夢幻の更新記

「ウルザズディスティニー」は最強かも・・・。

9月1日(水)

 宮本家家族会議。帰ってくるなり居間に呼ばれる。嫌な予感的中。家族会議。この模様は一部地域を除いて今月中旬にでも掲載予定。お楽しみに。

 デッキを組みましょう。マジックをやりましょう。唸れ俺の「ニコル・ボーラス」よ!「黒き剣のダッコン」でも可。うう〜、またも禁断症状なのか目の前のカードの束を見ると自然に手が伸びる・・・。気軽に誘えるマジック友達っていないのよ。職場にしかいないし、休み合わせないといけないし。わざわざ日本橋まで遠征しなければならないし(それが一番辛い)。うう〜、マジックやりたい。

 最近カード買ってないんだけどね。金銭的な事もあるけどもうすぐしたらまた新しいエキスパンション出るんでしょ?それに浪費したいし・・・。でも「ウルザズレガシー」と「ウルザズディスティニー」は満足に買えてないんですけど。「ヨーグモスの取引」が欲しいのであって「鉄びし」とかいらないんですけど(苦笑)。

 ああそういえば。昨日の日記ちゃんと書いてますよ。書いたの今日ですけどね。

9月2日(木)

 あなたは食事は好きですか?俺は好きでも嫌いでもない。というのは今苦く辛い思い出を思い返したからだ。小学校のとき、多分ほとんどの学校が給食制だったと思う。俺はその時間が一番嫌いだった。拷問と言っても差し支えない。時間制限付きの食事というのは俺にとっては一種の懲役と同義である。

 特に我が地域で配送されていた「バターパン」という厄介なブツがあった。もともとパンがあまり好きではない。それでも「食パン」や「レーズンパン」などは食べない事も無かった。が、「バターパン」は反則だった。まずその大きさである。パンの中で一番好きだった「小型パン」(そのまんま。っていうかなんて名前)のゆうに2倍はあった。机にそのパンが並んだとき赤紙礼状の様に凍り付いていた。死刑宣告に似ている。

 加えて味。何の味もしない。というかただパサパサしてるだけ。あれは鶏も食わん!俺達は家畜か!・・・まあここで怒っても仕方ないので先へいこう。でこのパンだ。10回に10回は残して帰った。食えるかあんなもん!ここで重宝したのが放送部。放送部に在籍していた俺はその日が唯一証拠隠滅に東奔西走しなくてよい機会だった。

 放送部はお昼の放送のため昼食を部室内で採る。ここで俺は「バターパン」を跡形も残らない様に小さく千切り、袋に詰めた後飼育係に頼みこんで鍵を借りて鶏小屋に放り込んでいた。教室内ではそうはいかないからだ。

 「カレーライス」や「親子丼」などもう一度食べてみたい給食は多々あっても「バターパン」だけは思い出したくも無い。どんなものにでも嫌な思い出しか残ってないものというのがあるだろう。俺にとって「バターパン」がそれだ。

9月3日(金)

 殺界発生。昔SFCで「ストリートファイター」をやったとき、左手の指の皮が悲惨なくらいズタボロになったのを記憶している。今それに近い状態だ。久しぶりに家で格闘にハマる。ゲームのタイトルは伏せておこう。そのゲームは普通のPS用の格闘ゲームだ。なかなか面白いと思う。

 このゲームにこういう設定がある。「□+△をヒットさせると殺界発生。殺界発生中(画面が一気に赤くなるのですぐに分かる)一定のコマンド(波動拳コマンド)を成功させると何ラウンドかも関係なく、相手の残り体力に関係なくその勝負に勝利」というものである。だから開始2秒で次の相手に、なんてこともある。

 かなり乱暴な設定である(笑)。だから、一本目に勝ってて二本目も相手の体力が残り僅か。削っただけで勝てる!という時にでも殺界を決められてTHE・END・・・。とかいうのもある。実際に一回食らってコントローラーを投げそうになった。で、それよりもさらに辛いのが最後のキャラとの対戦である。

 強い。半端じゃなく。もうこっちは何も出来ない。相手に親の仇のように攻撃されて、こちらはガードするだけ。少しでも何かしようものなら待ってましたとばかりにさらに攻撃は激しくなる。確かに俺は格闘ゲームは得意じゃない。だからといって初心者というわけでもないつもりだ。にしてもあれは酷い。殺界を決めようにも決まらない。というか最後の方になるともう決まる事は滅多にない(決められることはある)。

 けれども何とか(本当に何とか。数えてないけど30回近くコンティニューしたような気が・・・)そいつを倒すと案の定さらにラスボス登場。が、これが弱い。あっけなく倒すとさらに真のラスボス登場。こいつ弱かったけど技がすごい。

 コロニーレーザーを使う。なんだあれは。なぜ削られるだけで1/4近く減るんだ?フルにあたると半分近く食らったような気がする。青くなった。でも倒せる。あんまり強くない。で、クリア。

 感想。コロニーレーザーは反則。ゲームは難易度強烈に高し。以上。さ、もう一回やろっと。

9月4日(土)

 連続で恐縮だがゲームの話をもう一度。さらに恐縮だが競馬の話をもう一度。今一番やっているゲームは「Winning Post4」になるのは周知の通りである。で、このシリーズ、相変わらず「3」が一番面白かったのだが「2」は、というとこれまたとんでもなくぶっ飛んだ(今考えたら)ゲームだった。

 まず期間が設定されている。30年だ。長いじゃん、と思った人、甘い。30年という事はサラブレッドの華である「4歳馬」の管理がたった30回しか行えないということだ。ちなみに「3」では100年以上はやった。俺の20年のゲーム人生の中で一番時間を費やしたゲームだと断言できる。30年、ということは29年目に最高クラスの馬が生まれた場合、泣く泣くその馬を途中で諦めなければいけないということだ。

 これが早熟馬だったらまだいい。しかし晩成だったら目も当てられない。思わずコントローラーを潰したくなる。さらに、とんでもないことに強い馬は全てを超越して強い、ということ。どういうことか。俺の最強馬を紹介しよう。

「ブバルディア」通算戦績:17戦17勝。ここまでだったらまあ、造れない事は無い。普通に強い馬、だ。ここからだ。

主な勝ち鞍:クラシック三冠牝馬クラシック三冠欧州三冠地方交流三冠ジャパンカップ有馬記念、である。競馬界では、それが例えゲームの世界であっても絶対に不可能だ。そういう決まりになっている。ちなみに地方交流三冠というのは今の四歳ダート三冠とは違うのでご了承を。というかこの概念無くなってるし。

 対戦でも圧倒的に強かった。ゲームバランスを壊すくらい(笑)。懐かしいな。またやりたい。目黒記念が2月だったり、オールカマーがGVだったり高松宮記念が高松宮杯で真夏の中距離GUだったりするけど(苦笑)。

 競馬というのはご多分に漏れず「早く始めた人」を「後から始めた人」が抜くことは無い。始めるのに早い事は無い。今だったら手取り足取り教えてあげる。こうみえても競馬に関してはもう玄人っぽくなってると思うし。

9月5日(日)

 時が経つのが異様なまでに早く感じる。競馬をやっていると普通(やってない人に比べて)早く感じるものだが(競馬というのは一週間を一つの単位で考えるので)、ここ一年はずっともっとかなり意表をついて驚くくらい信じられないくらい馬鹿げてるほど早く感じる。

 だからどうした。いや、どうもしない。変わった、という事なんだろう。あまりにもたくさんの事がありすぎた。なんか辞世の書き方になってきたな。ま、いいか。

 眠ってしまうとそのまま目を覚まさずに死んでしまうのではないか、と思った事はないだろうか。俺の数少ない秘密の中に不眠症というのがある。まあ別に秘密でもなんでも無い。普通に眠れる事はほとんど無かった。最近は疲れてるのだろう、余計な事を考えずにすぐに床につける。けれども他に人がいたらまず寝れない。

 社内旅行の時徹夜で頑張っていたのはマジックがやりたいからではなくて(まあ、それもあったのは事実だけど)眠るのが嫌だったからだ。理由はない。生理的に、といっておこう。

 誰かと一緒に横になってる時でも絶対に眠りはしない。怖いからだ。なにが?・・・。さあ。

 変な癖。直んないかな、これ。

9月6日(月)

 少しの間日記が内輪ネタになってしまうと思うのでそれを宣言しておく。悪い。でもほんの少しだけ。

 悪い事は悪い事だ。罪を犯したのなら罰せられるのが世の常であり、当然の報いだ。これを書いてるのは7日の昼だが、今の時点でもうすでに耳を塞ぎたくなるような結果が店に入っているだろう。飲まなきゃやってられん、というのも当然の心境だと思う。

 犯罪の一番厄介な点は、側にいて信じてくれていた人に対しての裏切りの点だと思う。俺だって最初はまさかと思ったし、疑いたくないとも思っていた。好き、嫌いで判断するのではなく、やはり同じ店で苦楽を共にする仲間なのだから。・・・本当に、これ以上はどうにもならなかっただろう。飲み屋でこの世の終わりを見たような顔の上司を見ているとそう思った。

 一波乱あるような気配はしていたが・・・。泣きっ面に蜂。

9月7日(火)

 昨日の夜上司に飲み屋に引っ張って行かれ散々に飲んで飲まされた。というのも6日の昼過ぎの事だ。普通に仕事していたらその上司がやってきて一言、

「今日、飲みに付き合わへんか」

 である。奢ってもらえるなら何処へでもついて行く俺である。二つ返事で快諾した。そして仕事が終わって一緒に帰るか、という同僚を断り(すいませんでした、旗魚さん)夜の街に消えていったのだ。

 二つ目の店を出た時には足元もおぼつかなかった。仕方が無いので上司が取っているホテルに一緒に泊めてもらう。まああれでは帰れなかっただろう。しかしそこで「To Heart」や「サクラ大戦2」の話で盛り上がるとは思わなかった(苦笑)。起きると朝の9:00。身支度してせっかくだから職場に顔出そうと思っていたんだけど、

「事が事だけにお前は店に顔を見せない方が良い」

 と言われ、そのまま帰宅。これが6日の一部始終である。あまり言わない方がいいんだろうけど、まあH・P上の事だし。まあ怖いもの見たさみたいなのもあったのかもしれない。店の雰囲気を思うと思い余るものもあるし。

 今日一日は頭が空っぽだった。気が付かずに牝馬をクラシック三冠ロードを歩ませていたり、マットがあるのにダンレボをパッドでやっていたり、ツメを閉じてるのにMDに書き込めないと勘違いし、またも電気屋に行こうとしたり。

 明日出勤するのが非常に怖い。みんな普通なのか!?やっぱり・・・だろうなぁ・・・。あぁ・・・。

9月8日(水)

 人々が昼下がりに人生を謳歌している中、突如として殺人鬼に襲われた。今日の昼過ぎ、東京の池袋でその惨劇は起きた。一人の若者が片手にハンマー、片手に出刃包丁を持って人々に襲いかかったのである。

 合計八人が被害に会い、二人の女性が胸などを刺されこの世を去った。犯人はその後も逃走しながら人々を襲い、さらに数人に重軽傷を負わせている。この世の理不尽を一気に背負ったような、憤慨極まりない事件である。職を失い、ムシャクシャしたのでやった。これが犯行の動機である。

 ふざけるな!テメェの根拠の無いそんな募りが人を殺して良いという免罪符にでもなるのか!?多分殺された二人は何も考えられないままに命を失ったはずだ。貴様のその愚か極まりない最低の犯行が残した傷痕は、これから先どうやっても償えるものではない。残された遺族はどんな気持ちなのか考えられないのか!?何の罪も無い、ただ昼下がりに買い物に来た通行人を、貴様はその手で刺し殺したんだ

 懲役の価値も無い。こういった常識と思考力すら持てない人間は即刻で殺すべきだ。その罪は自分の命で僅かでも償えるのなら、即刻で死んだ方が良い。

 遺族の気持ちを思うと胸が痛む。貴様にはこういった常識的な感覚は皆無なんだろう。だったら死ね!ムシャクシャして誰か殺そうと思ったんならすぐそばに自分がいただろう!どうして自分を刺さない!?生きる価値も無いんだからその場で自分を刺し殺していれば、この二人は惨劇に見舞われることも無かったんだ。

 殺人は最低の犯罪だ。人を殺したのならせめて自分も死ぬべきだ。それで償えるほど甘くは無いが、殺人を犯した人間はこの世に生きていてはいけない。

 死ぬのが嫌ならば今すぐに殺した人間を生き返らせろ。それが出来ないならば、罪を恥じて死んでしまえ。

9月10日(土)−第一部−

 俺はどうして周りに迷惑をかけてしまうんだろうか。自分の思慮の足りなさを痛感し、自己嫌悪の一日だった。一応謝った。けれどもこの件で植え付けられた不信感を取り除くのは並大抵ではないだろう。その信用と信頼の回復に努めようと思う。そう、昨日の件である。

 あの時の俺はどうかしていた。色々な事があってイライラしていたんだと思う。そうであって欲しい。今すぐ即刻で腹でも切って詫びたい気分だ。申し訳無い。こんな俺を、許してもらえるのなら許して欲しい。許してもらえないならば償いの方法を教えて欲しい。悪いのは全面的に俺なのだから・・・。

 今日の飲み会の最中、どうしてもその事が頭から離れず沈痛な気分だった。

 謝って許してもらえるならばいくらでも謝る。こんな所でしか言えない本心を、笑ってくれて構わない。

9月10日−第二部−

 お疲れ様でした。今日は旗魚さんの最後の日。いままでお世話になった恩は忘れません。まだ一人暮らしは続けるそうなので、気が向いたら(向くのか!?)職場へ足を運んでください。石を投げてあげます(笑)。

 また飲みましょうね。言いたいこともあるでしょうし、聞いて欲しい事だってあった。口では色々散々に言った事もありましたが本心ではないのですよ、本当に。あ、マジックする日は誘うんで、必ず来てください(笑)。

 これからも頑張ってください。月並みですが言えるのはこれくらい。ではまた、会う日まで・・・。

9月11日(土)

 疲れピーク。よってこれをアップした後泥のように眠ります(多分)。ところで「∀」が近頃大変面白く見れます。っていうか面白いです、これ。ちなみに私はリリ・ボルジャーノが好みです。笑うな、そこ!

 「ブレンパワード」ではクインシィかと思われがちですが、実はネリー・キムが一番好きです。いたっけそんなの?だとっ?ぶっ殺してやる!共通点はほとんど無い。なんなんだろうね。

 今日は特にこれといって何も無かったかな。うん、特に無し。部長さんのお話がありがたく(長く)て大変脚が悲鳴をあげていたくらい。あ、Newコンテンツ、よければ見てね。

 さあって寝ようっと。明日はイベント。急遽スタッフで参加してくれだって。誰なの?あのゲスト。

9月12日(日)

 もし世界の終わりが明日だとしたら、あなたは今何をするだろう。今日の読売新聞を見ていてふと思った。後悔しない生き方、というものに非常に惹かれるものがある。それは俺が常に思っている「今死んでも別に構わない」といのとは違う。俺の持っているその倫理観は、乃南アサの「家族趣味」の一編にある「デジ・ボウイ」の彰文のものと何ら変わらない。ようするに退廃的でことなかれ主義者なのだ。

 後悔しない、というのは違う。それはその人が与えられた人生の全てのエネルギーを使い果たす事の出来た人のみが実感できる一種の幸福だ。少なくとも俺の知ってる人の中でそんな高貴な人間はいない。

 俺はこれに凄く憧れる。だからせめて感じだけでも、ということでこういたひねくれた考え方をしているわけだ。確かに俺は今この場で後ろからバッサリ斬られて死んでも後悔は無い。来年のダービーが見れない、というのは後悔ではなく未練だ。

 偽善者で偽悪者の俺は、ハッキリ言って今この場で世界が終わって欲しいとさえ思っている。何もかもが面倒くさくなる時があるからだ。

 明日世界の終わりが来るのなら、俺はこの場でペットと戯れよう。俺にとって世界の終わり、というのはその程度でしかない。それ以上でもそれ以下でもないのだ。

 世界より、今ここにいる犬のほうが大事だ。

9月13日(月)

 俺の未来の何十%を決める大きな契約が、結ばれた。今日はそれに集約される一日だ。詳しい事はまた後日に改めて書こうと思う。11月に入るくらいになったら公にしても構わないだろう。

 それ以外で、となると別に大きな事は無かった。というよりも起きると昼を大きく回っていて何をやる気も起きなかったのが事実だ。ああ、マウスパッドを変えたくらいか(笑)。

 そう、今日「Winning Post4」をやってる途中で気が付いた。「イシス」がいる。「インデュライン」がいる。ようくみて見ると「アンストッパブル」がいる。何処かで見たことがある馬たち・・・。そう、シリーズの「2」にいた名馬(凶馬)たちだ。「ウィンドバレー」や「モナコマイスター」、「アトミックフェザー」や「バルバリシア」はまだ出てこないが時間の問題だろう。懐かしい〜。涙出そう。そこに「ラヴストーリー」という馬がいる。

 綺麗な名前だ。ありがちだけど(苦笑)。さすがに俺も使わなかったが・・・。で、この馬。綺麗な名前とは裏腹にえげつない。まず俺が想像するに先行抜け出し型の「綺麗な」勝ち方をすると思っていた。が、違う。スタート直後に出遅れる。そのまま後方待機(せざるをえない)、でもって直線一気で勝ってしまうから手に負えない。しかも芝レースではなくダートレースばかり。芝の上を颯爽と疾走するのではなく、砂の上を重厚に怒涛の如く駆けあがって来るのである。詐欺だ

 が、強い。勝てない。よってこいつは嫌いである(笑)。「Winning Post」シリーズの良い所はドラマ性を他製品よりも重視している点と、この名前のカッコ良さに集約される。俺はこのスタイルが一番好きだ。

 強いが憎めない。他の馬に愛情を感じられるのはこのゲームならでは、だ。

9月14日(火)

 夜明けに出歩く事が少なくなった。休みの前日は疲れて寝る事が多い。それ以外の日は次の日が仕事だから徹夜なんて到底出来ないし、出来れば睡眠時間をたっぷり取りたい。遅刻だけはしないように心に決めているから(そういった事に異様に厳しい宮本家では遅刻・欠勤などは殺人と同義の大罪である)、無理も出来ない。

 夜明けに歩くのが最高の娯楽と思っている俺は、出来ないこの状況などにストレスを感じているのかもしれない。しかし、連休となると話は別だ。その連休がもうすぐある。更新休を除くと約一年半ぶりの連休である。心も踊る。しかし月の休みの日数は決まっているので必然的に連勤が多くなる。いたしかたがない。

 多分何もしないで寝て終わる事だろう。それが今の俺に最も必要かもしれない。考え込んでいても何も始まらないし、何も解決しない。物事が動くのは思考を行動に移し変えた時のみだ。

 頑張っているのは俺だけじゃない。見知る人全てが頑張っている。みんな、同じだ。

9月15日(水)

 「じゃんけん」という偉大な文化をご存知だろうか。そう、「グー」「チョキ」「パー」の三大要素で構成される白黒のつけ方である。不思議に思った事は無いだろうか。その従順関係について、だ。

 「グー」は「チョキ」に強い。石をハサミで切ることは出来ないからだそうだ。少なくとも俺は保育園でそう教わった。なるほど。確かにそうだ。小指ほどの大きさの石をショベルカー並のハサミで切ろうとすれば切れるかもしれないとはその頃は思わなかった。

 「チョキ」は「パー」に強い。紙はハサミで簡単に切れてしまうからだそうだ。少なくとも俺は保育園でそう教わった。文句がある人はその頃の担任だった大久保先生に聞いて欲しい。普通のコピー用紙なら普通に二つに折っていった場合、51回目で長さが太陽に届く。そんなものはどんなハサミでも切れないだろうとはその頃は思わなかった。

 真打である。「パー」は「グー」に強い。大久保先生の説明によると「石は紙に包まれて負け」なんだそうだ。これにはかなり納得がいかない。包まれたからといってなぜ負けなんだろう。切れたから負け、切れなかったから負け、というのはまだわかる。だが「包まれたから負け」というのはどういうことだ。石が皮膚呼吸でもしてるのだろうか。そんな石があるのなら見てみたい。

 だいたい地球という大きな石を包める紙を俺は見たことがない。1兆歩譲って富士山という大きな石でもいい。包める紙がこの世に存在するのだろうか。謎である。

 よって「じゃんけん」は「グー」が一番強い。だからといって相手がその論法を使おうものなら「グー」で殴って終わりである。

 やっぱり「グー」が一番強い。

9月16日(木)

 口は堅い方である。というか堅い。これには自信がある。というのも今日話してる最中「そんなの言っていいのか?」みたいな事を聞かれたからである。俺の中で話す、ということはそれが俺に関係してない場合は相手の許可をもらっている、あるいは口止めされていない、のどちらかでしかない。

 もちろん良心の咀嚼の範囲でのことだ。時期尚早な話題、あるいは明らかに話すべきことではない内容については口は噤む。これは例え酒が入っても変わらない(と思う)。酒が入ると難しい事は置いといてとりあえず騒ぐ方なのでその心配は皆無といっていい。

 話したい衝動にかられることもある。ただしそれに負けてしまっては駄目だ。人と人との暗黙の了解。俺はそういった「常識」が好きだし、大事にしたい。

 それが出来ない人間など認めない。

9月17日(金)

 俺はだいたいこれを書いてる時は(というかパソコンをいじってる時は)TVをつけずもっぱらBGMを聴いている。よって書く内容はそれに左右されやすい。「ONE」や「Kanon」のサントラがかかってる最中は絶対に退廃的な、沈んだ内容であることが多い。

 菅野よう子の時は・・・難しい。「Song To Fly」の時は間違いなく沈んでいるが、「∀」の時は決してそうじゃない。「No Disk」は一転してバカな内容の時のBGMである事が多い。

 今は「殻の中の小鳥」であったりするからバカな事を書く気にはならない。だって「踵を鳴らすは石畳」がかかってる最中に「じゃんけんについて」なんて書けない(しつこいな)。

 俺がかけるBGMはこういったインストゥルメンタルが主体なので沈んだ内容である事が多い。俺だって暗い事ばかり書いてて楽しいわけないしね。ゲームの事は専用のコンテンツがあるから書く気はないし、アニメに至ってはここのところ「∀」しか見ない。ただし!「今、そこにいる僕」は要注意。衛星放送で見れないけど(苦笑)。

 さ〜て明日もお休み嬉しいなっと。さ、馬でも育てるかな。

9月18日(土)

 異常なくらい魅力的な異性、という存在に出会ったことはあるだろうか。しかもその存在と職場を共にしていたんだから俺は何て果報者だったんだろう。今の前の職場の話である。

 以前の日記に書いたような気もするが高校の演劇同好会にも同じような存在はあった。開口一番「私を好きになっても無駄だから」なんていう二次創作的な台詞をいとも簡単に口にしたあの先輩である。この先輩を知っている人はいないと思うから(例えそれが俺の昔からの連れ合いだとしても)書いた。

 ただし今から書くその女性については保証はない。というか俺がよく話すから耳にした人もいるかもしれない。そう、前の職場は(といってもやはりバイトだったが)デパートの中にある現像屋のテナントだった。フィルムを現像したり販売したりするあれね。

 その人もまたバイトでもうかれこれ二年近くその時点で働いていた。俺がその職場で今以上にやっていけたのは間違いなくその人の存在も少なからずあった。ただし自分のプライドのために言わせてもらうと、それが全てだったわけじゃない。彼女が辞めてからも一年近くは続けていけたし。

 ただ、その人は明らかに人間として一線を画していた。違うのだ。外面も内面も否定できる所が全くない、極めて完璧な女性だった。加えて学歴も「どうしてこんなとことろでバイトしてるんですか?」みたいな有名大学に在籍中で、就職活動にも全然力を入れず結局地元の金融会社にあっさり就職を決めた。今でも時々見る。

 俺の言葉の力で彼女の魅力を全て書く事は絶対に出来ない。高校時代の先輩はなんだかんだいっても「普通の人」だったのに対し、彼女は「手を出そうとするのが馬鹿らしくなるくらいの雲の上の人」だった。

 こんなこと書いてるの発覚したらどんな顔するんだろ?「恥ずかしいなぁ、もう!」の一言で片付けられそうだけど。まあ簡単に言ってしまうと好みの部分が多かっただけかもしれないな。ものすごく主観入ってるし。でも皆一様にしていう事は同じなんだけど・・・。

 これからの人生、彼女以上に「出来た」女性を見つける事は恐らく不可能だろう。諦めてはいる。

 書く事無くなったからって変な事書くな、俺も。

9月19日(日)

 実は今日は書こうと思っていた事があった。もちろん競馬の事である。しかし今日帰ってビデオを見てそんな気は失せた。物凄く良いレースだった。迫力と気迫が入り混じった一つの感動が間違いなくそこにあった。よってその分のパワーは「今週の重賞結果」に譲って本日は違う事を書こうと思う。

 今まで生きてきた中で十本の指に入るくらい辛いことがある。「卑怯者」などと言われた事も確かにショックだったし(苦笑)、一番辛い事なんて多分思い出せないような事なんだろう。で、何が辛かったか。あれはかれこれ二年以上前の事か。職場の前に献血車が止まっていた。

 俺は偽善者である。自分の何かが役に立つのなら喜んでそれを譲り渡すアンパンマン精神の持ち主である。ただし偽りのものである事に違いはないが・・・。で、このとき俺はもちろん行った。献血初体験である。知らなかったのだ、体重制限があるなんて。車内に入った俺を見て看護婦は目を丸くしている。なにがおかしい。俺の血は要らんのか!?などと訝しげに思っていたら突如四角い鉄の塊を取り出す。

 体重計じゃないか。そんなものどうするんだ。決まってる。体重を計らない体重計は人を襲う凶器ぐらいにしかならない。計った。「ごめんなさいねぇ」の言葉の意味が俺には分からなかった。献血した者のみが貰える記念品を渡され俺は車を後にした。おれは道化か?記念品を手にして呆然と立ち尽くす俺はさぞ滑稽な姿だったろう。

 ショックだった。ものすごく。人として認められていないような気がしてならなかった。俺はよく人(おもに女性)に「体重分けてくださいよ」などというがあれは本音である。心の叫びだと思ってもらっていい。「嫌味?」などという言葉は耳にできものが出来るくらい聞かされた。でも本心である。

 幼く見られることはもう馴れた。だがあれは辛かった。献血は、もう怖い。

9月20日(月)

 今非常に困っている。キャッシュカードがお勤めに出ているからだ。これは非常に痛い。あと四日もすればお給料である。いつもならば両手をバンサザイしてこの時ばかりは「ありがとう!○○○○○!!」と思うのだが、これではお給料が入ったとしても引き出せない。まさに「絵に書いた餅」である。実はこのキャッシュカードの申請に行った時(ああ、壊れただけ)、一万円だけ引き出しておいた。その時の所持金は¥2,500ぐらいだった。いくらなんでもこれでは一週間は持たない。

 俺は非常に金使いが荒い。「宵越しのゼニは持たネェ!」といえば気風はよさそうだがいかんせんただの馬鹿である(笑)。一万円で細々と暮らせば良いものを速攻で「ピクシーガーデンデスクトップアクセサリー」を買って所持金は半分だ

 さらに競馬ブックだって馬鹿にならない。¥600である。¥600あれば世界が征服できる(?)。まあ馬鹿に出来ない。そしてなにより痛いのが「お金があっても引き出せない状態」これである。ヤバイ。まあ大丈夫だろう。これ以上大きな出費をしたら俺は干からびてしまう

 だから職場の皆さん、俺が買い物しようとしたら止めてください(笑)。

9月21日(火)

 あなたはカレーライスにらっきょうをいれるタイプだろうか。今日はカレーライスだった。以上だ。

 そういえば最近悪い事が無い。言い方が悪いな。塞ぎ込むような事が無い。まあ四六時中あってもたまんないけど。今日から一人(上司になるんだけど)新たに当店に入ってこられた。いい感じの人だった。以上だ。

 今日は帰りの快速に間に合わなかったので寄り道決定。プラモ屋行脚をしてきました。といっても三軒ほどだけど・・・。そう、今無性にプラモが造りたい。ということで今月発売予定だというキュベレイを買いに行った。売り切れだった。以上だ。

 って何で発売から二日で無くなるんだ!チキショー!絶対買ってやる!

9月22日(水)

 髭である。あ、「」ではないのであしからず。そう、髭だ。あなたは週に何回髭を剃るのだろうか。週といわず毎日かもしれない。俺が毎日髭を剃っていたら肌はどうなっているのだろうか。別にどうもなってないか。

 俺は髭を剃るという習慣を持って久しくない。三ヶ月に一回行く理髪店で一緒に剃ってもらってたので、必然的に髭を剃るのは三ヶ月に一度だった。高校を卒業してさすがに目立ってきた頃、始めて髭を剃った。大人への第一歩だ(笑)。

 気持ち良かった。ジョリジョリという感触がたまらなく快感だった(笑)。今でもそうである。ちなみに電動式のものを使ったことがない。親友人知人は皆総じて「使うものじゃない」という。肌の荒れが一層酷くなるからだそうだ。なるほど。使わないでおこう。

 今はだいたい一週間に一度のペース。というか指摘されるまで剃らない(気付かない)ので実際はもう少し曖昧なのだが・・・。

9月25日(土)

 凱旋門賞。競馬を知るものにとってこのレースを知らない者はいない。たまに世界最強馬の決定戦だと思っている人間もいるそうだ。まああながち間違いではないが、最強馬という点では異論すべき難題である。一つの風潮に流されてしまいがちなのは我々の多きな問題である。

 フランスの凱旋門からとられたこのレースはしかし、芝の中長距離での欧州最強馬決定戦である。これが凱旋門賞を説明する上での最も大事なファクターだ。賞金、格、全てにおいて最高のレースである。歴代の勝ち馬には草々たるメンバーが並ぶ。

 過去に目をやると全世界史上最強馬の異名を持つシーバード。70年代の世界最強馬ミルリーフ。凱旋門賞二連覇という偉業を成し遂げたアレッジド。そしてその父であり、フェデリコ・テシオの最高傑作と謳われて止まないリボー。

 最近の勝ち馬でもウイニングチケットやべガの父でもおなじみのトニービン。神の馬、ラムタラ。そしてこの夏に急逝した80年代の最強馬ダンシングブレーヴ。レインボウクエスト、スワーヴダンサー、書き上げるときりが無い。

 日本から今年、エルコンドルパサーが出走予定である。日本の馬が出走するのは初めての事ではない。だがしかし、勝ちを意識できる馬で参戦するのは初めての事ではないかと思う。欧州に長期滞在し、凱旋門賞を含む14戦を闘ったシリウスシンボリは、一度も勝てなかった。ちなみにその凱旋門賞の勝ち馬はダンシングブレーヴである。世界の壁は、厚い。

 しかしただ願うのは無事に戦い終えての帰国のみである。もし、万が一にでもエルコンドルが無事な姿で帰ってこないようなら、例えそれが結果論でも俺は関係者を憎むだろう。俺は凱旋門賞に参戦して欲しくは無い。良い闘いをして欲しいとは思うし、出走するなら勝って欲しい。ただし怖い。ロンシャンの2,400mは東京の2,400mとは勝手が全然違う。あの起伏が激しく体力を急激に消耗するロンシャンを、彼は無事に駆け上がってきてくれるのだろうか。その姿を見たら多分、順位に関係無く俺は涙している事だろう。

 もう走らせてやらなくていい。無事に帰してやろうじゃないか。サラブレッドの仕事はより良い血を残す事だ第一だ。レースなんてものは二の次でいい。俺は臆病者の偽善者であるが、この件に関しては大手を振って喜んだりはしない。そんなのは楽観者だけでやってくれ。

 もう一度言おうか。馬は人間の所持物かもしれないが、200年もの隷属に従わざるをえなかったサラブレッドたちは、間違い無く人間なんかよりも神聖で我々は敬うべき存在だ

 他の命を勝手に左右できるほど、我々人間という生き物は偉くは無い。

9月26日(日)

 可憐に素敵メイマイ騎士団。だったと思う。可憐に素敵メイマイ騎士団。可憐に素敵・・・やめよう。滅入ってきた。このタイトルで何か分かった人は・・・う〜ん、別に何もないか。あのスペクトラルフォースの外伝である。PSで。なにかさあ、「暗黒の雷火」とか「啓ぜられた未来」とかだったらまだわかるんだけど、「メイマイ騎士団」ってなんだ!?しかも「可憐に素敵」ときた。

 っていうか「メイマイ」ってなんだ!?姪?May?舞?妹?My?ってことはないよな。よくわからんところで今日の日記。

 特に無し。とりあえずキャッシュカードが未だに届いてなかたので今日も買い物できず。新たに決まった「スタッフの取り置きは1週間まで」などという迷惑極まりない決め事を早速破る俺。しょうがないでしょ。おろしに行くのは次の休みの日。でも次の休みの日は朝から晩まで無給でのお仕事。

 ギスギスするのは傍で見ててもイライラするね。まあ勝手にやって、って感じだけど。俺らに何の落ち度も無いじゃん。他人の振り見て我が振り直せ、ってか。俺は犯罪者じゃないぞ

 それまで楽しかったんだけどな。上手くいかないもんだ。

9月27日(月)

 笑える時間を大切にしたいと思う。近頃笑う事が(以前に比べて)少なくなった。自分で意識しているつもりはない。確かに色々問題があってこう見えても悩む事が多くなったのは確かだが、それにしても以前の問題ほど塞ぎこんでるわけじゃない。

 悩み事はいい。誰だって一つや二つは抱えているものである。俺の場合はそれを表に出してしまって周りに迷惑をかけてないか、という事だ。これは愚の骨頂である事に異論はない。誰だって楽しい事だけで生きていきたいと思うのは当然だ。

 周りの人間の「大丈夫?」という言葉を突っ返すくらいの強さが欲しい。俺は弱い。弱そうに見えてやっぱり弱い。しかも周りに迷惑ばかりかけてるようでは人として失格と言われても仕方がない。自分一人で生きていけるほど世の中は甘くはないのだが、やはり・・・。

 奇妙なハイテンションの俺は要注意。そんな時が一番ヤバイ(笑)。

9月28日(火)

 フラフラッとビバップの最終巻をもう一度見た。何度見ても鳥肌が立つな、あのラストは。「BLUE」がすごい。圧倒されて涙出そうになる。二回見たのはビバップの最終巻が始めてかも。あ〜、だめだ。すっごく感情的になってる。では今日の日記スタート。

 ・・・特に無いな。うん、これといって特記事項無し。あ、キャッシュカード帰ってきた。どうでもいいか。そうそう、なんなのあの「赤茶単ワイルドファイヤデッキ」って。「欲深きドラゴン」って卑怯じゃないか?なんだあの「5マナ6/5、飛行」とかいうわけわかんない輩は(笑)。しかもそれが2〜3ターンに出現するってのはどういう了見だ。っていうかどうすればいいの?出現した直後に「ワイルドファイヤ」なんか飛んできたら投了しかないじゃん(笑)。

 俺もあのデッキ使ってたのよ、本当。でも俺の場合は「緑茶単」だ(笑)。「厳かなモノリス」、「スランの発電機」、「通電式キー」とかは一緒。それが緑の超大型クリーチャーになってるだけ。頭悪いデッキ(笑)。崩そう。もういいや。「黒単超速攻ヨーグモスデッキ」があるし(ニヤリ)。

 さ、明日からまた仕事。頑張りましょうか。