夢幻の更新記

あら〜、懐かしい〜(現在2000年3月5日)。

4月1日(木)

 今までお世話になりました。この一言が妙に恥ずかしくて、照れ隠しでしか言えなかった。社員なのに生意気な口を利いたり、迷惑をかけたこともありましたが、笑っていたあなたは間違い無く職場の華だったはずだ。

 結構、なんかみんな寂しいんだな。と思った。妙な静けさがあったのはそのせいかもしれない。仕事上は頼り無くて評判も芳しくはなかったけれど、あの嵐のような職場でよく耐えたと思う。俺だったら多分三ヶ月と持たない。

 女性の立場であの台風の目を押さえるのは大変だったでしょう。あなたの苦労は皆が分かっています。これからがもっと大変で、収拾つかなくなる恐れもありますが旗魚さんがなんとかしてくれるでしょう。(笑)

 辞める原因を俺は知らないが、これからも頑張ってください。微力ながら応援させていただきます。寂しくなったら俺があなたの家まで奴隷となって参上しましょう。(笑)アンジェのCDだって取り置いとくぞ!誰だ?学者肌のルヴァさんか?

 で、今日の日記。レジでできる事はレジ内でやりましょう。最近のようにレジが収拾つかなくなることが多々出てくるはずです。レジが嫌なら辞めてしまおう。

 その点新人さんは恐いくらいレジにいるな。(ま、それしかできないってのもあるけど)今日は新人さんが生理痛がひどく駄目っぽかった。でも、あれはよくないぞ。小さな女の子(4,5歳)に向かって、

あぁ、5年経ったら私のもの・・・

 とかつぶやくのはかなり恐い。ロリでショタで美少女ゲーム好きでYU−NOの真っ最中の新人さん。早くも周りに壁ができてるような印象を受けるが頑張ってね。

 でも俺と二人で”G’sマガジン”(最強の美少女マガジン)を読んでた姿はかなりやばかったか。

4月2日(金)

 最近、お酒を飲みに行く事がやたらと多い。今日も職場の仲間たちと飲んで食べて盛り上がった。

 俺がお酒を飲むようになったのは高校二年の頃。初めて飲んだのは高校一年のとき。バイト先の歓送迎会でだった。最初、「ああ、こんな苦いもの二度と飲むまい」と決心していたが飲んでるうちにその苦さがおいしいと感じるようになってくる。一番よく飲んでた時期が高校三年から卒業後、今のバイト先に入るまで。馬鹿みたいに飲んでた。

 今の状況では今日みたいにどこかで皆と飲む、しか飲む機会なんて無い。酒に強いほうでは決して無く、むしろ最近すごく弱くなってきている。今日だって疲れてて空腹だったとはいえ一杯目でかなりいい気分だった。前はこんなんじゃなかったのになぁとか思いながら楽しく過ごしてた。

 ちなみに俺の母親以上に酒に強い人間を見た事が無い。いや、見る事も無いだろう。まず、酔わない。俺は基本的にビールしか飲まないが、母は何でも飲む。もう、何杯でも入る。少しも乱れないし、顔色も変わらない。こっちの酒が不味くなるくらい平然と飲んでゆく。一度飲み放題の店に家族で行って、散々飲み散らした事がある。俺が瓶で何本か開けたところでダウン。ボーっとしてたら母は平気で飲みつづけていた。そして帰りはコップ半分で酔いつぶれた父に代わって運転。鬼だと思った。

 で、今日の思った事。俺は巫女さんの格好が今一番好き。次に王道の学生服。これはセーラーよりブレザー。そして弓道着。この順だ。無限蛇君のようにナース服にときめかないし、スクール水着も好きじゃない。それ以前に眼鏡ッ娘が駄目〜。駄目〜(結城比呂風に)。ベッツィーニは結局何がいいかは言わなかったな。新人さん。かわいい子だったら何を着てもいいとか身も蓋もない事を言うな!軍服が好きとはどう理解すればいいんだ?

 今の職場は限りなくベストに近いか。これに高槻の人がいたら、さぞ面白いだろうなと思う。下は恐い。混沌の世界のようだ。嫌いな人がいるわけじゃないけど(っていうかそんな人いない)雰囲気がダークカオスっぽい。

 あと、趣味が共通する人も少ない。「ブーストは左だ!」とか「眼鏡ッ娘か巫女さんか」とか「ジェニュインは風に弱かった」とか言っても誰も反応してくれなさそう。エゴなんだけど嫌だ。誰にでも入っていけるけど、やっぱり入ってきてもらうほうが楽だ。卑怯だけど仕方が無い。今は確実にいいところだといえるからね。職場が。

4月4日(日)

 今日は散髪に行きました。スッキリ。というわけで今日は髪とかの話題を・・・。

 中学に入るまでは普通のスポーツ刈り。健康少年だったからね。で、中学に入ると野球部だったので当然丸刈り。当時の写真を見ると笑えてくる。似合ってるんだ、これがまた。結局中学三年の秋までそれで、その後はどうだったかな。とりあえず短めで前を上げてた様な気がする。その時にはもう彼女とは別れた後だったから別段髪型とかは気にしなかった。(といってもグループ交際みたいなものだったが・・・)

 俺の激動の一時期はその中学三年の秋から卒業までにかたまっていて、本当に色々あった。(この辺は後日日記で書いていくと思う。嘘のような出来事もあった。注意して欲しいが俺は嘘は一切書いてない

 で、高校。一学期だけ野球部だったのでまた丸刈り。いや、別に嫌いじゃないんだあれ。洗うの本当、楽だし(笑)その直後、演劇部があることを知り、即、入部。(でも実際は同好会なんだけど)人数が極端に少なく、かつ男は俺だけといった状況なので当然すぐに主役級に抜擢される。演技力がどうのこうのという余地すらなかった。後で聞いた話だけどあの時俺が入部、じゃなく入会しなければ解散の危機にあったそうだ。それも当然。なんせ俺と、一つ上の先輩とで計五人。この人数で大道具、小道具、照明、編集作業、音響、広報、宣伝、営業(ここでは先生方との兼ね合いの事)をほとんど賄っていた。

 今考えるとかなり無茶だ。実際中止された劇も数本あるし、他の部員や委員にも多大な迷惑をかけた。でも、やっぱり楽しかった。高校生活の全てがこの活動に濃縮されているといっていい。

 記念すべき初舞台は秋の文化祭。特別に許可されたもの(同好会だから)で、場所は当時の家庭科室だったけど立ち見が出るほど好評だった。(ま、それでも三十人程度だけど)

 言ってみれば演技はどうであれプロ達がやるわけだから注目されたわけだ。で、俺の役どころ。劇の内容がパロディ版のシンデレラで、俺は王子様(演じるのは先輩。もち女)お付きの大臣役だった。

「王子様、こんなヘンピなところにあの女性などいるものですか」

 が、最初の台詞。もう緊張しっぱなし。ガチガチで(笑)。好評のまま全三回の公演をすまし、同好会ではあるがその存在が安定したものとなった。二年になると七人も入会者が増え、一気に大きくなった。(でも男はやっぱり俺だけ。かなり寂しかった)今では後輩のおかげで立派な「部」になったそうだ。

 あ、髪の話ね。そう、演劇同好会に入会したときに言われたのが

宮本君、色々やってもらうから髪伸ばして。肩を越すくらいでいいわ

 だった。もちろん反対した。でも結局勝てなくてそれでも肩に触れそうなくらいまで伸ばしてた。前は下ろすと顎くらいまであった。オールバックにして後ろは縛る。尻尾が出来てた。もう親にも友達にも不評で切りたかったんだけどこの髪でしか出来ない役とかもあって(女役とか。なんで女の人がいっぱいいるのに俺がやんなきゃいけなかったんだ)しかも好かれたいがためにやってた部分もあるので、なんだかなぁ、という思いだった。

 長い髪も嫌いじゃない。遊べるし、朝起きたら紅丸みたいになってることもあるから。(笑)

 でも、基本は短い髪。楽だし。整髪料も急激に無くならないし。

 話は変わるが彼女にするなら次こそは長く黒いロングストレート。つやつやの。激あこがれ。

 う〜わ。休みの日に書くと長いなぁ。

4月6日(火)

 あ〜幸せ。お好み焼きって良いね。また行こう。というわけで結構遅めの日記です。

 今日は何故か燃えていた。仕事に対して。女帝がいなくて「俺がやらねば」とおもったのも事実。なんせ気が付いたらバイト最年長だった。それほど仕事が出来ると自負してるつもりはないが最大限にやる気を出せば能率では誰にも負けないとさえ思っている部分もある。(女帝にも、だ

 それを実感できたのが今日の夕方以降、発注業務でのトラブル。いつもなら三時頃から取りかかる業務に大きなトラブルが発生し、結局それより三時間遅れの六時頃からスタート。さすがに残業か、と気を落としていたが考えてみれば自分の能力というか手際の良さを知る絶好の機会だと思い、時計を合わせて業務開始。

 終わってみればいつもの約1/5の時間で出来ていた。あの時の俺には神が憑いていた。

 いつもが怠けながらやっているわけじゃない。現に俺はスピードならこの業務に関してはトップだと自負している。が、危機的状況に陥ると人間能力の何倍もの力を発揮できる。それを知った。

 今日は小さな業務がいくつも重なって頭がパニックだったが全て終わらせる事が出来た。(佐川急便、もっと早く来い。来ないかと思ったじゃないか)レジに入ってくれてた人に感謝。とてもじゃないがレジに入りながらではあれだけの業務は出来なかった。

 が、これで女帝がいたらどうだったか。言われた事をやるだけで、一向に進歩はしなかっただろう。今日は良い勉強になった。彼女がいないと業務の能率が極端に違う事も知った。偉大な人だ。仕事に関しては尊敬する。

「上手に手を抜けば良い。それがバイトの特権みたいなものだ」

 と言われた事がある。違う。手を抜いた分だけ跳ね返ってくる。能力がどうであれ一生懸命にやれば絶対に結果が現れるはずだ。それが出来なければ社会にいる人間として認められない。

 でも、手を抜いた事が無いわけじゃない。結構遊び遊びやってるからね、仕事。ケジメをつけろってこと。やるときは本当別人のように仕事してる。それでいい。頑張れ、俺。

4月7日(水)

 見ない人には辛いかもしれないが、少し野球の話をさせていただく。帰ってTVを見るとプロ野球中継をやっていた。巨人VSヤクルトの一戦である。元々野球少年だったのでTV中継はよく見る。で、印象に残ったシーンがあった。

 何回かは忘れた。多分8回あたりだと思う。ヤクルトのピッチャーは川崎。ヒットや四球等でツーアウトながら二塁・三塁とピンチに陥っていた。バッターは代打の広沢。百二十球を超えていた川崎に球威は残っていなかったかもしれない。だが、一球目を外角高めにつって振らせ、二球目・三球目とボールが続いたが四球目を真ん中高めで振らせ、これでツーストライクツーボール。いわゆるピッチングカウントに持ってくる。

 ランナーが三塁にいるためなるべくならスリーボールというカウントは避けたい。だが相手は名の知れたホームランバッター。少しでも甘く入ると一発がある。点差は一点でリード。俺の予想では真ん中から外へ逃げるスライダー。逃げる球に弱い広沢だから間違いないと確信していた。もし外れてもツースリー。もう一球ある。

 が、投じた五球目はやや外目ながらも真ん中のストレート。伸びた。広沢のバットがボールの下をくぐり、空を切った。その瞬間、川崎は右手で小さく、だが確実にガッツポーズをする。

 間違い無く勝利者の顔だった。「どうだ、見たか!」多分こんな心境だっただろう。

 真剣にカッコイイと感じた。戦って、それに勝利する男。これ以上カッコイイ事なんてない。

 俺にそんなガッツポーズが出来る状況なんてあるだろうか。今後も一生無いかもしれない。夢の一つに加わる。

「いつかあんなガッツポーズをする瞬間を作りたい」、と。

 野球の結果は知らない。もうそんなものに価値は無い。このゲームの価値はあのガッツポーズに凝縮されている。あの瞬間、痺れた人は多いはずだ。本物の感動は共有できる。そう実感した。

 実は今とても頭が痛い。新人さんが早退し、(というかタイムカードを押す前だから欠勤か)かなり辛い日になった。もう夕方からはお客よりかは頭痛との戦いで、終礼の後一気にへたりこんだ。

 でもソウルハッカーズは買った。で、やった。アクセス遅い。レスポンス遅い。サターンのほうが良い。

 明日もかなり辛そう。この頭痛の種類は長引くものだ。嫌だなぁ。

 でも、日曜日は桜花賞。これを思うと一気にハイだ!桜花賞だ!プリモディーネだ!

4月9日(金)

 帰りの電車に乗っていて、缶コーヒー片手に明日の事を考えていたときだった。車両の一番前の端に座っていたのだが、ふと見ると出入り口付近の高校生が競馬新聞を広げていた。真剣な眼差しで睨み入る高校生。横の友人が「仕方ないなぁ」といった表情で苦笑していた。この辺、俺の高校生活と変わらないな、と自分も苦笑していた。

 少しすると話声も聞こえてきた。

「ふ〜ん。じゃあそのナリタブライアンは強かったんや」

「当たり前や。俺の見てきた中で最強や!」

 と、語気が荒い。彼が18歳だとして、ブライアンの三冠達成は94年。ということは中学入った時ぐらいからの競馬暦になる。かなりやりこんでる様子だった。で、彼の口からあの馬の言葉が出た。

「ホクトベガも辛かったけど、やっぱりライスシャワー思い出すと涙出るわ」

 その時の俺の表情はどんなのだったのだろう。はっきりいってライスの話題はたとえ冗談でもして欲しくない。少し思い出すだけでまだ絶対に涙が出る。俺に生きる指標みたいなものを授けてくれた恩馬なのだ。(ここで、「なんで馬なんかに恩を感じる」と思った人、そう思うのは自由だ。そして、それがあなたの価値観の限界だ

 思わず外していたウォークマンを耳に当て大き目の音量で音楽を聞いた。

 悲しいときには必ずといっていいほどライスを思い出す。永遠に消えない心の傷なんだろう。逆に嬉しいときにも思い出す。自己中心的な勝手な思い込みなんだが、それが今の、そして多分未来でも変わらない俺なんだ。

 あなたは何かに心の全てを奪われた事があるだろうか。悲しみにでもいい。喜びにでもいい。そんな経験は生きていく上で最も貴重なものなのかもしれない。

 俺はあった。1995年4月23日の京都競馬場。その時、俺はTVで見ていたが周りは何も無かった。自分の周りが全てと融合するような不思議な感覚だった。驚きと喜びとが入り混じって声すらも出なかった。

 そしてその1ヶ月半後の6月4日、同じ経験をする。京都競馬場、宝塚記念。彼は逝った。

 俺はこれからも競馬を続ける。辛い出来事は何度もあった。ワンダーパヒューム、ツインターボ、そしてホクトベガ。

 目を閉じると今でも鮮明に、色までついて思い出せるのは95年の二つのレースぐらいのものだ。

 今、競馬が好きな若い人の大半はそんな経験が無いはずだ。サイレンススズカが目立つぐらいで(しかもその悲しみは必要以上に共有化された。悲しむべき時に悲しむのは本当の悲しみではない)特に目立たない。もちろんそれはいい事だ。事故は少ないに越した事は無い。だが、絶対にそういった経験をした人とそうでない人には深く長い差がある。

 競馬好きの人が俺は好きだ。話も合うし、趣味が共通している分、話しやすい。だが、今の若い競馬ファンの大半は俺は嫌いだ。何かを見落としている。そう感じるオールドファンも多いだろう。感動の共有は個性の欠落を意味する。自分の中の本当に感動できるもの。偽りの無いもの。もし持っているならば全てを無くしてもそれだけは持っていなくてはいけない。全ての中で一番大切なものだと、俺は信じている。

4月10日(土)

 西武の松坂は化け物だ。新人がデビュー戦で9奪三振。乱闘騒ぎにも動じない。155`のMAXスピードは今後さらに伸びるはずだ。夢の160`を目の当たりにする日も近い。何十年後かには伝説になる存在だ。要注目。

 桜花賞が近い。立て続けで悪いが競馬の話。ここで初心者にも分かる桜花賞の説明。

 まず出られる資格。4歳であること。馬は数え年で年齢を積むので、ここでは1996年の春(馬は大体2月〜5月に生まれる)に生まれた馬の事。そして牝馬、つまり女馬であること。人間で言うなら高校入学の時期ぐらい。

 この二つをクリアすれば登録は出来る。で、実際出走するには賞金が必要になる。桜花賞にはトライアルレースというものがあって、特定のレースで2着、あるいは3着に入れば優先的に出走できるというもの。桜花賞のトライアルレースは3つ。3月2週のチューリップ賞。3月3週の報知杯4歳牝馬特別。3月4週のアネモネステークス。以上の3つ。前者2つは3着以内、アネモネは2着以内に入れば絶対に出走できる。

 ではそれ以外の馬達は?単純に賞金の多い順に決定する。トライアルレースに出走しなくても、賞金に余裕がある馬の場合、出走可能。例えばデビュー戦に勝利すると「500万以下」というクラスに自動的に配属される。続いて500万以下のレースに勝利すると今度は「900万以下」になるが、この時期の4歳牝馬は500万以下と「オープン」しかクラスが無い。

 ということは今の時期、2つ以上勝っている馬はオープンというクラスにいる。ここまではお分かり?

 そのオープンの中で、沢山の賞金を稼いでいる馬、例えば同じオープンのレースでも(グレード)がつくレースは賞金が高い。競馬を知らない人でも知っているレース(ダービーとか有馬記念、天皇賞等)は大体グレードのつくレースの中でも最高峰のGT(グレードワン)といわれる。

 つまり、今回、優先出走の権利の無い馬は、賞金での優先権がオープン馬は全馬。そして500万以下の馬達は抽選、という状況だった。つまり、極端な例を挙げると、1勝もできない馬も、アネモネステークスなどで2着に入れば桜花賞に出られるわけだ。

 GTは競馬の華だ。桜の舞う阪神競馬場で11日、桜花賞(GT)が開催される。まだ才能だけで走っているような馬達だが、先頭でゴールを駆け抜ける馬には栄光の未来が待っている。

4月11日(日)

 今日は一日中落ち着きませんでした。ごめんなさい。桜花賞を勝ったプリモディーネという馬、実はPOG(ペーパーオーナーゲーム)で持ってたりする。賞金の1/10をもらう計算になってるから、このレースだけで俺が¥8,900入るわけだ。

 他にも、新潟3歳チャンピオン、ロサード、職場の一部で有名になってしまったヴァイスマン(笑)。善戦するが勝ちきれないライブウィズアース等、計40頭近く持っている。

 結果を知ったのが職場の中。副店長が休憩中で、俺がたまたま休憩室に入ったらこちらを向いてニヤニヤしている。ふとみると手には小型の液晶TV。時計を見ると3時40分。哀願して見せてもらう。なんと、ジャスト!っていうか少し遅かった。直線に入ったところだった。

 画面は見えない。声だけが鮮明に聞こえる。

「さあ、残り250mを切った。先頭はトゥザビクトリー!粘りこむ体勢だ!」

「外からフサイチエアデール!エアデール飛んで来る!」

 この辺で心臓バクバク。顔真っ赤。手に汗握って何も聞こえない。さらに、

「そのさらに外からプリモディーネ!プリモディーネ凄い脚だ!一気に交わす!」

 もう駄目。失神しそうだった。見えない分、余計に興奮した。

「プリモディーネ!プリモディーネだ!福永祐一ガッツポーズ!始めてのGT制覇です!!」

 目の前が真っ白だった。気が付くと両手を振り上げて俺もガッツポーズ。横で副店長の冷たい視線。もうその後は仕事にならなかった。(でもちゃんとやるべき事はやったぞ)

 本当に嬉しかった。現実に俺の馬、というわけではないけど、やはり感慨深い。走ると思って取ったわけではない。ただ、兄のアドニスが大好きだから、その妹というだけで取った。現に父のアフリートはあまり好きではない。

 おめでとうプリモディーネ!あとはこの激走の反動で故障とかがないように。次の優駿牝馬(オークス)はさらに距離が伸びて場所を東京に移す。アフリートとトムフールなら、2,400mもこなせるはずだ。メジロラモーヌ以来、史上二頭目の牝馬三冠も夢ではない。君にはその能力とパートナーが備わっている。

 ドラマティックメーカー。競馬を総じてこう呼ぶ人がいるらしい。その通り。これ以上のドラマは人間だけの手では絶対に作れない。人と馬と、そして流れる250年以上のサラブレッドの血。これ以上の「文化」は他には無い。

4月12日(月)

 飛び休。以上。また明日からお仕事です。飛び休は好きじゃないけどお休みは大好きだ!(当然だね)

 俺の趣味の一つに散歩、というのがある。これを今の職場の面接のときに堂々と言ってのけたら苦笑された覚えがある。(その後の競馬、というのには更に苦笑を通り超えて大笑いしていたけど)で、久しぶりに朝早く起きれたので近辺を散策した。これといって新しい発見とかは無かったのだが、缶コーヒー片手に公園のベンチに腰掛けていたら、保育園児だろうか。三・四人で砂遊びをしていた。

 何故か物凄く感動した。何に?分からない。理由も無い。あぁ、いいな、と単純に思えた。

 今の俺達の世代が時代の中心となり、この日本を、そして世界を支えていく。もう耳にできものが出来るくらい聞き飽きた言葉だ。少なくとも俺はこの世界のために何かをしようなんて思ったことすらない。(今の世を生きてる自分を同情する事はある)

 だが、この子供達を見て、

「あ、この子達の将来のために・・・」

 とは思った。正直に。これが砂遊びではなくポケステやゲームボーイだったら思わなかっただろう。俺の想いなんてそんなものだ。自分があの子達の将来のために何が出来るか。そんなものは分からない。だけど、そう想う気持ちが大切なのだろう。この気持ちを忘れずにいようと思った。

 自分の子供の頃にそう思ってくれたであろう青年たちは今、俺達の世代からさげずまれている。そういう時代だから、と言われればそれまでだ。反論はしない。

 けれど、俺はそんな風に思ったりはしない。あくまで人として生きる何かを失った者以外は軽蔑したりはしない。

 俺達の世代の幸福を望んでくれた人達。必ずいる。そう思えば今の大人たちを悪く言うこともできないはずだ。

 今そこにいるあなたを育ててくれたのは両親と、そして良き大人達だ。彼らにいつか恩を返せるようになるまで、世話になろう。そしていつか、彼らの笑顔を俺達で作れるような、そんな大人になりたい。

4月13日(火)

 演技を少しでもかじった者は、田村正和の凄いところが一発で解る。今日の古畑とかはそれが最大限に生きていた。不自然さが無い。そういえる。その原因というか、なぜ不自然に思わないのか。それは、「間の取り方」に集約されるように思う。とにかくため息が出るほど、瞬間的な間の取り方の絶妙さ。次回からはそこに注目して見ると、一層面白く感じるはず。

 最近、何かに欠けてる、と妙に思う。それが何かは分からない。それほど大切なものではないはずだが、心の隅でいつも引っかかる。なんだろう。生きていく上で・・・。などというほど重要なものではないはずだ。ついこの間まであったのに、気が付いたら無くなっていた。そんな感じ。ま、いいか。書いててもわかんないし。

 視野を広くもとう。これ今日の訓示。結構大事。特に人の上に立つ者にとってはね。その才能が問われる。いかに人の心理を読みとって、適切な判断、後に指示を出せるか。Aという人の状態を考え、それに合った指示を出す。自分の下に部下、あるいは後輩がいる人、気をつけましょう。そういうの結構見られてますよ。

4月14日(水)

 競馬の第一次ブームを支えたハイセイコーはダービーでタケホープに負けた。

 競馬界史上最強馬”皇帝”シンボリルドルフは秋の天皇賞でギャロップダイナに敗れた。

 平成のアイドルホース、競馬に市民権を与えてくれたオグリキャップは宝塚記念でオサイチジョージに敗北した。

 今日は松坂の二回目の登板だった。相変わらず物凄い投手だと感じた。今日の最高速度は150キロいくかいかないか、ぐらいだったが天性の才能(いわゆる天才)を持つ、というのはああいうものだ。あの”速いカーブ”の様な高速スライダーは寒気がするくらいの球だ。

 あの球をちらつかせていれば150キロの豪速球なんて、そう打てるものではない。そしてチェンジアップ。この三球がメイン(というよりあとナックルもあるが実戦ではほとんど投げない)だが、もう反則なくらいの落差がある。

 試合は大阪近鉄に0−2で敗れたが、その名は日本中に轟いた。”天才、敗れてなお強し”と。

4月15日(木)

 祝!ソウルハッカーズシナリオ部分クリア!後はベルゼブブを倒しに行くぞ!ちなみにメンバーは主人公(直接攻撃&アイテム回復専用)、ネミッサ(ジオンガで追加効果を与える役専門)、邪神テスカトリポカ(タルカジャ&直接攻撃)、神獣カイメイジュウ(メディアラマ専用)、霊鳥スザク(飲酒で性格を友愛に変え、スクカジャ&サンダーボルト)そして造魔ペンタイア(飲酒で性格を友愛に変え、テトラカーン)の六人だ!我ながら訳わかんないメンバーだ!

 でも、真剣にここまで我を忘れてのめりこんだゲームってのは本当に久しぶりだ。サターン版と合わせると両手の指の数以上やっているが全然飽きない。新鮮感が失われない、ものすごく良く練りこまれているゲームだ。シナリオも秀逸。最後はかなりグッと来た。

 かなりの睡眠不足の状況で日記スタート!

 っとその前に・・・。俺のWindowsのゲーム借りてまだ返してない人、多分ファミリーレストランのゲームだと思うんだけど、返して。誰に貸したかはっきり覚えてないんだけどもしかして京都のカレカノのイベントでリーダー務めた人さったかな。もしそうだったら店間で送ってください。いや、やっぱ直で。あ、あとアイドルプロジェクトの特典ポスターを早く引き取ってください。以上、本日の業務連絡です。

 今日は特にありません。休みを充分に満喫させていただきました。皐月賞が近いです。すでに興奮気味。

 桜花賞の次のCMは皐月だと思ってたら天皇賞だった。相変わらずおもしろいCM。

 エバーアフターという映画が今TVでCMしてる。音楽が良い。サントラがポリグラムから。引き当てしようかな。

4月16日(金)

 現在23:30を回った辺り。食事をとって風呂に入ったら随分と落ち着いた。でもまだ目が真っ赤。何の話かって?今日の「驚きもものき二十世紀」に決まっている。見ました?見てない。あ、そ。じゃあ誰かに借りて見て。

 ホクトベガという馬。時代の一部分を駆け抜けていった、ただの牝馬、と思う人もいると思う。だが、確実に一人の人間を涙の渦に巻き込んだ事は確かだ。なぜ悲しいのか。俺の馬ではない。俺が世話をしたわけではない。涙を許されるのは彼女に関わった人間のみ、と言われればそうかもしれない。

 俺の人生の上で最も嬉しい事と最も悲しい事はライスシャワ−が教えてくれた。あの時の精神状態から言っても、ホクトベガの悲しみは遠く及ばないかもしれない。

 じゃあなぜ、そんなにまで涙を流すのか。それは、彼女が何処かにいるかもしれない、と時々思うからだ。実際はいるわけがない。彼女は死んだ。ドバイという、油しか産業の無い何の変哲も無い国で。そのことが一層、想像を膨らませる。

「彼女は今でも遠い異国で草でも食んでいるのかも・・・」

 と思うことが今でもある。甘い幻想に違いない。彼女は死んだ。もう一度自分に言い聞かせる。彼女はいない。ライスと同じ世界に旅立ったんだ。そう、死んだものにしか立ち入りを許されない、永遠が待つ場所へ。

 彼女は遠い異国で星になった。その名の通り。夜空を見上げて思い出すのは、いつも決まって彼女なのだ。

4月17日(土)

 皐月賞はナリタトップロードです。ニシノセイリュウではありません(笑)。

 今の職場で良く思われない最大の原因が「仕事に対する意欲が無い」事だと、一緒に食べに行った時、女帝はおっしゃられました。あと、常識とマナー、そして礼儀を知らない人間も。

 皐月賞はワンダーファングに頑張ってもらおう。姉にあのワンダーパヒュームがいる。今一度栄光を!

 例えば山元さん。もう最高に評判悪し。よく3ヶ月もった。そして橋口。彼は職場全員に嫌われるという「逆グランドスラム」を達成した脅威の存在。職場付近で目撃されたという証言あり。名古屋へ行ったんじゃなかったのか。

 皐月賞は例年通りの逃げ馬有利にはならないようだ。だが、馬場が渋ればワンダーファング!

 そして今の新人さん。彼女はとても山元さんに似ている。たどる形跡も似ている。与えられた仕事を終えるとそこでぱったりと立ち尽くす。これはいけない。何度も言ってはいる。「手が空いたら何か見つけて取りかかって」と。でも何もしない。挙句の果てにはサンプルCDのジャケットを見て暇を潰す。

 皐月賞は落ち着いた流れになる。べガは後ろから。ワンダーファングは先頭、あるいは2番手から。

 変な誤解を受けているようだが(情報の発信元が台風の目だけに誰も耳を貸してないと思うが)彼女に決して良い印象を持ってるわけではない。だから肩を持つつもりも無い。嫌いではないよ。何度も言うが嫌いな人など俺にはいない。あえて言うなら親父ぐらいか。だからこそ言わなければいけない。

 皐月賞は桜花賞に比べると好きな方ではない。だが記念すべき三冠ロード第一弾。ここから栄光のダービーへ。

 俺が他の人に比べて仕事が出来る、あるいはやっている、とは言わない。俺もかなり飽き性なので一つの仕事に対してすぐに飽きるけど、暇になって指示を待つ、という愚行には出ない。(というか出れない。上より下のほうが多いこの状況じゃ)与えられるほうが楽だし、安全だ。けれど、発展はしない。どうすれば何に対してどういった結果が生まれるか。それによる他人に対する影響は。そこまで考えて行動できる人も少ないだろう。結局は「頑張って」しか言えない自分が情けなくもある。全ての結果は塞翁が馬、そして自業自得。

 皐月賞はナリタトップロード、マイネルプラチナム、ワンダーファング。アドマイヤベガは末脚不発の5着と見た!

4月18日(日)

 ごめんなさい。昨日のうちにアップできませんでした。もう、思いっきり酔ってて覚えてはいるんですが、思い出したくないです。吐きはしませんでしたが(笑)。

 挙句の果てにJRでは降りる駅を3つも乗り過ごし、寒い誰もいない駅のベンチで電車を30分も待ってました。かなり情けなく、わびしかったです。ちなみに本当に田舎の駅で、自販機すら置いてません。泣きそうでした。

 頑張って吐き気に耐えながら駅を降りて、自転車で自宅まで。帰って着替えて風呂にも入らずそのまま布団に直行。さようなら。

 で、起きたら昼を回ってたりする。疲れてるのか?俺は。寝る直前、「あ、日記アップしないと。誰かに突っ込まれる」とは思ってたんですが、無理でした。(そして案の定、突っ込まれてるし(笑))

 俺、あの場で何か言ってました?変な事言ってない?半分記憶が失われてる。流石にピッチ早過ぎるよ。

 旗魚さん。結婚式には必ず呼んで下さい。半年以内ですよね(笑)。ほら、覚えてはいるんだ。

 皐月賞に関しては今日(19日)の日記で書きます。では、もう一度眠りの世界へ・・・。

4月19日(月)

 頑張って競馬コーナーを更新。見てやってください。疲れた・・・。一時間近くもそれにとられて。

 で、皐月賞。俺の予想は大外れでした。ちなみに1着ナリタトップロード、2着マイネルプラチナム、そして3着にワンダーファング。

 結果。1着テイエムオペラオー。2着オースミブライト。3着にようやくナリタトップロード。でもアドマイヤベガの惨敗は予想してたぞ!(何の言い訳にもならないが)でもワンダーファングの発想除外なんか夢にも思わなかった。これが、別にマルチマックスの弟とかだったら予想はしてたかもしれないが(笑)。

 昨日は宴会だった(正確に言うと違うのだが)。そこで思った。責任者は大変だな、と。幹事の女性、いつもザルのようにお酒を飲むのにあの時は全然。挙句の果てに場所について苦言を言われ、かなり辛そうだった。でも、前回と場所

 何かを言われたのだろうか。終始ダークだった。酒よりも煙草。何かイライラしてた感じ。店長。途中で席を空ける。十分以上。あの間が物凄く気になる。ま、店の責任者にクレーム付けに行っただけなんだろうけど。

 俺は素直に楽しんだ。みんな酔うと人格変わる。俺は笑い上戸になるだけ(多分)だけど、かなり違った一面が見れて面白かった。またやりたい。

 さあ!5月2日は俺の二番目に好きなレース、天皇賞(春)だ!木村拓哉、カッコイイぞ(笑)

4月20日(火)

 体調不良は仕方が無い。だが、相手に気を使わせすぎの感もある。不機嫌に見えるんだ。あれはいけない。レジには極力入らない様にした。辛いだろうし。礼を言え何て言わない。だけどもう少し、機嫌良く振舞える事くらいは出来たはずだ。不機嫌な人間が仕事をする上で一番嫌いだ。伝染する。不機嫌な要素を振りまくくらいなら出勤しなくていいと思う。キツイ言い方かもしれないが、少なくとも俺を始め全員が思っている。早く気付いて欲しい。

 今日は本当に眠かった。というか今もかなり眠い。もうこれアップして少ししたら快楽の世界へ旅立とう。

 で、今日面白い話題で盛り上がった。子供、の問題。欲しいですか?子供。もちろん自分のね。俺は要らない。はっきり言って一番要らない物だと思う。俺はね。核ミサイルのブラックボックス並に要らない。でも議論した後の二人の人は欲しいといっていた。分からない。確かに自分の血統を残したいとは思う。ま、育児が嫌なだけなんだけど。で、議論の結果、女の敵という素晴らしい称号をいただきました。女性に対してかなり失礼な発言をしまくってたから。馴れてるけど。チキショー!ZABADAKのCD早く持って来いよ。かなり楽しみにしてたのに!

 損をするのはいつも女、と言っていた。まあ、確かに。リスクは男の比じゃない。俺は出来てしまってら間違い無く逃げる。手をついて謝る。で、生むに至る行為は嫌いだけど、子供は欲しいと言っていた。ちょっと待て。電池が無いと時計は動かないぞ。その考えは間違ってる。

4月21日(水)

 ギリシャ神話のヘパイストスという鍛冶神をご存知だろうか。言い方を変えれば分かるかもしれない。ギリシャ神話の数々の神の中で最も醜い姿の神である。

 何か、急に人を好きになるって良いなあ、と思った。職場の人の話を聞いていて素直に羨ましいなあ、と思ってる自分がいた。彼女が欲しいわけではなくて、ただ誰かを好きになりたい。ただ、今の俺にそんな余裕なんて無いし、期待も出来ない。そんな事を友人に話していたら、なら職場の誰かを好きになればいい。とあっさり一蹴されてしまった。それが出来れば苦労なんてしない。

 ヘパイストスはオリンポスの最高神ゼウスと、その姉にして妻、ヘラとの間に出来た。だがその醜悪さに怒ったゼウスは一度彼を地上に落とすのだが、後日その行為に後悔し、娘であり愛と美の女神でもあるアフロディーテを妻にとらせた。

 もちろん嫌いなんかじゃない。ただ、好きなタイプに合わないだけか。納得。

 でも、彼女が出来たら出来たで辛い事とか嫌な事もあるから、どうともいえない。隣の芝生は青いからさ。

 俺はヘパイストスの様にはなりたくない。同情で与えられる愛なんて欲しくない。

4月22日(木)

 もう、何もかも嫌になる、という思いを久しぶりに味わった。真剣に辞める事すら考えた。今が何も無い、慌ただしくもない普通の時期だったら多分、辞める決意が出来ていた。

 体調を崩した人がいる。仕方が無い。あなたは仕事のやりすぎだ。もう少し自分のことを考えても良いでしょう。確かに副店長が休みであなたにも急に休まれてしまうと辛い事は確かだ。現に朝の新譜の処理にいつもより時間がかかった。俺も一度倒れた事があるから(腸炎でしたが)分かるつもりだ。自分のせいで店の人に、色んな人に迷惑をかけてしまうという罪悪感。それすら失ってしまったら・・・。

 置かれた状況を考えろ。もう命令形で言ってもいいだろう。いい加減にしろ。する事が山ほどある。手伝ってもらおうにも社員は社員の仕事があるし、俺には俺の仕事がある。結局何も出来なかった。気が付いたら閉店。もうどうにでもなれ、と始めて思った。

 こんな俺でも今の時期はいる方が少しは役に立つだろう。だから今日、明日には辞めるつもりは無い。でも、この時期(いわゆるバンダイ新譜の発売日)を越えると、今の心境なら辞めたって構わない。職場に嫌気が差したのは二つ前のバイト先以来だ。もちろんここでは始めてだが。

 今の職場に学生はいない。社員を除くと全てフリーターだ。俺より年上の人ばかり。なのに何故、周りに注意がいかない。周りを見ることが出来ない。

 今日はもう泣きたい気分だ。昼から頭痛が激しく、かなり危なかったがなんとか乗り切れた。もうこんな思いはしたくない。頑張ろうよ、みんな。頑張ってるのならもう何も言わない。俺は辞める。

 次のバイトは本屋さんがいい。本に包まれた仕事がしたい。

4月23日(金)

 今日はお給料日だったりする。ということで恒例の商品引き取り大会を(なんだそりゃ)やろうと思ったんだけど、計算すると4万以上になった。嫌だ!誰が一気に引き取るか!なら取り置くなよ>俺。

 その大半がLDになるけど(5巻から昨日発売の8巻まで。計4つ。一つ7千円、計3万弱)非常に後悔。物欲に負けたBOX付きの1巻を購入した時点から俺の後悔の旅は始まっている。

 で、今日引き取ったのがlainのNEWサウンドトラック「BOOTLEG」と、F・F[のマグカップ。結構お気に入りだったりする。そして「蒼き神話マルス12巻」以上。あの、マルス取り置いてくれるのは非常に嬉しいんですけど、入荷したら言って下さい(泣)。発売してるなんて知らなかった。

 お好み焼きおいしかった。後はお酒の力も必要かな。もう少し腹を割って話しても良かったかな。でも、ある程度の事はぶちまけたかな。(そんな大層なことでもないけど)

 明日も何か引き取らないとそのうち怒られるだろうな。客の取り置きに不快を感じる俺にそんな資格なんて無いね。

 明日は戦場になりそうな一日。

 業務連絡。油さん、マジックやろうって攻略本さんが言ってます。休みの予定とか教えてください。以上!

4月24日(土)

 予想通り親の敵のように忙しかった。でも、終わった後に充実感がある。良い一日だった。これで一昨日の事が無ければ最高に燃えた一日だった。

 で、今日は競馬より辛いであろうマジックの話。分かる人だけ分かってください的。

 「デュエルファイター刃」の2巻に第六版のカードリストがあります。で、一番始めに思ったこと。

 十字軍があって、不吉の月が消えた、という事。何故?でも、ボガーダンの鎚があった。ラッキー。マローも(笑)。吸血の教示者とか、霊感とかもあって何か嬉しさひとしお。でも入荷しない。何故?前副店長が発注し忘れてるのかも。スゲー嫌な予感。極楽鳥やハルマゲドン、神の怒りや地震等のお約束は当然収録。欲しいなぁ、ジョークルホープス(笑)。

 で、ルールが大幅に変更(というか考え方の入れ替え)されて何か結構初心者に解り易くなってます。第四版の頃から始めた俺にとっては涙モノ。嬉しくて。誰か始めないかなぁ。今、職場でやってるの俺と攻略本さんだけだし。面白いと思うんだけど、引いてしまう理由もわかる。まず、金がかかる。尋常じゃないほど。あと、やっぱり正面きって、

「俺、マジックやってます。最高ッス!」

 とはさすがの俺でも言えない(笑)。後ろめたくなる気持ちもわかるしね。でも、面白さはそれこそ尋常じゃない。ファンタジーが好きな人、戦略SLGが好きな人なら必ずこの面白さはわかるはず。

 職場でも再燃中。そろそろデッキの作成に取りかかろう。目指せ最強の犬デッキ(笑)。何を入れる?ジャッカルの仔や溶岩の猟犬や雑種犬の群れやツンドラ狼(←犬ですらないじゃん(笑))か?何色になる。頭痛い。

 昨日と今日の仕事上違った点。それが俺の一つの答だろうな。

 Bug−Bug、持っていくからね(笑)。

4月25日(日)

 久しぶりにK−1なるものを見た。おもしろいかなぁ。昔に少し見ただけだから覚えてないけど、もっと血沸き肉踊る、みたいな感じだと思ったんだけど・・・。あんなものか。というより興味無いからどうでもいいや。

 ウザい。何か今日一日何もする気が起きなかった。起きると正午近く。今日は競馬に行こうと決めていたのに結局行かなかった。第一レースからすべて見るタイプの人だから、朝から出ないと嫌。まあ、すぐに出てればシルクロードステークスぐらいは直に見れたんだけど。

 で、今日一日デッキの作成。でも仕上がったの一個だけ。ちなみにDeadry Incect(6/1、呪文や能力の対象にならない、アライアンスの緑)にエンチャント移動(青のソーサリー、ウルザズサーガの青)等で先制攻撃を付けるという何も考えてないただの趣味デッキでした。あ〜、マジックやりたい。

 PSのTo Heartを少しやる。堀江様のお声を拝聴して約十分で終了。何やってんだ>俺。

 BOOTLEGのデータを少しいじって遊ぶ。約十分で飽きる。女帝に借りた同人誌を読む。面白かった。

 今年の桜花賞のビデオを再び見る。やったね、プリモディーネ。続いて95年の桜花賞から主要レースを見入る。やっぱりファイトガリバーの末脚は物凄かった。寒気がする。天皇賞で涙が出そうになって、宝塚記念は飛ばす。サクラキャンドルのエリザベス女王杯や風を嫌がる有馬記念のジェニュインが懐かしかった。大好きだよアジュディケーター。

 机を整理していたら中学時代の原稿用紙約80枚を発見。恥ずかしい思いをしながら読んで、大後悔。なんだあれ。即、破棄。さようなら俺の淡い思い出。

 夕方に近所を散策する。自販機の好きな缶コーヒーが売り切れで気分を害して中止。帰ってソウルハッカーズに没頭するもコペルニクスで大天使メタトロンが一向に造れない事に腹が立って終了。

 結局H・Pの更新はいつもと変わらないこの時間(日付変更前後)。あ〜あ。せっかくの日曜の休み、有効な使い方が出来ない俺って一体・・・。

4月26日(月)

 ああ、体の節々がすでに痛い。明日は筋肉痛決定。始めてダンスダンスレボリューションなるものに挑戦。それ以前にビートマニアシリーズやギターフリークスはもちろんああいったリズム系のゲームをやった事が無い自分が恥ずかしかった。

 で、感想。最高。もう、めちゃくちゃ面白かった。あんなに楽しいものなんて知らなかった。もちろん最初は(というか今もだけど)全然上手くいかなくて訳わかんなかったんだけど、3回目くらいからもう体が勝手に踊る踊る(笑)。

 汗かきまくった。あんなに熱いゲームも珍しい。帰ってシャワー浴びて上がった後のビールの美味しかった事。もう極楽の境地って感じでした。帰りの道の一部が矢印に見えるほど重傷。あれで一回¥200もとらなければ毎日通う羽目になりそう。でもプレイステーションのを買ってまではいらない。あと本当に高い。何回も遊べない。

 でもビートマニアと直結してるのはおもしろい。ちなみにビートマニアも初体験。難しいけど楽しかった。これでギターフリークスとも直結すればなんと六人同じプレイ!うわ〜、想像しただけで楽しそう。

 変な突っ込みは入れないように!わかってても見逃そう(笑)。

4月27日(火)

 今日久しぶりにマジック購入。一日良い事無いなと思ってたら買った中に「Mox Diamond」が入ってました。今日一日の運はここで使い果たしました。時価一枚¥2500。ラッキー。

 はあ。思わず溜め息が出るくらい職場の雰囲気が暗くなってきている。原因が分かっていても対処の方法が分からなかったりする。嫌なんだ。暗いの。たとえそれが体調不良が原因でも空元気ぐらいは出せるはず。若いからかな。周りが見えてないんだろう(というか俺と一つしか変わらない)。

 で、辞める意思みたいなものを少し感じるようになった。少なくとも次回の更新時にスッパリと決まると思う。

 職場の求人募集が始まって、問い合わせが殺到する中、彼女は自分の次の人、と思ってたんじゃないかと思う。実際はそうじゃないんだけど、そう思っても(思われても)不思議じゃない。

 もうここまで来たら頑張れ、とも言えない。働く態度がよろしくない。サポートに回るのもかなり疲れる。

 俺は自分の事で精一杯だし、はっきり言うと彼女に構ってる暇も無い。今日だって仕事の半分も進まなかった。それでも彼女によくしたり、話しかけたりするのは「やる気」があったからに他ならない。でも、最近はそれすら無い。退廃的な、ことなかれ主義者の様な雰囲気だ。そんな人間にあてがう俺の時間なんて無い。

 もう少し自分の置かれた立場を認識して、回復する努力をして欲しい。期限は後約2ヶ月。

 その間に、職場で認められるか、去っていくかが決められる。その事に付いては頑張れ、と応援はしている。

4月28日(水)

 時間にルーズな奴は大嫌いだ。全く。いい加減にしやがれ。俺はお前と違って色々あるんだ。おかげで一つの予定が水泡に帰した。この代償は大きいぞ。覚悟しておけ。

 で、ビバップの「Blue」を聴きながら日記スタート。店で何十回と聴いてるはずなのに聴いてしまう。

 俺は汽車だ!俺はトラックだ!俺は飛行機だ!という事で日曜日は天皇賞。この日と菊花賞の日は絶対に休みをいただきます。くれないなら辞めてやる。上司の承認済だ。

 決められた道をただ進んでるという実感がある人。君は幸せだ。本当に。道を進むより道を造っていくほうが辛く、苦しいに決まっている。俺はどっちだろう。さあ?

 進むべき道はもちろん、一方通行。Uターンなんか出来ない。標識も無ければ信号機も無い。その標識や信号は君が造る。そして、それが正しかったかなんて誰にも分からない。ふと振りかえって過去の自分を見つめてみれば、ある程度は判別できるかもしれない。でも、それが十分後には違った見方が出来る、という事だってあるはずだ。

 道を造りながら進んで行くか。それとも、あらかじめ造られてる道をただ進んで行くか。もう一度自分という存在を見つめなおしてみよう。何かが見つかるかもしれない。進むのはその後だっていい。

 立ち止まってみよう。そして、考えよう。それから、進んでいこう。進むべき未来は、自分で決めよう。

4月29日(木)

 案の定、起きたら昼過ぎだったりする。朝起きて色々やろうと思ってたんだけど無理でした。でもって母に付き添って電気屋さんへ。荷物持ちで。ああいった店へ行くのは楽しいね。MDも思ってたよりも安かったし。案外夏までには買えそう。

 今日もデッキ作成に費やした一日。明日は職場の友人との決戦。久しぶりで何か新鮮。でも作れたのは半日かけて二個だけ。あと黒色単色とトリコロールくらいは作りたかったんだけど・・・。

 今日が休みで明日、明後日と仕事で日曜日がまた休み。だって天皇賞だもの。この日ばかりは京都へ出向かないと。朝から行ってヤキソバ食べて(笑)、パドックで馬に惚れてレースで熱くなって気が付けばメインレース。今年の春の天皇賞。物凄いレースになるのは間違い無い。TVでもレース速報でもいい。見て欲しい。失われつつある勝負という概念が伝わってくるはずだ。

 競馬の真髄は長距離戦にある。最強馬は長距離で決まる、というのが俺の持論。よく古風だって言われるけれど。もちろん短距離のスピード決戦だって好きだ。およそ一分で決着するスプリンターズステークスも好きなレースの一つだし。

 でも、最強、というのはイメージ的にやっぱり長距離馬。あのメジロマックイーンだって非凡なスピードを有していた。ビワハヤヒデも、ライスシャワーもしかり。

 春の最強馬決定戦。淀(京都)の3,200mという長距離戦。これで快晴だったらいう事無し。

 俺にとっての春の最大イベント。そして、俺に競馬を教えてくれた記念すべきレース。

 五月二日は春の天皇賞!

4月30日(金)

 今日の快適指数はかなり高かったです。職場の。というか彼女一人で職場の雰囲気が変わるってのもどうかと思うんだけど、まあ機嫌が良くてよかった。いつもああいった感じなら好きなんだけどなあ。今の職場、朝機嫌が悪い人が何人かいるからよろしくない。駄目だね、周りに気を使わせてしまう人って。(俺もか?)

 ダンレボがおもしろ〜い、です。なんとかレベル2〜3まではクリアできるようになりました。が、上手い人はとことん上手い。反吐が出るくらい。見てると嫌になってくる。なんであんなに上手いんだろ。わかんないや。

 今日、新人さんに原画集を見せてもらって「コ・コ・ロ」というゲームを購入する事に決定。ああ、何か久しぶりに絵に魅入られたゲーム。ゲームを絵で買うことは少なくなったんだけど、今回は買わせていただきます。ええ、やおいがあろうとなかろうと。(やおいって平仮名?片仮名?漢字?)

 ああ、ダンレボが上手くなりたい。せめて安くしよう。¥100にしよう。なら毎日でもやる。上手くなってやる!