった。ずっとずっと悩んで、それでも俺は決断を下した。なぜ悩んでいたか。それはもちろん今の職場が好きだからに他ならない。実際、辞めたくて辞めるのではなく、辞めなければならないから辞めるのだ。でなければ「土日で近場ならイベントスタッフで呼んでくれてもいいですよ」なんて言葉は言えない。

 明日一日は貴重なプータローとして過ごす。何をするかはまだ何も決めていないが、先日の日記に書いたように自分を癒してやる。

 一年半。当初は3ヶ月更新までやっていけるかどうか分からないくらい激しい職場で、よくやったと思う。こんな事が無ければ本当にクビと言われるまで続けていたかった。でも、一つだけ目標は達成できた。惜しまれながら退社するという事である。今日、勤続中にお世話になって、でも遠くにいて会えない方たち(ようするに他店の方)に電話をした。

 思わず嬉しくて嬉しくて涙が出そうだった。必要とされていることを実感できたとき、俺はグッと来る。辞める事を知った人達からは皆一様に「寂しくなる」、「また来てください」と言ってくれた。確かに送る者としての義務的な意味合いもあったかもしれない。でも、俺はそれでも充分だ。

 家を出てから職場を出るまで、ずっと感慨深かった。最後なんだな、という思いが頭から離れなかった。今もとても妙な気持ちでいっぱいだ。本当はもう少し先の予定だった。2月頭〜末の予定だった。が、事態は急転してどうしても年内に辞めなければならなくなった。それが決まったのが9月の頭だったと思う。それからずっと、上司に言うまで自分の中に秘めていた。

 言ったのは10月の頭だった。そしてみんなに発表されたのが11月終わり。長かった。その間、休みを利用して研修という名の労働をしていた。もちろん休みの日全部と言うわけではないが、それでも肉体的に辛く、何度か倒れそうにもなった。あっという間だった。入った時から考えても、辞めると決まった時からも、今までの時間が一気に急速に凝縮したような、つむじ風のような期間だった。

 これから先、少し厳しい状況が待ち受けている事は分かっている。真相を知っている人は一握りだが、もう少し待って欲しい。やっていける自信がついたら(そんな事は言ってられないのだけれど)、また書く機会を設けたい。

 また何度か店に足を運ぶ事になるのだけれど(そうしないといけない)、それでも今日という日で大きな一本の線が引かれた。実は、これが一番寂しかったりする。確かにいつかは辞める時が来る事は決まっている事なのだし、実際もう数年この職場で働けるかと言うと、おそらく無理だろう。でも、事態が急激に発展していって、辞めたい時に辞める事は出来なかった。一種の後悔と言ってもいい。

 だから、今そんな気持ちを持っている自分を、少し偉いと思う。ありがとう。本当に、お世話になった。

12月11日(土)

 「探偵神宮寺三郎コーヒー」を飲むかどうかが今一番の悩み事(笑)。三本あるんだから一本は飲めよ、って感じかも。退社の記念(?)に頂いたのです。他にも色々頂きましたが。

 近頃またもダンレボをやるようになった。3rdMIXか。あのゲームのノンストップモードが面白い。ランダムで。ある程度やってしまうと曲選びが単調になったり、一定の曲しか選ばなくなるからこれが非常に助かる。

 で、このモードだけ4曲踊れるんだけど(場所によって違うかも)、3曲目辺りから足が悲鳴を上げ始める。段々とランクの高い曲をセレクトしていくから、難しい曲から簡単な曲になったりすることはない。だから、前の曲よりも難しい曲になることが多い。で、足が悲鳴を上げる。

 最後の方はもうヘロヘロ。曲が難しいのか体力がもたないのか、アウトする事も多い。上手くならないとね。

12月12日(日)

 ウォー!瞬きする暇もないくらい忙しかったぜィ、というような一日だったのかというと全然そうではない。昼を過ぎたらする事もなくなって(休日なのに・・・)「ジルオール」→競馬→「ジルオール」→夕食→入浴→「ジルオール」→今に至る。というお馬鹿な一日だった。

 かまってかまって〜。あ〜あ。マジックやりたいな〜。何か仕事辞めちゃったら何かがプッツリ切れた感じになるのかなと思っていたけど、今日だって朝早く起きて、「あ、仕事じゃないんだ・・・」なんて呟く始末。体から抜けきるまでにはもう少し時間がかかりそう。

 休日が休みの仕事と、平日が休みの仕事。どちらがいいだろうか。俺は競馬に興味のある人間なので(こういう書き方すると怒られるけど)、まあ土日に休みは欲しい。でも、それを除くと平日が休みの方が俺は嬉しい。だって休日でも人ごみって大嫌いだから出かける気にもならないし。

 とまあ色々考えたりして一日を過ごしてた。カルラやザギヴと戯れて過ごした何ともない一日だった・・・。

12月13日(月)

 今日近くのラーメン屋さんでラーメンをすすっていると、入り口のドアから金髪の女性が見えた。店の人もそれに気がついたらしいのだが、その表情が強張っていた。そして、「見た見た、ひろきくん、あの中学生!」・・・・・。

 もうこの際俺を下の名で呼ぶなとかは関係無い。中学生だとは分からなかった。店の人について行って覗いて見ると(覗くなよ・・・)、なるほど、後姿でもよくわかる。あれは俺の中学の女子生徒が着る制服だ。ということは、あれは後輩という事になる。思わず目頭が熱くなる。店の人も同じ思いなのだろう。二人して苦笑いを浮かべて溜め息をついた。

 ついこの間、テレビで「金八先生」を見てしまった。その中である教師がコギャル(というのだろう・・・)のことを「怪物」だのなんだの散々言っていた。当の本人に言わせてみればあれは自己主張なのだそうだ。つまり、個性をアピールして自分という人間の存在と価値を分かってもらうための行動と格好と言う事になる。逆効果なんじゃないか?と思う。というか俺はああいった人種は根本的に好きになれない。ああいったのをモチーフにしたギャルゲー「コギャル青春白書」というゲームを企画していた人間が前の職場にいたのだが、俺には到底理解できない(笑)。

 大体外見でのみ判断出来得る個性なんてものには価値は無い。例えそれがキッカケをつかむためのある種の”つかみ”なのだとしても、その格好では今の大人達は本人達が期待しているような判断と価値は与えてくれない。おもむろに近寄ってきて、「何枚?」とか聞かれるのが関の山だ。

 ああいった連中のうち、求める方も与える方も馬鹿なので相手にしないし話を聞きたくも無いのだが、もし、そんな理由以外でああいった常識をあえて打ち破る格好をする人間がいるなら即刻やめた方が自分自身のためにもなると思う。俺は変に自己アピールして失敗している女性よりも、自分をあまり飾らない言ってみれば”素”(いい意味で)の女性のほうが断然好きだ。

 あんな格好の人間達に与える幸福があるのなら、もっと他に困ってる、苦しんでる人間に与えてやって欲しいと願う、古臭い考えの俺だったりする。

12月14日(火)−第一部−

 携帯電話。今日、とある事から携帯電話の講習を受けた。こういう仕組みになっていて、これこれこうで、こういった利益となって帰ってくる。加入の際に一番注意しなければならない点や、最も利益の上がる販売方法とか、とにかく頭が渦巻くような説明だった。ま、次の仕事の一環としての講習だったからね。ちゃんと聞いてたよ。

 阿漕だな〜(ムグムグ)・・・。騙されてる?もしかして・・・(苦笑)。なんて実態なので、あまり知らない方がいいかもしれない。聞いてると「日○」を思い出す・・・(ムグムグ)。というわけで皆さん、関西セルラーでご用命の時は声かけて下さい。っていうかかけて(笑)。

 とかいう俺も機種の変更をする事になった。俺の場合はデザインとか機能とか全然気にしないので、とりあえず話せればいい。だからなんだっていいんだけど、とにかく変えなければいけない事になった。番号は変わんないんで。変えようかとも思ったんだけどね(苦笑)。

12月14日(火)−第二部−

 ロセンを始めとする東方都市群、そして大陸一の商業都市であるリベルダムと神速の如き奇襲で占領したディンガル軍東方攻略司令、「青竜将軍」カルラは、ついに大々的に王都ロストールへの攻略を発表した。圧倒的な戦力差で勝るディンガル軍に対して、レムオンのリューガ家など他の貴族から応援を得られなかったロストールの「奇跡の名将」ゼネテスは、自軍のみで参戦せざるを得ない状況となっていた。

 しかしゼネテスは前線に大々的に兵を配置。これに何か意図的なものを感じ取ったカルラは侵攻を一時中断、両軍は睨み合いに陥る事となった。その間、ゼネテスは少数の精鋭を引き連れ、単身カルラのいる敵軍の本拠地に奇襲をかけた。

 東方攻略軍はその指揮をカルラから副将のアイリーンに委ねていたため、その戦略の甘さを露見させる事となった。ゼネテスの奇襲は必中し、ディンガル軍は敗走。カルラとアイリーンは何とか本拠地に逃げ延びる事が出来た。しかし未だにその戦力差には大きな開きがあり、次回の戦闘で間違い無く指揮を取るであろう「青き死神」カルラに、ロストールが勝てる可能性は、皆無に等しかった・・・。

 というところが第二回目の今の状況。1回目のプレイではロストール側についていたためアンギルダンを殺す結果になってしまった。今回はその轍は踏むまいとディンガル軍(カルラの配下)についているためにカルラとアイリーンを仲間に出来た(ついでにアンギルダンも)んだけど、今度はゼネテスが仲間にできない!歴史上仕方ないんだけど、ゼネテスとアンギルダンが同時に仲間に出来るんだったらカルラとゼネテスだって・・・。

 と思っていたんだけどまあ無理だ(笑)。それでは主人公の立場が無い。1回目では見事にカルラと敵対して(しかも四人の巫女を救えず。今回は救った)泣きを見たが、今回は今の所何の支障も無くストーリーが進む(一度ロストールで伯爵になってしまったためにリプレイという悲惨な目にはあったが)。ちなみにエンディングのリストを見て思ったこと。

 「スゲェ・・・。クリアできんぞ・・・」でした。とりあえずノエルのベストエンディングと、ネメアと、カルラと、アイリーンと、エステルと、ザギヴと、テイアナとアトレイア。以上のエンディングは見たい。というわけで無限ループ。同時攻略とか嫌いだから。超速でやれば8〜10時間くらいでいけるでしょ?

 特にアトレイア。君は俺の中で人気急上昇中だ。赤丸。俺のためにクッキーを焼いてくれ。俺はシャリを焼くから

 というわけの「ジルオール」ネタでした。攻略本見たら無性にこれの小説を書きたくなって(苦笑)。その時の主人公はロストール側で、貴族の動乱に巻き込まれる感じかな。劇的だしね。

 ごめんね、知らない人(笑)。

12月15日(水)

 俺は極度の方向音痴である。以前に何度か書いた事があるので、知ってる人も多いだろう。今日も恥ずかしながらそのことについて書こうかと思う。以前、大きなものではこんな事があった。

 前の職場の友人に美味しいお好み焼き屋があると教えられ、その場所を徹底的に詳しく教えてもらった。が、自分の頭の中の地図ではインプットされたものの、いざというところになると引き出せない。場所は桂方面の物集街道にあるらしいのだが、気がついたら高槻に行っていたということがあった。帰り方も分からずに京都市内をさまよった挙句、さらに気がついたら山崎に出ていたという我ながらよくわからん行動だった。

 で、今回。似たようなものか。目指すは西洞院通りを四条から少し上がった所。ここに何があるか知っている人、いるかな?まあそんなことはどうでもいい。書いていても頭にピンと来ない。なんとかなるだろ、の精神である。

 国道9号線をずっと走っているとそれは五条通になる(んだよね?)。だから簡単だろと思っていたのが間違いだった。さ迷っていて目にした標識群。「四条大宮」、「川端御池」、「東山東一条」、「八坂神社」、「二条河原町」、「烏丸御池」、「祇園」・・・そして「四条河原町」。で、目的地結局分からず。未だにどこをどう間違ったのか理解できていない。次はピンチ。言い訳聞かないし。

 どうやらもう直らないな。直せないだろう。諦めてはいる。あ〜、カーナビ買わないと・・・(泣)。

12月16日(木)

 約一週間ぶりに前の職場へ行った。まず印象の悪かった点から。ここはすでに上司だった人の何人かが見ているのだがあえて書く。俺が退職する前、この職場で一体何の担当だったのかというと、それは攻略本である。担当というほどのものではなかったかもしれないが、それでも俺はそれ相応のプライドを持って仕事をしていたし、売上のために苦心していた。あれでも。趣味に走っていたわけではない(苦笑)。

 辞める数日前、普段はお目にかからない上司がこんな事を言ったらしい。「こいつ(俺)がやってることは無意味だ。今すぐ辞めさせろ」だ。あ、辞めるの意味は仕事云々じゃなくてその内容の事ね。

 確かに俺が担当になってから以前の人とは異なること色々やった。発注業務を全て一手に引き受け、入荷のチェック、保留残の確認、新刊のチェック、新刊発注・・・。俺には自信があった。自惚れだったと笑ってもらって構わないが(その上司がそういう判断をしたのだ、そうだったのだろう)、ハッキリ言って下降の一途にある攻略本の売上に少し歯止めをかけた。実際売上も上がっていたはずだった。

 実を伴って業務に取りかかってからおよそ二ヶ月程度しか出来なかったので、長期的な判断というものは出来ない。俺の体制のせいで売上は激減したかもしれないし(もう一度言う。そういった判断でのあの言葉のはずだ)、シャレにならない状況に陥っていたかもしれない。

 けれど、だ。だから俺には絶対的な自信があった。ハッキリ言ってそういった方面の知識は店舗内でも有数のものを持っていた(はず)。元来がゲーム好きでないとちゃんとした判断は下せないのだ。確かに個人的な意志が動く時もある。でも俺はそうはしなかった。それは、お門が違う。

 正直この話を聞いたとき深い溜め息と共に虚無感と不信感、そして哀れみが渦巻いた。もっとちゃんと、評価して欲しかった。あのままでは売上なんて下降の一途を辿るに決まってる。努力がどうのこうのとか言うレベルじゃない。その努力を怠っていいと、その上司が言ったらしいのだ(ちなみに人づてなので俺が聞いたわけではない)。印象の悪かった点から、と書いたがもうこれで終わりにする。

 もし、前の職場の上司の方でこれに対する誤解、意見などがあれば遠慮なく言って欲しい。もし誤解なら真相を言って欲しい。

 俺はあの会社に一年半いたが、この事はその中で一・二を争うくらい悲しい出来事だった。

12月17日(金)

 今日は急ぐのでちょっと短めに・・・。

 物事の本質を見極める事は非常に難しい。それには経験と知識がいる。だからその二つを持っていない場合、その本質を分かったとは言わない。あくまでもまわかったつもりでいるだけ。要は道化に近い。だから、あまりこういった事を書くのはちょっとマズイかな、という思いもある。

 俺が胸を張ってその本質を見極められたものなんてハッキリ言ってない。二十年生きてきた自分の事すら、分かっていないのだから。だから、俺以上に俺を知っている人はこの世にはいないが、その俺自身、その全てを知っているかというとやはりそういった訳でもない。

 これから何年生きていくのか分からないが、一つでも、少なくとも自分という存在の本質だけは、見極めたいと思う。

12月18日(土)

 予告通りゲームの話を。と思ったけどやめ。なんだかイマイチのらない。何だかこの頃調子が出ない。風邪でも引いたか。ヤな感じ。ふと、ちょっと先の事を考えるようになった。三日後、一週間後、1ヶ月後、半年後、一年後、五年後、十年後・・・。例えばコンピューターの世界なんて三日後も読めないとよく言われる。流れが早いと言う事。

 競馬でもそう。一年後の今なんて想像すら出来ない。でも、一番分からないのは自分自身の事。三日後の俺くらいはなんとなく想像できても、一年後の自分は絶対に無理だ。想像の範疇を超える。悪く考えればいくらでも考えられるし、逆もそう。

 実は明日、丸一日休みだったりする。こんなことになるなら日本橋に行く予定でも入れとけばよかったな〜、とか思いつつ(臨時収入もあったしね。こんな俺にもくれるとは。感謝極まりない)、後悔している。

 ゲームしようか、デッキ組もうか、溜まってるビデオ見ようか、溜まってる本でも読むか、一日中ディスプレイと睨めっこか、朝まで粘って早朝散歩といくか・・・。

 こんな時が一番落ち着いていられる時かも。大事にしないと。忙しさに忙殺されてる諸君、ゆったりいこう!

12月19日(日)

 日記書こうかと思ったらマジック友人(現コミック担当と名付けよう(笑))から電話が入り長々と馬鹿話をする。よって遅めのアップになってしまった。では、今日の日記スタート!

 殿堂入り、という表現をご存知だと思う。俺なんかにとっては「GT3勝以上で〜」などと競馬が浮かぶんだけど、今回はゲームの殿堂の話。広く一般的に知られるのは「ファミ通」のレビューだと思うが、あれはかなり信頼できないので却下とする。火のないところには煙は立たないともいうから。で、俺の中にある境界線をご紹介。

 個人的に惚れこんで心の中の殿堂入りをしたゲーム、というのは何本もある。数え切れないくらいあると思う。が、それではあまりにも自分勝手なので勝手に「知人・友人のプレイ人数」を簡単に境界線として用いている。どういうことか。

 個人的にオススメできるものでも独り善がりである事が多い。それではちょっと困るから周りの知人・友人でプレイした感想を聞いて、その人の心の中でも殿堂入りしたであろう感触を掴んだらカウント1。カウントが3溜まったら始めてホームページにアップするようにしている。だから、このページにアップしたゲームソフトは何本かあるけど、それらは全て俺以外の少なくとも三人は「面白い!」と叫んだソフトではある。

 だから、独り善がりではない。四人善がりではあるかもしれないが(苦笑)。オススメっていうのは俺はそういう意味で使っている。だから、「肌に合いそうもないな〜」とか思ってる人がいても、俺はそれを無視してでもオススメできる。

 俺自身何度も書いてるように他の人に薦められるのが極端に嫌いな人だから、その辺りはちょこっとは分かっているつもり。だから、臆してないで色んなゲームをプレイして欲しいかな、と個人的に思う。

 あんまりゲームゲームって書くのもいやなんだけど、今日やってたことってゲームばっか(ジルジャン)だから、さ(苦笑)。

12月20日(月)

 今、俺はお酒を飲むと周りに被害者が続出する。弱音・泣き言を言いまくって迷惑ばかりかけるのが目に見える。意地で張ってる一枚の皮が取り外されたら、俺は泣くかもしれない。それくらい、今切羽詰っている。

 だが良い事だってある。その席でいくら泣き言をう言おうとも、絶対に愚痴は出ない自信がある。というか愚痴なんてない。無くなった。俄然一人でいる時間が多くなって少し寂しい気持ちもある。人と関わり合う事で愚痴っぽくなる部分やいわば汚い部分が見え隠れする。でも、やはり寂しい。多少の不満はあっても誰かと賑やかに楽しくやりたい性分の俺なので、その辺りは今不満といえば不満である。

 というふうにこれでも愚痴っぽく、さらに泣き言っぽくなるので嫌なんだけど(苦笑)。楽しい話しましょうよ!ってか。じゃあ「ジル・・・」なんでもない。え?「競馬」?今俺は競馬を楽しく語る自信はない。「マジック」なら目が光るけど、話てるとやりたくなってくるから駄目だ(笑)。

 でも「ビジョンズ」が1ボックス¥13、800には驚いた。36パック入り。近所で半年前1パック¥980で売ってたのが詐欺のようだ。

12月21日(火)

 子供に一体何の罪があったのか。近頃子供、特に幼児に虐待した上死に至らしめるという犯罪が増えてきているらしい。新聞はくまなく読んでもそういった事には基本的に無関心なので(語弊あるかなぁ)、気にとめたことは、実はそれほど多くない。しかし、無情過ぎる。そう、無情だ。

 浅田次郎のお馬鹿エッセイ集、「勇気凛凛ルリの色(講談社文庫)」の224ページ、「鬼畜について」の項。この事件は俺も知らなかった。当時10歳だった山口実穂ちゃんが、東名高速の上から本線上に投げ落とされ、何台もの車にずたずたに轢き潰されて死んだ事件である。

 詳しい概要は省く。この項のために¥552を支払うのなら決して高いことはない。この少女はただ、自分の母親と交際する犯人に「もう、お母さんと交際しないで」と呟いただけなのだ。史実は少し違う。重箱の隅を突つく行為はよそでやってくれ。今言っているのはそういうことじゃない。事実を語るのは新聞にでも任せておけばいい。

 その結果、犯人は逆上し、少女が眠ったスキに、暴挙に出たのだという。かなり古い事件なので覚えてない人も多いかもしれない。まさに鬼畜というほかない。少女が何を言った。小さな体を一生懸命に振り絞って、ずっとずっと頭の中で練習したに違いないたった一言の言葉を発したがために、東名高速に落下して幼い命を散らしてしまったのだ

 作中にはこうある。「10歳の少女がこれを口にする事は、人間が空を飛ぶのと同じくらい難しかったはずだ。そしてその勇気の代償として、少女は2メートルのフェンスに担ぎ上げられ、無数の轍に小さな体をぼろぼろに轢き潰されて死んだ」と。

 やりきれない怒りは、確かに偽善そのものかもしれない。俺にはなんの関係もない。ただ、こういった気持ちを持てる自分が、俺は好きだ。

「山口実穂ちゃんの偉大な勇気に対し、おじさんは心から合掌する。君は、本当に偉い子供だ」・・・。作者の締めの言葉である。そこに俺も付け加えて欲しい。アンファンテリブルと怖れられ、大人達から良く言われない子供たち。しかしそれでも、少なくともたった一人でも、こんな勇気を持った純粋な少女が存在したのだ。

 この場を持って、山口実穂ちゃんの冥福を心から祈りたい。君は本当に、偉い子供だった。

12月22日(水)

 後略。

12月23日(木)

 以前いた会社を退職して今一体何をしているのかというと、それは「本屋」である。一応俺が代表者なので俺は「店長」だ!わっはっは(泣笑)。いやね、本当にちっちゃいのよ。個人経営の店だからね。フゥ、スッキリ。

 もう隠しきれないからここに書いちゃうんだけど、どうして今まで書かなかったのかというと、馴れるまで待ってほしかったから。半年で店潰しちゃったらどうしようかとか今でも思っちゃうから。だから、この一年は本当に節目の記念すべき一年となった。もうこれ以降普通の会社に就職する事はないと思う。どうなるかはわかんないけど。

 詳しい内容が知りたかったらメールにて。各個人で伝えるべき内容も違うしね。

 で、今日何やってたかって言うと、暇だった。実は祝日は暇なのよ。で、店番はしてるから途中で即中断の出来ない小説は読まずにずっとコミックを読んでたりする。駄目だ・・・(苦笑)。「ライジングインパクト」、「じゃじゃ馬グルーミンUP!」、「少年の孵化する音」、「花ざかりの君たちへ」・・・。ジャンルが統一できてないな(笑)。

 ま、ということなのでまとまった時間は年内いっぱい難しい、と。忘年会は行くけど。イヴもクソもあったもんじゃないな。

12月24日(金)

 予告通り「本の問屋探検記」といこう。問屋さん、実は在庫があまり無い。というか少ない。知ってる人もいるかもしれないがあの場所では常に早いもの勝ちである。この日、何かないかとおもってウロウロしていた(実際はウロウロするほど広くない)。で、平面の隅に「ブギーポップ」の最新刊があった。店の文庫は講談社文庫と新潮文庫しかおいてないので当然ブギーは無い(その中には独断と偏見で入れた「乃南アサ作品」を含む)。

 嬉々として取ろうとするが突然声をかけられる。なにやらトレーディングカードの担当者らしい。俺が自分の満足のためだけに仕入れたマジックが事の他嬉しかったらしい。少し説明を受けて名刺交換などをして(これに俺は未だに馴れない)、さあ、ブギーポップ!と思ったがない。

 さっきまであった場所にない。確か10冊ほどまとめておいてあったはず。なのに、ない。辺りを見ると・・・いた。その10冊(実際は12冊)を脇に抱えてカウンターで手続きしてやがった。殴り飛ばして奪い取ってやろうかとも思ったが開店早々目をつけられるのも辛いのでやめた。店の名前を覚えて火をつけてやろうかとも思ったがやめてやる(笑)。

 だからマイナーな出版社から出ているコミックとか、アニメのフィルムブックとかを見るとかなり懐かしい感じがする。何だか切ない(苦笑)。今の所は店を俺風に()しているわけではないから。「G’sマガジン」とか「E−Login」とかないから(笑)。「優駿」は速攻で定期改正かましてやったけど。

12月25日(土)

 そういえば昨日はイヴだったんだね。忙しくてそんな暇無かったって書いとこ。え?あれ?・・・。ま、いっか。今日は・・・今日は・・・。印象に残ってる事・・・。う〜ん・・・。なぜか店で流してる有線は絶対に5曲に一回は「ハンター×ハンター」のOPテーマを流す、とかかな。歌える自分が悲しい。

 今日も一人虚しく「京○ん」にて食事。いつものうどん屋さんへ行こうとしたら閉まってる時間だし。誰かを強制的に誘って食いに行こうかとも思ったけど21:00。みんな食った後だったろうし。

 あ〜あ。なんだかな〜。うん、今日はもう眠いからこの辺で・・・。

12月26日(日)

 必要とされる事や、その存在を当たり前の様に受け止めてくれる事に俺は弱いと以前に何度か書いた。だから、「また来てくださいね」とか言われるとかなりグッと来る。例えそれが世辞に近いものがあったとしても、俺はそれだけで充分だ。

 今の仕事に不満を上げろと言われると「気兼ねなく話せる仲間がいない」ことに尽きる。馬鹿話が出来る人間が皆無なのだ。だから今勤めてもらってる人が辞めた場合、真剣に知人を雇おうと思ってたりする。鉄道&「To Heart」ファンの○武さん、君が真剣な顔で「今のとこ辞めたら雇ってな〜」といった事を俺は忘れない(笑)。

 こういった場が、俺は何よりも嬉しいし、楽しい。騒げることが何よりの清涼剤になった。

 だからまたなにかやる時、誘ってくださいね、皆さん(苦笑)。

12月27日(月)

 俺のことはこれから「男装してたけど実は男だった芦屋瑞希」と呼んでくれ給へ。いや、あんなにかわいかないけどね。どっちかっていうと中央の方に・・・。いや、なんでもない。忘れてくれ給へ。次は「ONE PIECE」の予定だったけどなぜか10巻が一冊もなくて諦める。それよか友人から借りた「柔らかな頬」を読まないと・・・。実は読んでなかったね、参った。

 この日記も実は28日に書いてるから日記じゃないんだけど、昨日は風邪の症状が酷くとても書けるような体調じゃなかった。だから二日分をまとめてアップ。だいたいアップできてない日はぶっ倒れてる日なので、「ああ、ヤバイんだな。これはお好み焼きにでも連れて行ってやるか」と思ってやってくれ給へ(笑)。

 書こうと思う事は色々あるんだけどね〜。いざとなったら忘れてるし・・・。んじゃ、下に続く。

12月28日(火)

 買った競馬ブックを持って帰らなかった(忘れた)ので、嫌がられつつもここに競馬の事を書く。後世後々にまで語り継がれる名レースがいくつかある。それに相応しいレースが、26日の有馬記念だ。勝ったのはグラスワンダー。二着にスペシャルウィーク。三着にテイエムオペラオー。最後の直線で鎬を削り、ものすごい叩き合いの中、残り50mで4頭が並ぶ。ラスト600mを34秒で走るのだ。50mという距離がどんなものかは想像できると思う。

 そしてその刹那、一頭の勝者と残りの敗北者に分けられる。入線直後はどちらか分からなかった。勢いでは間違いなくスペシャル。しかしスローで見ると確かにグラスワンダーの方がやや首を上げた所のように見えた。結果としてハナ差。その僅かな数cmで第44回の有馬記念が決定した。

 確かにガッツポーズまでして見せた武豊の姿は不様に見えたかもしれない。だが、それくらい微妙な差だった。同着でも誰も文句は言わなかったと思う。TVに収縮される自分がすごく自然だった。来年こそは中山へ行きたい。競馬場のマナーの悪さを知っていても、そう思わせるだけの迫力があった。

 1999年を代表する好レース。勝ったのはグラスワンダー。これでグランプリ三連覇となる。

12月29日(水)

 大量に買い物をして、帰ってすぐに後悔する事って無い?今日はそれのオンパレード。いや、ゲームは別にいいんだ。ああいったものは「後で絶対にやるから!」と自分に言い聞かして買うから。だから今回も時間がかかるゲームは買わなかった。

 問題は騒動買いのブツである(笑)。俺は衝動買いを良くする。というかもう癖に近い。これは前の職場の方なら一目瞭然だと思う。その時は勇んで買って帰って、いざ帰ってみると頭を抱えて俯いている、ということが実はかなりある。今回もそれがいくつかあった。

 「おまじないん」・・・。さあ、知ってる人はいるのか!?いたら笑ってくれ!罵ってやってくれ!馬鹿にしてやってくれ!ああああ、なんでだ!あの時間の俺は一体何を考えていた!マジック以外のトレカ系には一切手を出さないと誓ったはず!ああああ・・・。

 ストレス発散の方法はいくつかあるけれど、俺がよくやるのが買い物であって、最近お金を使う事が少なくなったからこの傾向が特に顕著になってきている。自覚はあるんだけど・・・。とまんないわ(苦笑)。

 「regret」、発売したの忘れてて目の仇の「ゲー○ーズ」にて購入。隣で同行した友人はかなり危なく、あと10分でもいたら暴走しそうでした(笑)。それはさておき、曲目のほとんどが知らないものばかり。「Kanon」のOP&ED(OPのクリスマスバージョンは最初気がつかないくらい別物になっていた)くらい。後の曲も意外に聴けたりする。が、もうちょっとジャケット何とかならなかったかなって・・・。

 どうすんだよ、この「おまじないん」・・・。どうしようもないな、これも、俺も

12月30日(木)−第一部−

 本当は四部構成にしようと思ったんだけど、だれるからやめた。で、この第一部は99年で一つの区切りとなった日を振りかえってみようと思う。要するに未だに印象に残ってる日、だ。

 6月22日。いや〜、今読み返したんだけど、恥ずかしいね〜!(笑)。若いなあ!なにがあったって?聞いて欲しい光線出すわけじゃないから別にいいんだけどね。いや〜、懐かしいなあ!そっか、もう半年経つんだなぁ。

 ま、冗談はさておいてこの日は多分一生忘れないと思う。いい経験になったと思ってる。焦っても何もいい事は無いという好例だったな。逆に全然噂にならないから自分でもドギマギしてたんだけどね。

 本当、「Kanon」じゃないけどこれを本当の「Last regrets」にしたいね。

12月30日(木)−第二部−

 ここに書こうと思っている事はいつも突発的に思いつく。思いついたらあれもこれも・・・と、そのままなら毎日3〜4部構成にしないといけないくらい追いつかない。が、いつもディスプレイを目の前にすると忘れる(苦笑)。今日だって我ながらなかなかカッコイイことを思いついて、「よし、これで今日の日記もクリアーだ!」と喜んでいたら案の定忘れた。

 あ、今日と明日の二日間でコンテンツの総更新を予定してるんで。多分無理だろうけど。で、何か問い合わせのあった「毒吐きハイドラ」のコーナーですが、復活はあり得ないです。ないです。だって、迷惑かかるよ?俺怒られたんだから。見たい人がいたら俺の家のPCなら・・・(爆)。ちゃんとデータはあのままで残ってはいるんだ。消滅して久しいから書き殴りたい項目もいくつか増えたんだけどね(苦笑)。

 というわけで今年も残り後僅か。頑張りましょうね。

12月31日(金)−第一部−

 というわけで「ふしぎ遊戯」の原作を読み終わった。アニメ版は原作で言う13巻までで、14〜最終18巻はOVAで発売された第二部となっていた。それを知らなくて、さらにOVAの方は一秒たりとも見てないので(ちなみにスペシャルも。だから「心宿さん、しっかりしなさい!」を知らない)かなりラッキーだった。

 で。やっぱいい話だねぇ・・・。なんだかお兄さんは心が洗われるよ。美朱も鬼宿も翼宿も柳宿も星宿も井宿も張宿もみつかけ(造語か?漢字辞典にも無いぞ)もいい人達だ。心宿も角宿もあみぼし(こいつもか)も房宿も愛着があるなぁ。ちなみにCDブック中で上野洋子が歌ってる。この時点で購入意欲爆発。が、生産中止だろうし。

 なんで俺の薦めるものが偏ってるか。別にマイナー主義者というわけではないと思う。が、知名度の高い作品を紹介、推薦してもあまり意味は無いから。知らない人が多いだろうな、という物を優先的に書き上げていってるのだ。俺はスクウェアがベーコン並に嫌いだが「F・F[」はかなり大好きだ。でもオススメだと書いた事は一度か二度しかない。なぜか?・・・みんな知ってるからだ。俺がそれをなぞっても仕方無いデショ?

 「封神演義」と「エクセル・サーガ」。俺はどちらも同じくらい強烈に好きだがどちらが知名度的に高いかは一目瞭然だ。だから、「エクセル」の方には別コンテンツでも書いたのだ。

 いや、何か勘違いしてた人がいたみたいだから。ゲームなんて如実にそうだよ。察して、ね。

12月31日(金)−第二部−

 今年の岐路その二。8月19日は以前に書いたので、となると12月10日になるか。何の日か。職場を辞めた日である。この日もおそらく一生忘れないだろうと思う。なんだかんだ言って(言ったか!?・・・言ったな)俺は大好きだった。今の仕事の話が無ければクビといわれるまでやっていただろうし、仕事も好きだったよ。

 だから辞めた今となっては(たとえ美化されたものだとしても)いい職場だったと思う。自分を出せる場所、というのだろうか。俺があそこまで馬鹿になれる場所、というのは意外に少ない。というか今は無いかもしれない。営業先でもあんな感じだったら路頭に迷う(笑)。

 俺の何十年とあるであろう一生の中の、一年半。18ヶ月もの間育ててくれた。給料に見合うだけの働きは出来ていたのだろうか、みんなの役に立っていたのだろうか、店にとって有益な存在でいられたのだろうか、色んな思いがあった。でも、その答えが例えどんなものであれ、俺はあの会社に感謝している。いや、感謝しなければいけないのだ。

 散々ブーたれた事もあったし、怒りを爆発させた事だってあった。さぞ迷惑ばかりかけていたに違いない。が、それでも俺の契約満了に満たないうちに辞めるという我侭も許してくれた(バイトだからとかそういった次元の話ではないことに留意せよ)。

 今となってはただただありがとうございましたとしか言いようが無い。月報にはもっとかしこまった丁寧な文章で綴ったから上司さんはそっちを見てねって感じだけど(俺はああいうのを書くのが大の得意だ)。ここでは気持ちを、ね。

 6月22日と8月19日と12月10日。この一年の節目は大きくこの三日だった。

12月31日−第三部−

 もうちょっとお付き合いください(笑)。今日で1999年が終わる。確かに一日と一日の間という事に関して言えば何の変わりも無い。それでもこういう風習の中に身を置いているのだから今日で一年が終わって新しい一年が始まる事については何の異論もない。俺もさすがにそこまで偏屈じゃない。

 20年と9ヶ月。まだまだ生きていくんだろう。思えば18で死んでいいと思っていたのは中学の頃か。高校の頃は30前。今は40前後。どんどん長くなっていってるな。ただ、前にも書いた通り今この場でバッサリ殺されても何の後悔も無い。未練はいっぱいあるが(それでも来年のダービーが見れないとかそういった未練)。今日でこの一年の365日が終わる。今日で終わるのだ。

 月日が流れるのを早いと感じたのは今に始まった事ではない。競馬をやり始めてから数年間ずっとこんな感覚だが、それでも今年は急激に何かが動いた年だった。まあ仕事のことが一番大きいだろうけど。

 2000年はどんな一年になるのだろう。この日記を続けていけば分かるのだろうか。いや、それはまた違うだろう。人は成長していく。20の俺が感じる事と21の俺が感じる事は違うはずだ。少しの違いでも違うはずだ。ただ、根底にある「いい一年でありますように」という思いは一緒か。

 願わくば全世界の全ての人に「いい一年」が訪れますように。どうせならみんなが一緒に幸福な方がいいに決まってるしね。

 この一年、今ここをご覧になってる人には大変お世話になりました。来年もさぞ迷惑をかける事と思いますが、一年間、付き合ってやってください。

 来年の目標か・・・。

 ま、それよりも仕事だね。